埼玉在住の登山初心者夫婦による日帰り登山中心の旅日記

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まだまだ初心者ですが……

やまおとこ

日帰りの登山日記です。行った山の数が少ないうえ、びびりで体力のない二人の山行ですが、これからハイキング的な山登りをされる方の参考になればと思っています。

鳥取 大山~一度は行くべし!紅葉の伯耆富士(⌒-⌒)~

北岳メイン

11月2日(金) 曇り時々晴れ(山頂付近はガス)
所要時間7時間30分(登り:3時間 下り:3時間 休憩:1時間30分)
歩行距離:8.01km 標高差:938m 累積標高差上り:1119m 下り:1122m
南光河原駐車場→夏山登山口(南光河原側)→行者谷分かれ→六合目避難小屋→石室分岐→大山弥山山頂→山頂避難小屋→石室分岐→行者谷分かれ→元谷小屋→元谷堰堤→大神山神社→大山寺→南光河原駐車場

↓当日のルート↓(Google マイマップの実際に歩いた軌跡)

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[登山口までのアクセス]
・今回停めた駐車場は登山口にもっとも近い南光河原駐車場。60台弱停められます。平日朝6時で6~7割埋まっていました。前夜泊の人も多いようです。
・南光河原駐車場が満車でも、近くには約70台停められる下山駐車場があります。
・登山口は二つあり、下山駐車場から近いのがよくネットやテレビで見かける大きな登山口で、「一木一石運動」 の石が置かれています。南光河原駐車場からすぐの登山口(今回はこちらを利用)から入ってもすぐに合流します。
・登山口までの道路は車線のあるふつうの道です。

[コース状況メモ]
・登りに使った夏山登山道は山頂付近まで階段で、危険個所はありません。
・下りに使った大山寺、元谷を経由するルートも危険個所はほぼなし。絶景ポイントの北壁はこのルートから。
・短時間で登るなら夏山登山道ですが、紅葉の素晴らしさは断然、大山寺~元谷経由のルート。真下から北壁を望めるのもこちらのルートです。

昨年、登山口まで行きながら悪天候のため断念した鳥取の大山。いつかは登るぞと思いつつ1年半が経った先日、ひょんなことから再挑戦の機会がやってきました(^-^)

南光河原駐車場です。58台停められるとのこと。トイレもあります。左側の橋をわたったところにはモンベルが。人気の山なので平日でも満車になることもあります。その場合は近くの下山駐車場などに停めましょう。

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6時前に到着。前夜泊の車も含め7割程度埋まっています。

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駐車場近くの登山口から入ります。場所は下の写真で解説(^-^)

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明かりが灯っているのがモンベルで、南光河原駐車場は右の木に隠れています。ここが上の写真の登山口の位置になります。

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夏山登山道といえば階段!これも大山名物なので登りはこちらのルートを歩いてみました。

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ブナで有名な夏山登山道。現在地も確認です。

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ブナと紅葉に囲まれながら登ります(⌒-⌒)

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紅葉の向こうには日本海の美保湾がうっすら。

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序盤は段差の小さかった階段も、徐々に関東の丹沢で有名な塔ノ岳ばりの階段に(;^_^A

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行者谷分かれに到着。下りはここで大神山神社のある行者登山口方面へ行く予定です。

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ガスってますが、五合目を過ぎるとすごそうな景色が姿を現し始めます。

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六合目避難小屋に到着。ここでは携帯トイレを使用できます。

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一瞬ガスが晴れて海がチラリ。

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ガスとミストに包まれて今日はこちら側の景色はダメかな……とあきらめかけたのですが……

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ガスがとれてきた!

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陽も差して大迫力の北壁を上から見ることができました(⌒-⌒)

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1500mくらいのところとは思えません。アルプス頂上からの景色みたい^^

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みんな立ち止まって写真撮りまくり(^-^)

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石室と山頂との分岐に来ました。まずは山頂へ。

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ここはダイセンキャラボクの群生地。天然記念物に指定されている国有林で樹齢はなんと600年!

