埼玉在住の登山初心者夫婦による日帰り登山中心の旅日記

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まだまだ初心者ですが……

やまおとこ

日帰りの登山日記です。行った山の数が少ないうえ、びびりで体力のない二人の山行ですが、これからハイキング的な山登りをされる方の参考になればと思っています。

八ヶ岳 硫黄岳山頂から見る大迫力の赤岳・阿弥陀岳・横岳&爆裂火口(⌒-⌒)

硫黄岳メイン

5月24日(金) 晴れ
所要時間6時間15分(登り:3時間15分 下り:2時間15分 休憩:45分)
歩行距離:10.3km 標高差:899m 累積標高差上り:1256m 下り:1266m
桜平駐車場(上)→桜平→夏沢鉱泉→オーレン小屋→山彦荘&ヒュッテ夏沢→硫黄岳
(帰りは来た通りのルートを引き返す)

↓当日のルート↓(Google マイマップの実際に歩いた軌跡)

[登山口までのアクセス]
・別荘地を過ぎてから未舗装路を30分ほど走ります。かなり凹凸のある悪路なのでスピードを落として走行しないと底をすります。youtubeにこの未舗装路(桜平駐車場まで)の動画も上がっているので気になる方は見てみるといいかも。
・夏沢鉱泉入口分岐のマップコードは「218 651 377*51」、桜平駐車場(上)のマップコードは「218 625 741*82」。一応ご自身でも確認を(^-^)

[コース状況メモ]
・この日は残雪があり踏み抜きなど若干危険なところもありましたが、雪がなければ危険個所はないと思います。
・爆裂火口の上部で記念撮影をしている写真があったので行けるのかと思っていたのですが、「近づかないように」との看板が設置されていました。崩れやすいそうなので近づかない方がいいと思います。

八ヶ岳の山々はどれも歩行距離が長くて大変というイメージがあり、また、天気の相性も悪くてなかなか足が向かなかったのですが、快晴予報のこの日、6時間程度で歩けるという八ヶ岳の山に行ってみようということに。場所は断崖絶壁の爆裂火口跡と雄大な赤岳などの景色で有名な硫黄岳です。

登山口のある桜平駐車場までのストリートビューはないので地図にて。地図の右に見えているPマークが桜平駐車場(下)です。さらに右にスクロールすると桜平駐車場(中)、そして桜平駐車場(上)があります。(下)からだとかなり歩くので(中)か(上)、できれば(上)に停めたいところ。地図中央やや左の「唐沢鉱泉と桜平の分岐」はこの下、一枚目の写真のところです。

桜平の駐車場情報はオーレン小屋のHPに詳細があるのでリンクを貼っておきます。→八ヶ岳「桜平登山口駐車場」が新しく、広く、快適にご利用できます!

写真1

別荘地を過ぎて少しすると未舗装路になり、ほどなくこの分岐に差しかかるので右に進み、30分ほど走ると登山口です。

写真2

桜平駐車場(上)です。平日だし、もしかしたら僕らだけかも……なんて思ったら大間違い!すでに駐車場(上)は満車に近く、ぎりぎり停められる状態でした(;^_^A

写真3

駐車場から300mほど下ってゲートに到着。ここからスタートです。

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本日は夏沢鉱泉~オーレン小屋~夏沢峠~硫黄岳と歩くコース。当初、下りは赤岩の頭方面を回る予定でしたが、残雪による危険個所が解消されたか不明だったのでピストンにしました。

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スタート直後は主にコンクリートの道を歩き、30分ほどで……

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夏沢鉱泉に着きます。

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夏沢鉱泉でももう2060mもあるんですね。確かゲートは1844mだったかな。

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鉱泉を過ぎ、沢沿いの道を歩いていきます。

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林の中に入ろうかというとき、何かが動いたような気が……

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すぐに相手も気づいてこちらを振り返りました。ニホンカモシカです。

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もののけ姫の「シシ神様」のような佇まいでジッとこちらを見続けるカモシカくん。こちらが動かない限り凝視をやめそうにない感じだったので目を外して退散。邪魔してごめんね(^-^)

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シシ神様とのメンチ合戦に敗れた直後(笑)、残雪が出始めました。この気持ちいい森を30分ほど歩くと……

