埼玉在住の登山初心者夫婦による日帰り登山中心の旅日記

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まだまだ初心者ですが……

やまおとこ

日帰りの登山日記です。行った山の数が少ないうえ、びびりで体力のない二人の山行ですが、これからハイキング的な山登りをされる方の参考になればと思っています。

森吉山 ~秋田の花の百名山で花に囲まれ湿原歩き(⌒-⌒)~

森吉山メイン

7月9日(金) 晴れ
所要時間6時間(登り:3時間20分 下り:2時間10分 休憩30分)
歩行距離:10.8km 標高差:652m 累積標高差上り:1065m 下り:1066m
こめつが山荘→一ノ腰コース六合目→一ノ腰→雲嶺峠→森吉神社避難小屋→石森→ゴンドラ山頂駅分岐→阿仁避難小屋→稚児平→森吉山
(帰りは来た通りのルートを引き返す)

↓当日のルート↓(Google マイマップの実際に歩いた軌跡)

[登山口までのアクセス]
こめつが山荘は見つけづらく、ネットの地図検索サイトの情報も微妙に違っているように思います。今回、慎重を期してカーナビにマップコード入力して行きましたが、違う場所に辿り着きました(;^_^A。森吉四季美湖沿いの309号から山道に入り妖精の森キャンプ場方面へ7・7キロほど走ると、直進すれば妖精の森、左に折れるとこめつが山荘という看板があります。この看板を目視で探していくのが確実と思われます。下のGoogle mapに看板の詳しい位置を載せてありますので参考にしてください。

[コース状況メモ]
・こめつが山荘から六合目まではスキー場のゲレンデ跡を歩きます。遮蔽物がないため夏場は日光直撃で暑いです。
・樹林帯部分は急登でほぼ眺望はありませんが、さほどきつくは感じませんでした。
・危険個所はありません。

別名は秋田山。群生するチングルマやニッコウキスゲなどで有名な花の百名山で、池塘や湿原、鳥海山や岩手山などの眺望でも知られる人気の山。前から気になっていたのですが、梅雨の晴れ間のこの日、ついに行くことができました。

[登山口までのアクセス]のところで書いた、こめつが山荘への分岐がここ。ここを左折すれば到着できますが、とても見落としやすいの注意しましょう(僕はしっかり見落としました(;^_^A)。普通車でも問題なく走行できる路面です。道は狭いですが対向車が来ることはまずないでしょう。

写真1

6時半過ぎに到着。先着は一台。

写真2

こめつが山荘は避難小屋ですが、建物裏手にあるトイレは使えます。画面右の少し傾いた2本の標識の後ろから登山道に入っていきます。

写真3

序盤はスキー場跡のゲレンデ部分を歩きます。うっそうと茂った草の中を歩きますが、高い木はないので日光直撃です(;^_^A

写真4

30分ほど歩いたら六合目に到着。ここを過ぎるとすぐ……

写真5

樹林帯に入ります。ここからしばらくは急登ですが、日差しがさえぎられるのは助かります。

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この樹林帯はブナ林の道。巨木の神秘性を感じつつ登っていきます。

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足元がゴロゴロ岩になってくるといよいよ急登に。ただ、この部分、それほど長くはありません。

写真8

急登の終盤には背後に展望も。中央やや右に岩木山の頭が見えます。

写真9

40分ほど急登の樹林帯を登り一の腰に到着。ここから展望が開けます。

写真10

真正面にこれから行く森吉山の全貌がドーン!

写真11

逆側の景色も雄大です。

写真12

一の腰からは一旦下って……

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雲嶺峠を通過すると……

写真14

樹林帯が高さのないオオシラビソに変わって、視界が一気に良くなります。

写真15

回り込むように森吉山に近づいて行きます。右側には外輪山のヒバクラ岳も見えてきました。

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湿地も出てきます。ここから先はもうパラダイスですね(^-^)

写真17

森吉避難小屋&森吉神社に到着。避難小屋にはバイオトイレがあるのですが、便をオガクズの中に取り込んで処理するため、使用後は備え付けの自転車のペダルを30回ほどこぐそうです。おもしろいですね(笑)。

写真18

神社の奥にある冠岩。本当は神社裏まで入って写真を撮りたかったのですが、入口に大きな熊のフンがあったのでビビって遠巻きに撮りました(;^_^A

写真19

神社先の木道脇はこの通り。おおぉ!ニッコウキスゲー!

写真20

おおっ!今度は湿原。標高1200mくらいのところにこんなのがあるなんて、やっぱ東北の山は違うな~(⌒-⌒)

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オタマも元気に泳いでます。自然がいっぱいです(^-^)

写真22

水草生えまくりで映えまくり^^

写真23

勾配がゆるくて歩きやすい道なので気持ちいいです。

写真24

なんてことない写真に見えますが、実際はすごく壮観な景色なんです。左端に若干黄色く見えるのは群生するニッコウキスゲ。

写真25

6月が盛期でもう終わったと聞いていたチングルマ。少しだけ残っていてくれました(^-^)

写真26

ゴンドラ山頂駅方面との分岐に到着。ここから先は少し人が多くなりそうです。大きな熊のフンを見たので心強い(;^_^A

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さらに絶景は続きます。

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中央にあるのは草原でなく湿原。池塘から水草がのびているんですね。

写真29

阿仁避難小屋に到着しました。ここにもトイレがあります。

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小屋を通過して木道を少し歩くと右手、山形方面の展望がひらけて……

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荘厳な鳥海山の姿が。7月とは思えない残雪です。

写真32

さらにもこもこの低木の中を歩いていくと……

写真33

ニッコウキスゲの文字通り花道!最高です(^-^)

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山頂が近くなり地面がガレてきましたが、このあたりには……

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すっかり変身しちゃってますが、そこらじゅうにチングルマが群生していました。半月早かったらすごかったと思います。

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さらに気持ちのいい山道を空に向かって歩いていくと……

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樹林帯では頭しか見えなかった岩木山がはっきりと。

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木道歩きも終盤。

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遅咲きのシャクナゲを横目に過ぎると……

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山頂が見えてきた。

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そして着きました!森吉山1454.3m、登頂成功です!

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山頂の様子。

写真43

東北の名だたる名山は全部見えちゃうみたい。

写真44

中央やや左のひと際高い山が岩手山。その右、雲海の上に頭が出ているのが早池峰山。右端のほうのピークが二つ見えるのが秋田駒ヶ岳です。

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こちらは八甲田山。

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霊山として信仰を集めてきた山ということもあり、お地蔵様もいらっしゃりました。

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ヒバクラ岳方面を見降ろすと山人平が。

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この山人平はチングルマの大群生で有名。いつか6月に来て歩いてみたいところです。

写真49

遠くの岩に乗って手を振る方、山人平へ下る方、みなさんそれぞれ森吉山を楽しんでます。僕らもそろそろ下山しよう。お疲れさまでした(^-^)

写真50

最後に森吉山で出合った花たちを。ギョリンソウ、ウメバチソウ、モミジカラマツ、アカモノ、ウラジロヨウラクなどなど。

写真51

こちらはハクサンシャクナゲ、ハクサンイチゲ、ハクサンフウロなどなど。

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