好眺望、好スポット、大パノラマの連続!関東以北最高峰・日光白根山に登る。
9月30日(金) 晴れ
所要時間5時間50分(休憩:40分)
山頂駅→二荒山神社→大日如来分岐→地獄ナギ→奥白根山→五色沼避難小屋→五色沼→弥陀ヶ池→七色平→大日如来分岐岐→二荒山神社→山頂駅
↑ロープウェイの移動時間は除く。
急遽仕事がキャンセルになり、ぽっかりと明日の予定が空いたのがほぼ夕方。どうせ仕事だからと、まったく見ていなかった天気予報を見てみると久々の晴れ!さあ、山へとなりますが、すでに夕方では知人に声もかけづらく……。久しぶりに夫婦二人で行くか、と思いつつ、ダメ元で動きやすいご近所さんにだけ声かけ。なんと、お二方が参加できることになりました。
関東地方が雨の合間の秋晴れという予報の中、特に天気が良さそうということで選んだのは、いつも候補にあがっていた日光白根山です。
関越自動車道沼田インターを下りて約1時間走ると、丸沼高原スキー場の駐車場に到着。ここからロープウェーで山頂へ行きます。
この日はセンターハウス前が工事中で駐車できなかったので、道路脇のスペースに駐車して出発です。
センターハウス。
ロープウェイは短い間隔で来るので、待つことはありません。料金はネットでゲットしたクーポンを使って往復1900円なり。
ロープウェーからの景色。丸沼も見えてテンション上がります。
15分ほどで山頂駅に到着。トイレ、足湯、応急手当棟があるなど、かなり整備されています。
鳥居をくぐったらスタートです。
二荒山神社で登山の安全を祈願。
序盤の道はゆるやかで大変歩きやすいです。
紅葉ははじまりかけという感じ。最盛期は10日後くらいでしょうか。
蒼穹に紅葉が映えます。
少しずつ坂道になってきました。
案内の看板は見やすいものが多数あるので迷うことはありません。
大日如来を通過。
徐々に険しい雰囲気になってきました。
ふと上を見上げたら、断崖のような山相が。あれが頂上?
ここでも青空と紅葉が美しく見えます。
苔がきれい。
序盤がゆるやかだったので、いつか来ると思っていた急勾配登場(;^_^A
ここからが本番!という感じの本格的登山道です。
急勾配を少し登ると遠くの景色が見えはじめました。
ほぼ同じ場所から違った方向を見ると、美しい遠くの山肌と紅葉が。
岩場を越えて、快調に進みます。
山肌に赤い木がポツポツ見えます。
そして、はるか遠くには富士山の姿が!
アップで撮ってみました。
このあたりからはもう、絶景の連続でした。
雲海。その向こうには遠くの山々も。
ここあたりから景色が変わりそうな気配。
高い木が見えなくなってきました。
遠くの山々が目線の高さになってきています。
ここらが森林限界でしょう。案内地図でこのあとのルートを確認。
このあとは頂上、五色沼、弥陀ヶ池……と進む予定。
なんてことない道まで美しく見える山。形状のバランスがいいんですよね(^^)
この砂利の坂道は、富士登山経験者のメンバーが「なんか似た感じ」と言っていました。
坂の上のほうに団体さんがいらっしゃいます。頂上で少しお話しさせていただきましたが、高松から来られた年輩の方々でした(^^)
ここで振り返ると、まだ富士山が見えました。ホントに天気がいい日でラッキーでした。
登っても登ってもなかなかつかないんですよね(;^_^A
あと300mの看板。遠くの景色がいいですね。
登ってきた道を振り返ってみました。うん、いいですね。
いよいよ頂上らしき雰囲気が。右のほうには標識のようなものも見えます。
緑に変色した岩がたくさんありました。苔かな。
頂上付近にあったクレーターのような平地。
登り切った!と思ったら、頂上はそのさらに向こうのよう。向こう側の山の山腹と山頂に人がたくさんいます。
祠近くに佇む男性。なんか絵になりますね(^_^)
山頂はあっち。
山頂へは険しい岩場を登らないといけません。
その途中から見えたのは、頂上のあとに向かう五色沼。エメラルドグリーンに輝いていました。
頂上に着きました!まずは眺望を楽しみます。
360度の大パノラマ…、と山の本に書いてありましたが、まったくその言葉に誇張はない、素晴らしい景色でした。
お約束の記念撮影(^^)。混んでて撮影待ちだったので、早々に移動します。
頂上から見える男体山。団体さんはあそこで昼食のようですが、風が強いので、僕たちは五色沼まで進むことに。
男体山と中禅寺湖です。飽きることのない景色に囲まれています。
五色沼に向かって少し下ってから見た奥白根の様子。なんだか小さな千畳敷カールのよう。
次の目的地である五色沼は視界に入っています。
日光名物に囲まれながら下ります。
白根山山頂から五色沼までの下りはきつく、この山行の中で一番難しい場所です。
白樺、青空……。by千昌夫……。( ̄_ ̄)。
下って一旦出た平地。振り返ると、そこにも美しい景色が。
五色沼避難小屋に到着。年輩のご夫婦に白人の青年二人が質問していました。海外からの登山者もいるんですね。
小屋の中の様子。トイレはないです。したい人は備え付けのスコップで穴を掘ってしてと書いてありました(^^)。
そして、五色沼が見えました!いや~変化に富んでてホントに楽しいコースです。頂上からここを飛ばして弥陀ヶ池に出るコースもあるんですが、それはもったいないと思います!
さっきは、あの山からここを見下ろしてたわけですね^^
月並みですが、手つかずの自然というものを体感できる幻想的な場所です。
適当な一枚岩があったので、ここでランチタイム。
時間が押してたんで早々にランチを切り上げ下山……、のはずが、なぜか急な上り坂の連続。
まだまだ、高度があるのに、こんなに登るわけがない…と手持ちのコース資料を確認する3人。
いくら見ても、まだまだ登る事実は変わらないのだ(笑)。
結局、登るのです。。。
登りをクリアしたら最後のスポット、弥陀ヶ池が見えてきました。
想定外の登りをやりきった3人(笑)。
ここも、ふつうなら幻想的に感じるのでしょうが、ここまでに見てきたものがすごすぎたので慣れてしまった感じがありますね。いや、いいところなんですよ。
その後は急な木の階段もありましたが、こういうすがすがしい道もあり、いいペースで下れました。
七色平。この小屋は使われてないようです。
不動岩。わずかな紅葉がきれいです。
一定時間になると動物除けのために、鉄の扉を閉めるようです。
二荒山神社に戻りました。帰るのが惜しい天気です。
男性二人は帰りに天空の足湯に浸かりました。下山直後の足湯はありがたいです。
少し日が落ちて山肌が朝より暗くなったせいか、足湯から見た白根山は紅葉の色がより濃く見えました。
コースの予習こそしましたが、急に決まったことで予備知識に乏しい状態で臨んだ今回。だからこそインパクトがあった、というわけでなく、本当にこの山は素晴らしいと思います。
山道の種類、眺望、スポット、どれも豊富で飽きさせません。必ずまた来る山だと思います。
「日光を見ずして結構と言うなかれ」ならぬ、「日光白根山に登らずして結構と言うなかれ」……ですね(⌒-⌒)