紅葉の鍋割山で「“ありがたい”鍋焼きうどん」を食す!(^-^)
11月17日(木) 晴れ
所要時間7時間15分(登り:3時間30分 下り:2時間50分 休憩:55分)
大倉バス停→二俣→後沢乗越→鍋割山(帰りは来た通りのルートを引き返す)
定期的に山に登るようになって初めての寒い季節を迎えようとしています。そこで、やっと気づきました。これからの季節は登れる山が限られるんですね(;^_^A
行きたいと思っていた山を調べてみると、僕などでは太刀打ちできない雪山になっていたり、道路が凍結していて危険だったり……。適期から外れてしまっているのです。
そんなときに目についたのが、寒い季節にこそおいしい鍋焼きうどんを頂上で食べるのが名物という鍋割山。冬場のアクセスも問題ないということで、さっそく出かけてみました(^-^)
東名高速秦野中井インターを降りて20分ほど走って到着するのが、登山口にほど近い大倉バス停。駐車料金200円の県営駐車場に停めてもいいのですが、営業時間が8時から。この日は7時半に到着したので24時間営業の大倉駐車場を利用します。料金は一日最大500円(土日は800円)。
駐車場の後ろで準備です。
トイレや登山届の提出を済ますため大倉バス停へ。
どんぐりハウス横の休憩室で登山届を書いて提出。
ラーメン大倉屋の脇を入っていきます。写真中央よりやや右の石垣近くに登山者用の案内標識があります。
こんな感じの道を10分くらい歩きます。
分岐があると必ず看板もあるので迷うことはないです。
ちょっとブレちゃってますが、シカなどの動物が街中に入ってくるのを防ぐネットをくぐっているところ。このちょっと手前くらいから未舗装の林道となってます。
国定公園の看板。公園内には1000m超の山が20弱あります。
このあたり、ヤマビルは多いそうです。国定公園内にある神奈川県の最高峰「蛭ヶ岳」は、ヤマビルが多いから名付けられたという説も。
序盤はこんな感じの林道をひたすら歩きます。
いろんな情報から紅葉はもう終わっていると思っていたのですが、まだまだきれいに残っていました。しかも、かなり見事です(⌒-⌒)
朝日と紅葉の中を歩くのは気持ちがいいもんです(^-^)
たまに開けた場所に出ると、この通り!輝いてます。
スタートから1時間。三廻部の分岐を通過します。
こちらは尾関広さんの像。全岳連会長などの要職を歴任し、正しい登山の普及に努めたほか、丹沢の尊仏小屋建設に尽力された方だそう。
木々のちょっとした隙間から見える紅葉が素晴らしいのです(⌒-⌒)
スタートから1時間と10分ほどで二俣に到着。ここから本格的登山道に突入ということで、休憩がてらおにぎりなどでエネルギーを充填。
小川にかかる橋と紅葉の画もきれいです。
本日一発目の橋渡りなので、ビビりながらも慎重に。
二俣を過ぎてからは、近いところにも赤く染まったもみじが見えるように。
紅葉に見入りつつ歩いていきます。
ついつい何枚も撮っちゃうんですよね(^-^)
常緑樹とのコントラストもGood!
二俣から1キロ弱歩くと、「鍋割山稜1」と書かれた看板が。この看板は全部で10まであります。ただ、10はゴールではなく、距離的には11が鍋割山荘という感じ。
ふたたび川沿いに出ました。川音を聞きながら歩くのはとても気持ち良いです。
二度目の木橋。上下にしなるように揺れますが、本日二度目なのでだいぶ慣れてます。
川を越えてふたたび林道を少し歩くと……、
物資が置かれていました。余裕のある方は頂上まで荷揚げして、というやつ。女性4人&おじさんひとりは無理せずに行くことに(;^_^A
さらに橋を二つ渡ります。このあたりはかなり広々とした空間でした。
谷に入ったところで、道がこれまでになかった斜度の坂になりました。
事前に調べた情報だと、二股の途中から坂がきつくなり、後沢乗越から急登がはじまるとのこと。やはりここからが本格登山のスタートです
さっきまでの渓流沿いの景色から一変。杉林の中を歩きます。
お先に失礼しますm(_ _)m
後沢乗越からが急登……だったはずなのですが、すでにかなりな気も(;^_^A
まるで空に向かって歩くような角度。ここには階段も設置されていました。
尾根の上に標識のようなものが見えます。あと少しでこの急坂が終わるのか……?
出発から2時間10分で後沢乗越に到着。ここから頂上まで、緩むことのない急登のはじまりです。気合いだぜ(`ω´)
こんな感じの急登なのですが、写真に表現されてるでしょうか(;^_^A
木々はきれいですが…脚に来ます^^;
梯子まであったりして…^^;
一息入れられるような緩い場所はありません。
坂はきついです。きれいな紅葉が救い(;^_^A
ここも。きれいです。
一瞬だけ平地に出ました。ここまで20分でしたが、もっと長く感じました。
ふたたび登りはじめます。山頂に近づくほど紅葉は終わっていると思っていたのですが、カエデ類はここらへんが最盛期のようで一番きれいでした。
この日一番の色の木の前で記念撮影。
さらに木道の上を歩いていくと……。
りんどうでしょうか。たくさん咲いていました。
そして、バーン!富士山です!
富士山を堪能後、よく整備されている木の階段をしばらく登ると……。
ついに頂上に到着です。これでうどんが食べられる!
鍋割山荘です。リュック、ストックを外の置き場において入るのがルール。5人分の鍋焼きうどんをさっそく注文します。平日なので5分ほどでできるとのこと。誰か一人は中で待つというのも決まりです。出来たのに誰もいないと山荘の方が困っちゃいますからね(^-^)
富士山とボク。サイト内に自分だけの写真が載るのは滅多にないので変な感じ(;^_^A
思い思いの記念写真を撮影してます(^-^)
そして、鍋焼きうどんができました!超うまそうです。値段は1000円ナリ。山の上でこの価格はびっくり。
しかも、すごくおいしかったんです。半分はこれ目的で来たので、すでに大満足の面々。
こちらは、物資を運んできた青年たちです。
うどんと展望を満喫して下山開始です。
登りが急登なら当然下りも。脚を傷めないよう慎重に帰りました。
帰りに歩荷の方を何度か見かけました。数十キロはありそうな荷物を担いで、少しずつ、少しずつ進んでいました。すれ違いざまに振り返って荷を見たら、「うどん」と書かれた荷箱もありました。
ただ、おいしいだけじゃなく、とても贅沢でありがたいものをいただいた気分になりました。