秀麗富嶽十二景の1番に登る~雁ヶ腹摺山&姥子山~
12月1日(日) 晴れてはいるがガス多し
所要時間5時間20分(大峠登山口~雁ヶ腹摺山:50分、雁ヶ腹摺山~姥子山:50分、姥子山~雁ヶ腹摺山:1時間40分、雁ヶ腹摺山~大峠:40分。休憩:1時間20分)
歩行距離:7.1km 累積標高差上り:942m 下り:947m
大峠登山口→雁ヶ腹摺山→姥子山
(帰りは登りのルートを引き返す)
↓当日のルート↓(地理院地図の実際に歩いた軌跡)
秀麗富嶽十二景というのがあるのを知りました。大月市が選定している美しい富士が見える山々です。冠雪した富士が美しく見えるこれからの季節にいくつか登ろうと思い、まずは第一番を目指します!
大峠の駐車場です。左手の看板近くの階段を上がっていくと黒岳、牛奥ノ雁ヶ腹摺山方面へ、右手奥の階段を上がっていくと雁ヶ腹摺山、姥子山へ行けます。この画像の少し手前にはトイレ(工事現場にあるような形状のもの)もあります。
それほど有名な山ではないし平日でもあるので先客はいないと思ったのですが、快晴の予報もあってカメラマンさんや登山者などが数名先着してました。
駐車場の標高がすでに1560m。ここからも富士山の絶景が見えるはずなのですが雲に隠れちゃってます。
こちらは黒岳、牛奥ノ雁ヶ腹摺山方面への階段。
丁寧に書かれた看板があったのでしばし確認。
変わった名前、雁ヶ腹摺山の名の由来が書かれていました。そういうことなんですね^^
こちらが雁ヶ腹摺山への登山口です。
登り始めて早々に渡河ポイント登場。
写真には写っていませんが、ここには水場もあります。忘れた人、足りない人は汲んでいきましょう(^-^)
ナラ、クヌギの原生林。期待していなかったのですが、苔むしていい感じです。
ひときわ目立つ巨木が倒れていました。おそらく樹齢100年以上。堂々と立ち風雪に耐えて生きた時間を想像。天寿をまっとうして横たわる姿に思わず頭を下げました。
ワイルドな山容の場所もありましたが……
基本的には整備されているので安心です(ただし、一部ぬかるんだところがあるのでスパッツはあったほうが◎)
橋なども設置されています。
この日は晴れだったのですが、山の中だけがガスに包まているという天気。
木々の向こうが薄っすら青いのは晴れているからなんです。
なので場所によってはこのようなガスが消え去るシーンも。
鎖場も1、2か所ありましたが、登りは必要ないでしょう。下りで、しかもぬかるんでいたら重宝します。
唐突にオブジェのような巨岩が出現。
巨岩を過ぎると頂上への花道が見えてきました。
一時間かからず雁ヶ腹摺山の山頂に到着です!
しかし結局、この日富士山が見えたのはこの一瞬だけ。しかも頭がほんのちょっとでした(;^_^A
雲がなければこんなふうに見えていたんですね。
そう、この場所は旧五百円札に描かれた富士山の撮影地なんです。昭和世代には懐かしいですね^^
あきらめきれずに富士山を見つめるメンバー(笑)。見続ければ雲がどいてくれるわけではありませんよ^^
帰りに雲がなくなってくれることを願いつつ姥子山へ。姥子山の標高は1503mなので行く道は下りとなります。
姥子山への道も苔むす原生林が。こういうの好きです^^
一か所、一般道をまたぐ場所がありました。しかし、下るにつれてガスが濃くなってきます。
真っ白~~(;^_^A
とりあえず姥子山山頂に到着です。
景色は……、うん、そうですよね(゚ーÅ)
ガスが晴れそうな惜しいシーンもあったのですが、この日は北風が強くなくて雲は動かず。気温も高かったので霧のようなガスが谷に定着してしまったようでした。
ふたたび原生林を歩いて戻ります。帰りの姥子山~雁ヶ腹摺山への登り返しはかなりきついので覚悟!
ガスは高いところに行くほど出てくると思ってましたが、そうでもないんですね。この日は高い場所のほうが晴れていました。ということで雁ヶ腹摺山の頂上に戻り……
冬にはとてもおいしいチャンポンをさっと作って昼食。激ウマですね(⌒-⌒)
富士山が姿を現すのをずっと待っていましたが、厚い雲はどいてくれませんでした(x_x;)
それでも楽しい山歩き。青空のもと元気に下山(^-^)
低い場所にある駐車場付近もガスが。真上を見上げると青空なのに……。不思議な天気の一日でした。
帰りはちょこっと足を延ばし、登山口から1時間の「芭蕉 月待ちの湯」で汗を流して帰りました。
富士山が雲に隠れていて見えない……。これは富士見目的登山をやっているとどうしても遭遇しちゃうことなんですね(;^_^A
今後もそういう山行を何度も経験するでしょうけど、それもご愛嬌。てっぺんがちょこっと見えただけでもラッキーと思うことに。それでも今度はちゃんと全部見せてねと願いつつ帰路につきましたけれど(⌒~⌒)