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幹は直立しないで、交差しながら地面を這うように伸びるのが特徴なんですって。

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続いて草原地帯に突入。

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初夏にはたくさんの花が咲き乱れるそう。

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山頂避難小屋ですが、まずは弥山に登頂しておこう。

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着きました!大山(弥山)の山頂です。二年越しの夢がかないました(゚ーÅ) ホロリ

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晴れていれば四国まで見ることができるんですが、この日はちょっと無理でした。またいつか来て見よう。

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山頂付近はかなり気温が低かったので避難小屋は大賑わい。みなさん同様、カップ麺でエネルギー充填です。

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山頂は周回コースになっているので、帰りは石室に寄って行きました。大正9年に地元の方が避難用にと奉仕で作ったものです。今は中に石仏が祭られていました。

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石室近くにある楚字ヶ池。昔は大山寺の神事が行われた聖地とのこと。

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行者分かれまで下り、登りとは違う元谷方面へ進んだところです。この登山の最大の目的と言ってもいい大山の最盛期の紅葉。その本丸とも言えるのがここから元谷堰堤、そこから見る北壁、そして大山寺へと続く道なのです。

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遠くにユートピアコースのある山肌が見えています。素晴らしい色付きです。

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真っ赤の中にある蔦の黄緑が映えます。

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大山は神の山として入山が禁じられていたため、木が切られることもありませんでした。今でも様々な種類の木がそのまま残っているので、このように色とりどりの葉を見ることができるのです。

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赤と黄のカーテンの向こうに北壁が見えてきました。

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宝珠山方面の紅葉もすごい。

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大山の生い立ち。この看板は是非見ておきましょう。

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元谷に降り立ちました。

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海側の景色もGood!

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紅葉の中に元谷小屋があります。堰堤の上部を歩いて行くことができます。中のトイレも使えますよ。

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谷を大山寺方面へと進みます。紅葉は最高ですね(^-^)

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谷の中央で北壁をパチリ。

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もっといい写真スポットがあるというので、さらに奥へと進みます。

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北壁が近い!

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たまに遠くで落石の音がする中、写真を撮りまくりました^^

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海側の青空と紅葉もいいですね。

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現地のパトロールの方と談笑。このあと大山寺までガイドをしてくださりました。感謝m(_ _)m

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元谷をあとにして大山寺方面へ向かいますが、ここから途中の大神山神社までの紅葉がすごかった。その紅葉の景色を6連発で。

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大神山神社が見えてきました。どんな神社かというと……

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こんな神社です(^-^)

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歴史を感じる荘厳な権現造の建物でした。

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神社前の階段を下ると……

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立派な門があります。

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この門、かんぬきが外側についているのですが、これはもともと大山寺本坊西楽院の表門だったのをそのままの向きで移転したため逆になった、神様がどこかに行かないように外側から閉めるためにあえてそうしたなど、諸説あるそうです。

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門を過ぎると日本最長ともいわれている長い石畳の道が現れます。

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ここでガイドさん(というか地元のパトロールの方なのですが^^)が「金門に寄って行きましょう。素晴らしい景色がありますよ」というので、石畳の道の脇を下っていきます。

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おお、すごい!自分たちだけだったら間違いなく素通りしていました。ガイドさん(というかパトロールの方ですけど^^;)ありがとうございます!

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最後に大山寺を通過。ここはふつうの観光地なのでツアー客など多くの人でにぎわってました。

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モンベル前の橋から海を眺めつつ……

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駐車場に戻ってゴールです。お疲れさまでした。

写真65

関東からはかなりの遠距離にある大山ですが、遠くても行く価値がある山だと実感しました。登山を始める以前からちょこちょこ紅葉スポットは周ってましたが、大山の紅葉は間違いなく五指には入ります。それほどここの紅葉は素晴らしかった。登る前は最初で最後の大山登山……と思ってましたが、初夏の花も見に来たいと今は本気で思っています。

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