埼玉在住の登山初心者夫婦による日帰り登山中心の旅日記

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まだまだ初心者ですが……

やまおとこ

日帰りの登山日記です。行った山の数が少ないうえ、びびりで体力のない二人の山行ですが、これからハイキング的な山登りをされる方の参考になればと思っています。

爽快!残雪交じりの「四阿山~根子岳」で稜線歩きを満喫(^-^)

四阿山~根子岳

5月12日(金) 晴れのち曇り
所要時間7時間30分(うち休憩60分)
歩行距離:約9.5km 標高差…762m(累積標高差1030m)
菅平牧場登山口→東屋→根子岳→大隙間→四阿山・根子岳分岐→四阿山→四阿山・根子岳分岐→中四阿→小四阿→四阿山登山口→菅平牧場登山口

5月中旬に登ると新緑と残雪のコントラストがきれいという記事を読み、四阿山~根子岳に来てみました。

ストリート・ビューがかなり手前で終わっているので今回はふつうの地図。「菅平牧場」の表記が二つありますが、地図中段やや右にある直線道路の突き当りのほうに駐車場があります。この直線道路に入るところに料金所があり、下山時に入山料200円を払います。

駐車場

朝6時半頃到着。大きい駐車場が全部で4つあります。この日は平日なので登山口に一番近い駐車場に停めることができました。先客は4台ほど。さっそく準備に入ります。

看板

看板を見てルートを確認。この日は根子岳から登ります。

登山届ボックス

登山届ボックスは看板横にあります。私たちは今回ネットで提出済み。

丘の木

歩きはじめて10分で早くもいい感じ(⌒-⌒)

階段

地味にきつい階段をしばし登ると……。

東屋

東屋に到着。

東屋からの景色

東屋からの景色。ダケカンバの森がきれいです。

案内標識

案内標識はあまり多くはないです。道迷いする箇所自体が少ないからでしょう。

岩場の急登

ガイドブックでは「初級」なんて書いてあったのですが、そうなの?って思うところもちらほら。

根子岳までの直登

根子岳へ向かう終盤の直登。心地好い坂ですよ^^;

平原のような場所

とても気持ちいい平原のような場所で小休憩。

頂上間近

構築物が見えてきました。あと少しで根子岳山頂です。

根子岳山頂1

根子岳山頂に到着!

根子岳山頂2

360度の大展望です^^

祠と四阿山

祠と四阿山。

緑の稜線

本やネットで見た、このなだらかな緑の斜面を見ながら稜線を歩きたかったんです(^-^)

下から見る祠

四阿山へ向かう途中、ふり返って根子岳山頂を見てみました。きれいです。

美しい谷

とても個性的で美しい谷だと思います。

小根子岳

四阿山に向かう途中、根子岳の奥に見えたこれが小根子岳でしょうか。

鬼遊びの庭

いくつもの奇岩が現れるこのあたりは鬼遊びの庭と呼ばれるそう。

モアイ岩

モアイのような巨岩の脇を進みますが、ここはかなり危険な場所でした。

モアイ岩の裏側

モアイ岩と巨岩の間を抜けるとここへ出ます。写真だと右側の岩につかまりつつ手前に歩いてくるのですが、見た通り左側は完全な崖で落下すればただではすみません。「初心者向け、危険個所なし」と書かれた本やブログ等もありますが、ここはかなりの危険個所だと思います。

奇岩を越えて

さらに雪の積もった奇岩の上を行きます。

奇岩の脇を

越えられない奇岩は脇道を抜けて。

稜線と四阿山

巨大な奇岩を抜けるときれいな稜線と四阿山がドーン!

稜線下り

雪交じりで若干ぬかるんでいる稜線を下ります。

鬼遊びの庭と稜線と四阿山

鬼遊びの庭と稜線と四阿山のコラボ。色合いがきれいです(⌒-⌒)

最後の奇岩群

最後に特徴的な岩の集まりがあって、ここで奇岩群とはお別れ。

濃い緑の木

黄緑の山肌に濃い緑の木が映えます。

根子岳が遠くに

だいぶ根子岳が遠くなりました。それにしてもきれいな山肌です^^

雪道

四阿山への道は残雪があるとは知ってましたが、その量は少し予想以上でした(;^_^A

距離が減らない

歩みが遅くなり、残りの距離が全然減らないのです…^^;

急登の雪道

しかもかなりの急登。一人いた先行者の足跡をたよりに歩きます。

雪道脱出

なんとか雪道を脱出!

根子岳・四阿山分岐

根子岳と四阿山の分岐地点に来ました。ここはかなり開けています。

虹?

ここで同行者のみーさんから「虹!?」の声。えっ?どこどこ。

環水平アーク

虹は頭上はるか遠く、空の中にありました。帰宅後調べたところ、これは環水平アークと呼ばれる大変珍しい光学現象。大気中の氷粒に太陽光が反射して屈折し、太陽の下方にほぼ水平な虹が見えるものです。太陽高度が58°以上の時にしか出現しないらしいです。こんなものを見ることができるなんて感無量(⌒~⌒)

日暈(ハロ現象)

虹の上に目をやると太陽の周りにはリングが!

杉林

これは日暈(ハロ現象)と呼ばれるもの。太陽や月に薄い雲がかかった際にその周囲に光の輪が現れる大気光学現象だそうです。上の写真は太陽が円の線上にあり、下は円の中心にあります。時間とともに変わるようです。

いざ四阿山へ

頭上に二つのレアな自然現象が起きているなか、正面に鎮座する四阿山を目指します。

雪の直登

山頂直下の雪道でポーズをとるナミさん。元気です(笑)。

四阿山頂上

着きました。四阿山登頂成功!

根子岳

根子岳が見えます。あそこから歩いてきたんですね(⌒-⌒)

大展望

根子岳同様、360度の大展望です。

浅間山

頭上に環水平アークをいただく浅間山(^-^)

下山開始

頂上で景色を満喫して下山開始です。

分岐を中四阿方面へ

下山は中四阿、小四阿方面を行きます。このケルンはさきほどの根子岳・四阿山分岐を少し行ったところ。

中尾根

中尾根から小四阿へ。

雪の斜面

下山序盤は雪がたくさんありましたが、アイゼンは必要なかったです。

中四阿

中四阿が見えてきました。

中四阿に到着

中四阿に到着。

尾根歩き

尾根歩きが気持ちいい(^-^)

小四阿

小四阿の向こうに根子岳。

ガンバ石

逆回りの登山者を励ますガンバ石^^

沢渡り

沢渡りは一か所。前日に整備の方が丸太橋をかけてくれたそうです。感謝m(_ _)m

四阿山登山口

下山開始から約2時間半、中四阿経由、四阿山登山口に到着。あとは舗装路を10分歩けば菅平牧場です。お疲れさまでした^^

ソフトクリーム

帰りは菅平牧場でソフトクリームをいただきました。雪が残る美しい緑の斜面。それを眼下に収めながら優美な稜線を歩く…。花や紅葉もいいですが、新緑のこの季節に来てもいい山だと思います。珍しい自然現象のおまけ付きでとても贅沢な山歩きとなりました。

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