眺望抜群&うどん旨し!~最短ルートで行く秋の両神山~
10月27日(木) 晴れ
所要時間5時間10分(登り:2時間10分 下り:1時間50分 休憩:1時間10分)
白井差登山口→昇竜の滝→夢見平→両神山(帰りは来た通りのルートを引き返す)
両神山はなかなかハードな山だと聞いていたので、まだまだ初心者の僕は登る候補に入れてませんでした。けれど、登る会の仲間が「個人が整備している有料ルートなら大丈夫だよ」と教えてくれたので挑戦してみることに。
かつての人気コースながら、現在はむしろマイナーとなっている白井差新道ルートを登りました。
白井差新道の登山口です。山中さんという方が所有する土地内に登山道があるんです。変わってますよね~。
この登山道を利用するには事前に山中さんに電話して予約しておく必要があります。また、整備費として1000円を支払いますが、代わりに「山バッジ」をいただくことができます。
詳しいルールが書かれた看板が登山道近くにあるトイレ前に掲げられていました。ちなみにこのトイレはすごくきれいに清掃されていました。
白井差新道の登山口です。車は7~8台停められそう。
はやる気持ちを抑えて準備を……、と思ったら、一人器用な人が。ストレッチをしながらバナナを食べつつピースサインをするのはnanminさんです(笑)。
9時半頃登山開始。最初はアスファルトの道を少し歩きます。
登山道は入った直後から沢伝いです。
15分ほど歩くと昇竜の滝が登場!落差20mほどの美しい滝です。興奮して写真撮りまくりの女性陣(^-^)
昇竜の滝を上から見たところ。水がものすごくきれいでした。
巨岩を高巻いて登ります。
水はなくなりましたが、様相は川です。大雨のときなどはこの岩々の中を水が流れると思われます。
遡行が難しい場所には橋がかけられています。山中さんが整備しているんです(`ω´)
かなりスケールの大きい谷もあります。ゴルジュといってもいいくらい。
早くも最初の岩場登場。
いくら最短コースといっても、6キロ弱の距離で約900m登ります。最初から坂は急峻なので、すぐ暑くなって着替え休憩です。
こういう看板はちょこちょこありました。ここはオオドリ河原。名前は山中さんがつけたのでしょうか…。
途中途中に、こうした広々とした空間がありました。
今回先導してくださったnagさんが「ここから少し坂が急になります」と言いました。
僕らは「えー!これまでも急だったはず!」と言いました。
中腹を越えると、少し紅葉が見え始めます。
遅い人は「?」です。
紅葉の中、急坂を登るnanminさん。楽しそうですね(⌒-⌒)
この切り立った山の紅葉はきれいでした。緑色の木は常緑樹だと思うので、これが完成形と思われます。
木々の隙間から武甲山が見えます。左側の三角に尖ったのがそう。
頂上付近の急坂です。写真でも角度を少し感じることができますね(^-^)
尾根の上で手を振るnanminさん。ここの傾斜もきついです。
今年は紅葉が遅かったので、頂上付近でもまだ赤い葉が残っていました。
木に挟まれた紅葉。なかなか画になりますね。
ラスト100の看板です。
最後の試練、鎖場登場。あると思ってなかった(;^_^A
鎖を掴みながら遠くを見渡すと、ドーン!美しい山々の姿が。
先に到着したnagさん、nanminさん。
体力に自信がないと言っていたsumikoさんもゼーハーになりながら、ちょっとだけ遅れて到着。標準タイムより早かったこの日の山行を考えたら、上出来だと思います(^-^)
それでは記念撮影。
両神山は独立峰だとnagさんが教えてくれました。他の山と並び連なっている連峰と違って視界を遮るものがないため、周囲の景色を360度見渡すことができるのです(⌒-⌒)
霞んでしまっていますが、山肌が色づいているのが見えます。
そして、富士山も見ることができるんです。感激!
こっちは浅間山。今日は噴煙はないみたい。
両神山の頂上は狭いので、食事場所を確保するのに苦労するかと思ったのですが、なんとか場所を確保することができました。
nagさんが作ってくださったオリジナルうどん。持参した冷凍おにぎりが解凍されておらず、食べ物がなかったこともプラスされ、妙においしくて2杯も食べてしまいました(;^_^A
食事をしてゼーハー状態から復活したsumikoさん。遅ればせながら景色を撮影です。
食事を終えたので支度して下山します。看板にある八丁峠というのは上級者向けの登山道。
下山前にもう一枚遠くの景色を撮っておこうか…と思ったところに入り込んでくるnanminさん(笑)。
この鎖場、下りの方が危ないように感じました。
紅葉の向こうに山肌が少し見える構図がいいですね~(⌒-⌒)
少し下った岩陰から見える武甲山。同じ埼玉にある山で日本二百名山に数えられています。標高は1304m。
日が少し傾いたので、行きには陽光で飛んでいた落ち葉の色がはっきり見えるように。山ガール二人の姿がマッチしていい感じです(^-^)
落ち葉は滑りやすいので慎重に下ります。
行きには見逃していた看板。他にも看板はたくさんあります。また、ピンクリボンはないですが、置石に赤ペンキが塗られている目印が各所にありました。
ゴルジュ帯まで戻ってきました。3時前だったのですが、このあたりは日が当たらないので、夕方遅くなると真っ暗になると思われます。
沢に近い道に戻りました。急登なので心配でしたが、下りの脚への負担はそれほどでもなかったです。土の道が多かったからでしょうか。
駐車場に戻りました。僕たち以外の車は2台。多くの方と頂上付近で会ったので、やはりマイナーなコースなんだなと再認識しました。
帰りは両神山登山者御用達、薬師の湯で汗を流して帰りました。
両神温泉→薬師の湯
技術と体力がいるともいわれるので、登るのはもうちょっと先と考えていた両神山ですが、今回、知らなかったコースを知って登ることができました。
山中さんの案内を受けられなかったのは残念ですが、最高のコンディションのなか無事登ることができたので良しとしましょう(⌒-⌒)