夫婦日帰り登山|蕨山・有間山

まだまだ初心者ですが……

日帰りの登山日記です。行った山の数が少ないうえ、びびりで体力のない二人の山行ですが、これからハイキング的な山登りをされる方の参考になればと思っています。

～奥武蔵でひそかな人気～蕨山・有間山は中級者以上向けのトレーニング・スポット

１月10日（水）　晴れ
所要時間７時間（駐車場～蕨山：２時間、蕨山～有間山：１時間30分。下山所要時間：３時間30分。うち休憩：30分）
歩行距離：13.7km　標高差：934m　累積標高差上り：1572m　下り：1568m
名郷バス停駐車場→林道終点→蕨山→蕨山展望台→蕨山→逆川乗越→有間山橋小屋ノ頭→有間山タタラノの頭
※故障をしたため下りのペースが遅いです。ふつうのペースであれば30分ほど早いタイムとなります。
（帰りは登りの道を引き返す）

↓当日のルート↓（Google マイマップの実際に歩いた軌跡）

[コース状況メモ]
・名郷バス停から尾根に出るまでは最初は林道。その後の樹林帯は急登ながら危険個所はありません。
・尾根に出てからは岩場とやせた尾根が交互に出てきます。岩場はロープがありますが、注意して三点確保をすればほとんど使わずに登れます。ただし一部急な個所もあります。
・尾根は一部崩れている箇所があるので慎重に歩く必要あり。
・砂や小石に足をとられやすいので下りは細心の注意がいります。
・全体としてのんびり歩きの山でなく、中・上級者向けのトレーニング登山ルートという印象です。

ネットの山行記にもほとんど載らないマイナーな山ながら、「奥武蔵で一番好きな山」に挙げる人もいる蕨山・有間山。静かにのんびり歩けるからかな……などと思って行ってみましたが、登ってみての感想は「タフでワイルドな山登りが好きな熟練者向けの山かな」でした(;^_^A

奥武蔵登山の起点となることも多い名郷バス停です。赤い車が停まっているところが駐車スペース。平日は一日500円、土日は700円。管理人さんは常駐していません。下山して帰ってくると車のワイパーに封筒があって、それにお金を入れて近くにある料金箱に入れる形です。

朝８時過ぎの名郷バス停。寒い冬の平日なので本日の利用者は僕らだけでした。

駐車場前の道路をトイレと逆方向に歩いていくと蕨山方面を示す標識があるので右折します。

右折したら橋を渡ります。

蕨山までは3.2キロですね。このあたりにも熊が出るのか……。

最初は林道歩き。

林道終点に登山口がありました。丸太の橋を渡ってスタートです。

うー、いきなりワイルド(;^_^A

そして想像以上の急登です。

急坂を30分ほど登り続け……

やっと尾根に出ました。

ここからは岩場と尾根が交互に登場するタフな道となります。慎重に慎重に^^;

岩場を登り切っても尾根は細いので油断しないように。

またまた切り立った岩場^^;

こういう気持ちよく歩ける尾根道もあるんですが……

このように崩れている箇所がちょくちょく出てくるので常に注意して進みます。

足を踏み外したら大変なことになりますよ(;^_^A

蕨山までの道のりの中盤以降は登っては下りるを繰り返します。岩場以外の登り道は植林帯で山道も広いです。

谷に下って……

岩場を登り……

尾根道を慎重に^^

蕨山の山頂直下、最後の急坂です。これを登れば……

着きました！蕨山の展望台です。10人くらいが休憩できる広さでしょうか。

さて展望は……。浅間山、榛名山、赤城山、日光白根山、男体山、武甲山などが見えるみたい。

遠くに白い雪をかぶった山々が見渡せます。写真より実際の方がよく見えますよ^^

アップで。冠雪した山がはっきり見えますね^^

眺望を楽しんだら有間山へ向かいます。いきなり急登！

防火帯なのでしょうか、急に広い道が増えてきました。

逆川乗越に到着。ここは林道との合流点でかなり広いスペースです。東屋もあります。看板の右、東屋の左の坂を上がっていきます。

標高も上がってきて、歩きながら遠くの山々も見えるように。左のは浅間山でしょうか。

山道はかなりハードです。これは蕨山を下り有間山方面に登り返しているところ。

振り返ると先ほどまでいた蕨山と登ってきた坂が見えます。きつそうでしょ^^;

ひときわきつい急坂を登り切ったら……

頂上までの中間地点、橋小屋ノ頭に到着。

この近くは眺望もよかったです。これは両神山。

逆側の山々もきれいです(^-^)

そして橋小屋ノ頭から15分ほど歩き最後の急登をクリアしたら……

有間山の最高地点タタラノ頭に到着！いやぁ大変でしたぁ(;^_^A

マイナーな山だけに静かにのんびり歩けるのが一部の方に受けるのかなと思ってましたが、人気の理由はタフでワイルドなコースにあるのかもしれません。経験のない人が単独で来るのは避けるべきと感じました。一方で、アップダウンが多く岩場や急坂のあるコースはトレーニングには最適です。冬場、夏以降のアルプス登山などに備えて、経験者を含む複数人で歩きたい山ですね。

最後に注意点を二つ。このような崩落個所が各所にあります。細い尾根道を歩くときは足元に注意です！

砂や小石が敷き詰められたような道が続く箇所もあります。滑って尻もちをつきケガをしやすいので注意！