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オーレン小屋に到着です。

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オーレン小屋はコースの分岐点になっていて、右に行くと赤岩の頭経由、まっすぐ行くと夏沢ヒュッテ経由で山頂に行けます。

写真15

八ヶ岳伝説の看板。これを読んで峰の松目というところに行ってみたくなりました(^-^)

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小屋の裏手を抜けて夏沢峠方面を向かいます。

写真17

この日、オーレン小屋~夏沢峠間はまだ雪がかなり残っていて、少しでも道を外れると踏み抜いてしまう状態。帰りはチェーンスパイクを装着して歩きました。

写真18

しかし、苔むす森に残雪の組み合わせはきれいでしたね~(⌒~⌒)

写真19

雪の残る深緑の森をさくさく歩いて……

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絵になりそうなところでパチリ。

写真21

オーレン小屋から30分、森を抜けたら夏沢峠に到着。目指す硫黄岳はその後ろです。

写真22

ひと休憩し、ヒュッテ夏沢と山彦荘の間を抜けて山頂へ向かいます。

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途中で迂回路の看板が。

写真24

ああ、この崖は危ないですもんね。

写真25

夏沢峠から山頂までは急登が続きます。

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グイグイ登って標高を稼ぎ、上から見下ろした景色もどんどん変わっていきます。夏沢ヒュッテと山彦荘ももうあんなに小さく。

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そしてこんな景色も見えるように。

写真28

森林限界を超え山肌も一変。

写真29

ガレ場の急登がスタート。

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天空の散歩という感じ^^

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遠くに見えるのは天狗岳でしょうか。雄大です。

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最後の標識です。山頂方面に向かう道筋にはケルンが並んでいます。

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ケルン方面へ向かっていきます。こういうとこ大好きです(⌒-⌒)

写真34

ひとつひとつケルンを通過。しかし、いいですねぇ、この景色(⌒~⌒)

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と、ここで見どころのひとつ爆裂火口が見える場所に来ました。このあと山頂からも見ましたが、このあたりからのアングルが一番迫力あったと思います。

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火口の下の部分。見下ろす画は山頂からのほうが良かったかも。

写真37

最後のケルンでしょうか。山頂が迫ってきました。そして次の瞬間……

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ジャジャーン!突如として現れた景色に衝撃を受けました。赤岳、阿弥陀岳、横岳です。山頂に来るまでちらっとも見えていなかったのでインパクト大大大!

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その横には南アルプスもパッチリと。

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ケルン越しにも一枚パチリ。

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横岳へと続く美しい稜線。山小屋も見えます。

写真42

あまりの衝撃に山頂の標を探すの忘れてました(-_-;)。山頂はとっても広いです。僕が行ったところだと蓼科山の次くらいでしょうか。

写真43

山頂の真ん中あたりにあった看板をパチリ。硫黄岳2760mに登頂成功です!

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避難小屋もありましたが、老朽化で現在は使用不可のよう。

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爆裂火口方面にも行ってみます。

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崩れやすいので近づかないようにとのこと。望遠で撮りました。

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火口の下の部分。迫力ありますね(^-^)

写真48

雪を被った名前不明の(笑)山々や……

写真49

御嶽山も一望できました。

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ふつうはこういう遠くの山々が眺望の主役なんですが、目の前にある八ヶ岳の山々がすごすぎて、ここだと脇役になっちゃいますね(;^_^A

写真51

正面に天狗岳を見ながら下山します。いや~、すごい景色でした。

写真52

最後にもう一度、赤岳、阿弥陀岳、横岳のスリーショットを。

最初、硫黄岳に行きたいと思ったのはケルンが複数並ぶ頂上直下のガレ場の山容がきれいだったから。その後、他の方の山行記で「爆裂火口」を知り、それも見てみたいと思ってました。しかし、登ってみて一番衝撃を受けたのはこのスリーショットですね。いつも遠くに見える八ヶ岳が本当に近い。そしてその景色が登頂寸前までまったく見えないのも衝撃を倍増させます。標準タイムが5時間台というのも手ごろで魅力。八ヶ岳デビューにはもってこいの山だと思います(^-^)

写真53

帰りは諏訪南インターにほど近い金沢温泉金鶏の湯に寄って帰りました。広い休憩室もあってゆっくりできますよ。

茅野市HP→金沢温泉金鶏の湯

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