埼玉在住の登山初心者夫婦による日帰り登山中心の旅日記

メイン画像

まだまだ初心者ですが……

やまおとこ

日帰りの登山日記です。行った山の数が少ないうえ、びびりで体力のない二人の山行ですが、これからハイキング的な山登りをされる方の参考になればと思っています。

八海山 ~越後の霊峰で錦繍の彩りを(⌒-⌒)~

八海山メイン

10月16日(水) 晴れ
所要時間5時間30分(登り:2時間50分 下り:2時間10分 休憩:30分)
歩行距離:7km 累積標高差上り:889m 下り:899m
ロープウェー山頂駅→1165m地点遥拝所→女人堂→薬師岳→千本檜小屋→地蔵岳→不動岳
(帰りは来た道を引き返す)

↓当日のルート↓(Google マイマップの実際に歩いた軌跡)

[登山口までのアクセス]
・高速を降りてからロープウェー乗り場までふつうの道路です。まったく問題ありません。
・ロープウェーにトイレ有。営業時間や運行情報等の詳細はこちら→八海山ロープウェー公式サイトを参照

[コース状況メモ]
・有名な山頂(八ツ峰)の難易度は個人差があるので何とも言えませんが、間違いなく危険ではあります。そこを楽しみたい人は別としてピークハントにこだわりのない方、こうした場所に自信のない方は薬師岳~不動岳あたりまででいいんじゃないでしょうか。僕らは比較的難易度が低いという不動岳までと決めて行きました。そこまで行けばほぼ八海山まわりの景色を堪能できると思います。
・不動岳を比較的難易度が低いと書きましたが、第一ピークの地蔵岳、そして次の不動岳までも危険個所はあります。行ってみて無理そうなら引き返す……でいいと思います。この日はほとんどの人が薬師岳、地蔵岳、不動岳のいずれかまでで引き返していました。
・山頂へ向かう際は千本檜小屋近くに荷物をデポするのがおススメ。
・女人堂までは3か所程度の梯子等ありますが、おおむね歩きやすい山道です。
・女人堂から千本檜小屋までは長い鎖場や段差ありの急登です。
・途中の女人堂、千本檜小屋にトイレ有。

ギザギザの山頂が鎖場の難所として知られる八海山。どんなふうになっているのかいつか見てみたいと思っていたところ、山頂付近の紅葉がいい感じとの情報が。どうせなら景色も楽しみたい!今しかない!ということで行ってきました。

八海山ロープウェーの駐車場です、この500m手前にも同じくらいの広さの駐車場があります。なお、夜間(17:30~7:00)はゲートは閉鎖されています。

写真1

ロープウェーに向かう途中に見えた八海山。山頂のギザギザがはっきりわかります。

写真2

8時30分頃到着。始発(平日のこの日は8時20分。土日は8時00分)は行ってしまいましたが、20分に一本出ているので次の40分発には乗れました。

写真3

料金は往復2200円ですが、モンベル割引を使い1700円で乗ることができました。

写真4

7分ほどで山頂駅に到着。ここの見晴らし台からの景色もすばらしく、「もうここで帰ろう」なんて冗談も出てました(^-^)

