埼玉在住の登山初心者夫婦による日帰り登山中心の旅日記

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まだまだ初心者ですが……

やまおとこ

日帰りの登山日記です。行った山の数が少ないうえ、びびりで体力のない二人の山行ですが、これからハイキング的な山登りをされる方の参考になればと思っています。

賢治も登った百名山~花の宝庫・早池峰山を行く~

早池峰山メイン

6月23日(金) 晴れ
所要時間4時間20分(登り:2時間10分 下り:1時間40分 休憩:30分)
小田越登山口→五合目→早池峰山
(帰りは来た通りのルートを引き返す)

氷河期の苛酷な自然環境を生き抜いた高山植物が今なお姿を見せる花の名山。柳田国男の『遠野物語』に登場し、宮沢賢治が好んで登ったことでも知られる山。前日の栗駒山に続き、この日登ったのは北上山地の主峰・早池峰山です。

早池峰山を小田越登山口から登るにあたりネットで情報を集めると「小田越登山口に駐車場はないので、その前の河原の坊駐車場に停めてください」という書き込み、情報をよく目にします。しかし河原の坊駐車場から小田越登山口まではアスファルトの細い車道を45分歩かなければなりません。たしかに小田越登山口に駐車場はありませんが、小田越登山口から少し宮古市側へ走った薬師岳登山口前には駐車場があり、さらに近辺には数台分の駐車スペースもあります。道幅の広いところには迷惑にならないよう路上駐車している車もあります。ここからなら徒歩10分程度で小田越登山口に行けるので、こちらの駐車場を利用しました。

写真1

朝7時半に小田越登山口到着。目標の早池峰山が見えてますね(^-^)。写真左の登山届ボックス内にある登山者名簿に書き込んでから登山開始です。

写真2

序盤は樹林帯。木道が整備されています。

写真3

頂上の避難小屋のトイレもそうですが、この山では携帯トイレを専用ブース内で使用する形式なのです。携帯トイレは登山口前の小屋で販売されています。

写真4

30分ほど歩くと周りの木が低くなり、視界が開けてきます。

写真5

そして木がほとんどなくなり早池峰山の全貌が。

写真6

かなりの急登ですが、事前に調べたところによると五合目以降はさらに厳しくなるみたいです(;^_^A

写真7

新緑と岩の対比が美しい^^。ちなみにこの岩ですが、茶色っぽいのは蛇紋岩です。雨に濡れていなくても滑るので注意!

写真8

天に向かって歩く感じ。

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梅雨の合間の晴れだったからか、平日にもかかわらずたくさんの人が来ていました。

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写真中央から右上のところに、スタート地点付近の小屋が小さく見えます。

写真11

宮古方面の景色もgood!

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山道には〇合目という標があり、五合目までが一区切りとのこと。それ以降はどうなっているのでしょうか…。

写真13

今まで登ったどの山よりも立ち入り禁止のロープがきっちり整備されている印象でした。それもそのはず…

写真14

こういう種類豊富な美しい高山植物を保護するためだからです。早池峰山の高山植物は天然記念物にも指定されています。写真下段中央はヨーロッパアルプスに咲くエーデルワイスにもっとも近いといわれているハヤチネウスユキソウ。

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このように群生している箇所もたくさんありました。

写真16

引き続きロープで仕切られたガレ場を登っていきます。

写真17

斜面の角度はかなりのものなので、ゆっくりゆっくりです。

写真18

このあたりに来ると、どこを見渡してもいい景色ばかりです(⌒-⌒)

写真19

遠くの稜線がきれい。見づらいですが目の前には白や赤の花が群生しています。

写真20

登山口からずっと頂上のように見えていて、目標にしてきたのがこの岩山。しかし時間的にまだ頂上は早いし五合目の標も見てないので、この奥にさらに一山あるんですね(;^_^A

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やっぱりまだ先がありました(;^_^A。けれど疲れも吹っ飛ぶ景色です。

写真22

一山越えたここが五合目。

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五合目はひと際大きな標があります。

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早池峰山の五合目付近は景色の美しさで有名なんです。

写真25

上を見てもきれいなんですが…

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見下ろしたときの景色がいいとか。確かにきれいです(^-^)

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五合目を過ぎるといよいよ野性的な山容に。

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吸い込まれそうな急勾配。油断したら危ないです。

写真29

そして、小田越コース名物のハシゴ登場!

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ひえ~、怖い。下を見ないように三点確保で(;^_^A

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一つ目のハシゴをクリアしたら二本並んだ第二のハシゴ出現!ガチガチになりながら仲良く登るみーさんとねこ実(笑)。

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ハシゴをクリアしたら蛇紋岩の上を歩きます。滑るので注意。

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宮古方面の山々は目線より下に見えるようになりました。

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一番上の稜線が見えてきます。

写真35

剣ケ峰との分岐。迷わず頂上方面へ。

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頂上の避難小屋が見えてきました。あまりの爽快さにバンザイも出てしまう(^-^)

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頂上付近は広い平原のようでした。

写真38

岩山の上に小屋があるんですね。

写真39

歩くこと約2時間、頂上に到達です!

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恒例の記念撮影。落ちていた看板を手に持って撮影です。

写真41

頂上の様子。そこそこの人数がくつろげるスペースがありました。写ってないですが右側には10人ほどの団体さんもいます。

写真42

頂上で休んでいるとサーっとガスが登ってきたり。2000mに満たない山なのですが、それを優に超える雰囲気がありました。

野性的な山容の中に高山植物が咲き誇り、信仰や民話、伝説でも知られる東北の名峰・早池峰山。やっぱりいい山でした(⌒-⌒)

写真43

帰りは花巻市の霊湯・東和温泉に寄って帰りました。高速のICが近いので関東方面に帰る方にはおススメです(^-^)

花と緑と安らぎの湯→花巻東和温泉

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