埼玉在住の登山初心者夫婦による日帰り登山中心の旅日記

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まだまだ初心者ですが……

やまおとこ

日帰りの登山日記です。行った山の数が少ないうえ、びびりで体力のない二人の山行ですが、これからハイキング的な山登りをされる方の参考になればと思っています。

燕岳 ~奇岩、奇石、絶景の山容に言うことなし!! (⌒~⌒)

燕岳メイン

一日目
6月13日(木) 晴れ
所要時間6時間20分(スタート~燕山荘:5時間15分 燕山荘~燕岳:30分 燕岳~燕山荘:30分 タイムには1~1時間半程度の休憩時間を含む)
歩行距離:6.6km 標高差:1391m 累積標高差上り:1615m 下り:290m
第一駐車場→中房温泉登山口→第1ベンチ→第2ベンチ→第3ベンチ→富士見ベンチ→合戦小屋→合戦沢ノ頭→燕山荘→燕岳→燕山荘(泊)

二日目
6月14日(金) 晴れ
所要時間3時間30分(燕山荘から登りと同じルートで下山。タイムには休憩時間を含む)
歩行距離:4.7km 標高差:1282m 累積標高差上り:136m 下り:1413m

↓当日のルート↓(Google マイマップの実際に歩いた軌跡)

[登山口までのアクセス]
登山口の中房温泉までは約10キロ、中房線という山道を走ります。この山道について、他の方の山行記で道幅が狭く疲れた等々の感想をいくつか見ました。山道の運転については経験や得意不得意があるので一概には言えません。なのであくまで僕の感想となりますが、次のような感じです。
・道幅は広くなく簡単にすれ違える部分はほとんどないですが、激狭というほどではなく見通しがいいところがほとんどなので圧迫感はさほどありません。
・一部、かなり狭いうえに見通しが悪く圧迫感もあり「ここで対向車が来たら嫌だな」という個所(記憶だとおそらく3、4か所)もありました。ただ、そうしたゾーンは距離が短いうえ前後に退避ゾーンが設けられています。
・この日、行きは対向車ゼロ(7時台に走行)。帰りは登山客と思われる車2台、宿やタクシーなど業務用の車3台程度とすれ違いましたが(10~11時台に走行)、いずれも退避ゾーンを利用し楽々すれ違えました。

[コース状況メモ]
山道は整備が行き届いており積雪時でなければ危険個所はありません。ただ、山頂は狭いので人が多いと怖く感じるかもしれません。

山登りをはじめた直後は3000m近い山に行くなんてとんでもない!と思ってました。それでももし行くとしたら……と考えたのが去年登った唐松岳と今回登った燕岳。いずれもアルプス入門の山と言われています。仙丈ヶ岳と北岳のあとになっちゃいましたが、ようやく登ることになりました(⌒-⌒)

中房温泉下にある市営第1駐車場近くです。土日祭日などは、この第1駐車場はもちろん下の第2、第3駐車場も早い時間に満車になることが多いそう。

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7時40分頃到着。平日とはいえ梅雨の合間の晴れ予報だったので第1駐車場は無理かなと思っていましたが、なんとか停めることができました。

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第1駐車場から10分ほど歩いたここはバスやタクシー用のラウンドアバウト付近。前方の登山相談所では登山届を出すこともできます。

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そのすぐ向かいにあるのが中房温泉。この登山口からスタートです。

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序盤は里山と変わらない一般的な登山道が続きます。まだ眺望はないですが深緑が気持ちいい(^-^)

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すぐに休憩ポイントの第1ベンチに到着。少し遠回りをして水場に寄ることもできます。

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続いてちょっと広めの第2ベンチ。

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第2ベンチからちょっと歩くと第3ベンチがあります。

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第3ベンチ以降、この山の特徴でもある花崗岩の砂利の山道が出始めます。じょりじょりと滑りそうな歩き心地ですが、思ったよりグリップがききました。

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みんなが写真を撮っているここは第3ベンチと合戦小屋の間にある富士見ベンチ。

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見えるのは当然、富士山です(^-^)

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なだらかで歩きやすい道がほとんどでしたが、一部、瑞牆山風のこんな場所もありました。

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合戦小屋が近づいてきたあたりで……

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徐々に展望が開けてきました。写真を撮りながら歩いて……

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合戦小屋に到着です。

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合戦小屋のいわれ。なんで合戦なんだろうって思う方はぜひ(^-^)

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山頂まで半分切ってますね^^

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合戦小屋から先は残雪が多かったのでチェーンスパイクを使いました。