写真5

駅近くにあった看板。今日は赤の線のチャレンジコースを歩き、山頂は二つ目の不動岳まで行く予定です。

写真6

登山口の鳥居。ですが、まずはここを通らず……

写真7

展望台方面へ。展望台へ行っても鳥居からのコースに合流できます。時間にして5分も変わらないので景色を見てから行きましょう。

写真8

展望台からの景色。天気が良ければ佐渡島まで見渡せます。

写真9

展望台から登山道へ合流。

写真10

すぐにひとつめの避難小屋が。ここは遥拝所で、標高が1165mであることから語呂合わせで「いい老後」の祈願に来る人もいるとか。

写真11

遥拝所の裏には神様の像も。八海山は古くから霊山として崇められてきた信仰の山なのです。

写真12

序盤は日陰の樹林帯が中心。道は雨が降るとぬかるみますが、整備はされています。

写真13

ずっと眺望がないわけではないので、飽きることはありません。

写真14

六合目の胎内くぐり(キケンと書いてあるのでやりませんでしたが)を通過。

写真15

最初のポイント女人堂まではハイキングレベルと聞いていたのですが、段差のある岩場や……

写真16

梯子なんかもいくつか登場しました。

写真17

1時間ほどで女人堂に到着。わりときれいな避難小屋でトイレもありました。

写真18

立派な石碑の横から山頂方面へ。

写真19

女人堂を過ぎると山本体がだいぶ近くなってきます。

写真20

葉の色も鮮やかになってきました。

写真21

本体に取り付くため一旦下り……

写真22

登るにつれ、さらに葉の色が濃くなってきました。

写真23

コース唯一の渡渉ポイント、秡川です。

写真24

一か所だけあった草紅葉ポイント。アクセントになっていてとても新鮮な景色でした。

写真25

紅葉越しの山々もほとんどが眼下に。

写真26

景色がきれいなんで気になりませんでしたが、女人堂以降はかなりの急登でした。

写真27

薬師岳の山頂がだいぶ近くなってきました。

写真28

写真真ん中やや右に女人堂がぽつんと。

写真29

山頂のハードな鎖場で有名な八海山ですが、そこに至るまでもけっこうな鎖場、岩場、梯子が何か所かあります。特にこの鎖場は……

写真30

30メートル近くあったような気がします。斜度はそれほどでもないですが、気が抜けない部分です。

写真31

その鎖場を抜けてほどなく薬師岳に到着!

写真32

地蔵岳が見えています。ここで引き返す人も多いので休憩できるベンチも。

写真33

絶景に思わず立ち止まり写真撮影。

写真34

上の写真の人のいないバージョン。千本檜小屋がはっきり見えてきました。

写真35

一旦下って登り返します。

写真36

途中で振り返って見た薬師岳もGood!

写真37

千本檜小屋に到着。トイレをお借りするなどひと休憩。

写真38

繰り返しますが、僕らは不動岳までです(;^_^A

写真39

メニュー。

写真40

左が越後駒ヶ岳、右が中ノ岳。この八海山を合わせて越後三山(魚沼三山)と呼ばれます。

写真41

千本檜小屋近くにザックをデポして山頂へ向かいます。

写真42

山頂への道はかなりの高度感。

写真43

途中にある恐竜みたいな奇岩^^

写真44

非常にわかりづらいのですが、ここが分岐です。まっすぐ行くと山頂鎖場の迂回路、左の坂を上がっていくと地蔵岳です。僕らは地蔵岳を目指すので左の坂を上がります。

写真45

地蔵岳までは大丈夫なんて聞いてましたけど、なかなか……(;^_^A

写真46

そうでもない難易度の場所に苦闘しながら最後の鎖場を登り切ると……

写真47

巨大な岩のある尾根に到着。ここを左に少し行ったら……

写真48

地蔵岳に到着です!標高1700mとは思えない迫力の景色です。

写真49

昼近くなってもある雲海を見下ろす石仏様たち。

写真50

地蔵岳山頂の広さはこれくらいです。

写真51

地蔵岳から千本檜小屋を見てみました。

写真52

より下の方まで。

写真53

逆側を見下ろすと、吸い込まれそう。

写真54

本日の最終目的地、不動岳へ向かいます。

写真55

うわっ、大日岳の肩に人が(;^_^A

写真56

這い蹲りながら不動岳へ向かう途中、振り返って地蔵岳を見たところ。

写真57

そして最後の坂を登り切り……

写真58

不動岳に到着です!

写真59

地蔵岳方面。紅葉、最高です。

写真60

大日岳を右に配置してパチリ。奥に見える山々と雲の感じが幻想的です。

写真61

今度は左に配置してパチリ。実は少し前まで谷川岳が見えていたのですが、雲に隠れてしまいました(;^_^A

写真62

上の写真を撮ったあと気になったので山頂を望遠で見てみたら、なんと人が!よくあんなところまで(゚ロ゚;)

写真63

山頂で出会ったベテランさん。これから大日岳、そしてさらに奥の入道岳まで行かれるそうです。お気をつけて……。

写真64

帰りはそのまま登りの道を下山しました。

山頂の難所についていろんな話を聞いていた八海山。どんなところなのか見てみたいという気持ちから調べはじめ、どうせならということで紅葉の時期に行ってみましたが、これが大当たり。山自体に魅力があり葉の色付きがなくても景色だけで十分楽しめる山ですが、やはり錦繍に彩られた山肌の美しさは別格だと感じました。ピークハントにこだわらず景色を求めて出かけても楽しい山じゃないかなと思います。

写真65

帰りは雪国まいたけ物産館に立ち寄り。

写真66

新鮮なまいたけなどを買って帰宅後、お酒と一緒においしくいただきました(⌒~⌒)

先頭に戻る
山登り記一覧に戻る