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槍ヶ岳が頭の先をのぞかせました。こういう目撃の仕方は初めてかも(^-^)

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残雪の上を滑り落ちないよう慎重に歩いていくと……

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おお!燕山荘だ。

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燕山荘直下のスペースに「ここから先は残雪なし」の表示があったので、チェーンスパイクを外してしばし休憩。

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左手に少し大きくなった槍ヶ岳を見ながらラストスパート。

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燕岳見えた!雪の上にはテントも。

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燕山荘に着きました!うわさ通りのかっちょいい山小屋です(^-^)

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山小屋前からの眺めはもう、超絶すごいです(;^_^A

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こういうのはテレビで見るもんでしょって、すっかり無縁だと思っていた景色がすぐそこにという感じ(-_- )シミジミ

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双六岳、三俣蓮華岳方面。

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槍ヶ岳、笠ヶ岳。

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そしてこちらが燕岳。

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荷物を置いて山頂へ向かいます。

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燕山荘~燕岳間の景色は言葉もないほど素晴らしいものでした。

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その絶景の中のアクセント、名物とされているイルカ岩です。似たような岩が多くて見つけるのに苦労しました(;^_^A

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山小屋方面を振り返った景色もGood!! 雪の残るこの季節は色合いがいいですね。

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山頂が近づいてきました。

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花崗岩の浜辺のような地面に低木の緑と灰色の岩がいいですね。

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近づくにつれ、山頂付近の岩が意外に巨大であることがわかります。

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奇勝と言ってもいいくらい。

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同じような写真でも、少し角度が違うだけで良さが違ってくるので……

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写真をボツにしづらい山ですね、ここは(⌒~⌒)

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いよいよ緑が少なくなってきました。なんだか違う惑星にいるみたい(;^_^A

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岩の間から^^

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メガネ岩。登ってはダメという看板がありました。

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もう一度山小屋方面を振り返ると、槍ヶ岳のほか、大天井岳、常念岳まで見渡せました。

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あまりの絶景の連続にしばし立ち尽くしちゃいます。

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山頂直下の長い階段は空に向かって歩く感じ。

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ここでもう一度振り返り、尾根を全部フレームに入れるとまた違った景色に見えました。

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山頂下の岩場。なんだかすんごいところに来たなぁ~

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そしてついに燕岳登頂に成功!山頂は狭いので記念撮影などはせず、石碑だけパチリ。

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しかし景色は素晴らしかったので2枚だけサッと撮りました。これは山小屋方面。

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そしてこちらは右手に北燕岳という構図。下に人が歩いているのが見えます。

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景色を堪能して山小屋にチェックイン。ホームページに載せたいので小屋内の写真を撮ってもいいですか?と小屋の方に聞いたところ「どうぞ~^^」とこころよく答えてくださりました(⌒-⌒)

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この日はちょっと奮発して個室に泊まることに。

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小屋からもこの景色(⌒~⌒)

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そして女性陣は名物として有名なケーキセットをいただきます。せっかく来たんですから、そりゃ注文しますよね^^

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ケーキセットを食べながら、ふっと鷲羽岳方面を見たら、なんとも絵になる構図が。いいですねぇ~(⌒~⌒)

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夕方6時は待ちに待った夕食タイム。当然山盛り2杯おかわりです。

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夕飯後は夕日鑑賞。燕岳がオレンジに染まります。

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鷲羽方面に日が沈んでいきます。

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槍ヶ岳も暗くなって……

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立山方面も闇につつまれました。

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ふだんはあまり山小屋では眠れないのに間違ってイヤホンしたまま寝たせいか爆睡(笑)。そして夜が明けて……

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たまたま日の出の瞬間に目が覚めたので、慌てて外に飛び出しました。雲海すご~!

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富士山と南アルプスも薄桃色に。

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槍ヶ岳、大天井方面は赤く。

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山小屋も輝いてます。

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雲の上に日が昇ったら……

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八ヶ岳も見えました(⌒-⌒)

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栄養バランス満点のおいしい朝食をいただいたら出発です。

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昨日撮った景色なんですけど、朝の凛とした空気の中だとまた違って見えるので山小屋付近だけ撮影しながら帰ります。

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前日にはなかった薄い雲が、お汁粉に入れる塩のごとく青空を余計に映えさせますね(笑)

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三ツ岳方面。

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朝の張った空気の下だと昨日より山肌が精緻に見えるような気がします。

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夕日に赤く染まっていた山小屋も朝は青のイメージに。

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山小屋に背を向けて歩くのはさみしいですけど、帰らないとね(゚ーÅ) ホロリ

写真75

またくるよ。

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