花の宝庫 会津駒ヶ岳・中門岳で池塘と残雪の稜線歩き(⌒-⌒)
7月14日(土) 晴れ(序盤はガス)
所要時間8時間10分(スタート~中門岳:4時間 中門岳~会津駒ヶ岳:30分 会津駒ヶ岳~駒の小屋~ゴール:2時間50分 休憩50分)
歩行距離:13.41km 標高差:1117m 累積標高差上り:1193m 下り:1433m
滝沢登山口→一水場→展望台→駒の小屋→中門岳→会津駒ヶ岳→駒の小屋→展望台→水場→滝沢登山口
↓当日のルート↓(地理院地図の実際に歩いた軌跡)
[コース状況メモ]
・スタート直後~水場までの1時間半ほどは急登が続きます。
・水場以降、坂は少し緩やかになりますが、展望ベンチまで眺望はほとんどありません。
・危険個所、道迷いしやすい場所はありませんが、ここの木道は濡れているとかなり滑るので注意。
いつか行こうと思いつつ、微妙な距離にあるためなかなか足が向かなかった会津駒ヶ岳。ハクサンコザクラなどの花が盛期を迎えたということで重い腰を上げてみました(^-^)
キリンテと並ぶ代表的な登山口、滝沢登山口から登りました。ストリート・ビューは来てないので地図で表示しています。事前調査で、国道からここの登山口までの山道が苦手という記述を散見しましたが、それほど走りづらい道には感じませんでした。林道としてはふつうの幅(一部すれ違いしづらい個所がある程度)ですし、混雑時に駐車スペースとなる広い路肩が一定間隔で設けられているので、気を付けていけば問題はないでしょう。
道の駅 尾瀬檜枝岐です。那須方面から来る場合、途中にいくつか道の駅がありますが、登山口の直前にあるこの道の駅でトイレを済ますのがいいと思います。なお、登山口近くにも公衆トイレはあります。
5時半前に到着。国道から林道に入り最奥の駐車スペースまで半分ほど走ったところで係の方(まさかいるとは思いませんでした^^;)に止められました。ここに停めてくださいとのこと。三連休初日の土曜日ということで最奥までは行けないと思っていましたが、意外に早かったです。道の奥のほうにズラッと並んだ車の姿が見えています。
先ほどの駐車スペースから10分ほどで登山口に到着。この階段を上がってスタートです。なお、登山届はここで書いて出すことができます(筆記用具、用紙あり)。
スタート直後から1時間ほど急登が続きます。ペースの上げ過ぎに注意!
スタートから1時間半、水場近くの休憩スポットに到着。水場は画面左の木の奥を下っていきます。まだ水は十分あったのと、けっこうきつい坂の往復と聞いていたので立ち寄りませんでした。
「山頂まで1.2キロ」の表示がある展望台に出るまでは眺望のない樹林帯です。
たまに開けて遠くが見えてもこれくらい。
よく整備されていて歩きやすいですが、1、2か所、こうした倒木などもありました。
樹林帯の終盤に出てくる階段ゾーン。
展望台に到着。ここではあえて「山頂まで1.2キロ」の表示を写して展望は載せません。なぜならガスで真っ白だから(笑)。ガスが晴れてバッチリ撮れている写真は後半に。
展望台から先は勾配も緩やかに。
池塘ゾーンに入りました。ガスの中の池塘も雰囲気あっていいですね^^
コバイケイソウ群落の脇を登っていくと……
駒の小屋に到着です。
小屋前の池もガスでいまいち。帰りに晴れることを期待してここは素通り。
気持ちよく木道を歩いていると……
ありました!ハクサンコザクラの大群落です(⌒-⌒)
ここに来るまでも見かけてはいたのですが、これだけたくさん咲いているポイントは初めて^^
ハクサンコザクラの紹介ついでに今回見た花をまとめて。
7月の会津駒ヶ岳は多くの種類の花が咲いています。
木道が樹林帯に突入。ここの木道は濡れていると本当によく滑るので要注意!
駒ヶ岳山頂と中門岳との分岐に到着。まだガスが晴れてないので山頂にはいかず、まずは中門岳を目指すことに。
美しい稜線が見えてきました。さきほどの分岐から中門岳までの道は美しい風景の連続です。駒ヶ岳から足を延ばしても往復1時間程度なので、時間に余裕があればぜひ!
花と池塘ゾーン。
このあたりからガスが晴れる時間が多くなりました。
遠くの山々も見えてきます。
池塘と残雪ゾーン。ガスの晴れた写真は後半に。
池塘のアップ(^-^)
木道は若干傷んでいますが、緩やかな勾配で歩きやすい稜線ゾーンはとても気持ちよいですよ(^-^)
山肌のラインもきれい。
ひと際大きな池塘の集まりを過ぎると……
眼下に中門岳が見えてきました。
池の向こうの男性二人の姿が水面にくっきり。鏡のようです。
ガスが晴れるまで写真撮影をちょっと待ってみることに。
すると到着直後にこんな感じだった景色は……↓2分後のおんなじ構図の写真。
一変しました!
あまりの天気の変化に呆然と立ち尽くすねこ実(笑)。
ガスも幻想的で良かったので二つの天気を楽しめてラッキー。ヤッタネv( ̄ー ̄)v
中門岳はココ!というポイントがあるわけではなく、このあたり一帯を言うそうです。
写真撮りまくりで中門岳を堪能。
本丸、会津駒ヶ岳山頂のガスもとれているだろうということで引き返します。
雪を踏んで中門岳方面を振りかえった画。
会津駒ヶ岳のガスがいままさに晴れていくところ。
そこそこきつい坂をグイグイ。
ある程度登ったところで、さきほどの残雪のある稜線を見てみます。う~ん美しい(⌒~⌒)
そして、会津駒ヶ岳の山頂に到着!
ここから見える山はこの通り。
右下に見えている駒の小屋方面に下っていきます。中央のひときわ高い山は日光白根山。
小屋方面に下り、さっきまでいた会津駒ヶ岳山頂を見上げた画。
駒の小屋に着きました!ガスに包まれていたさきほどとは別世界のよう。
池周りのベンチはいっぱいだったので、小屋前のベンチをお借りして昼食です。裏にはトイレもあります(使用料100円なり)。
お腹いっぱい食べたら下山です。同じ道を通って帰る場合、ゴールまでの道のりの写真は省略しちゃうんですが、行きは展望がなかったので今回は載せてみます(^-^)
行きにはまったく見えなかった燧ヶ岳がはっきり見えました^^
コバイケイソウ越しの池塘。行きの写真とまったく雰囲気が違います。
コバイケイソウの連打(笑)。それ越しの燧ヶ岳(^-^)
緩やかな稜線を下ってくるカップルが画になったのでパチリ。
青空の下の池塘。ガスの中もよかったですが、こちらもいいですね(^-^)
かなり下って小屋を見上げます。行きは真っ白でしたが、晴れていたらこうだったんですね^^
池塘とワタスゲ。
展望台まで戻ってきました。ここは晴れが絶対いいポイントでしたね(^-^)
長い急坂の樹林帯を抜け階段を下ったらゴール。お疲れさまでした。
三連休の初日ということで大賑わいの会津駒ヶ岳でしたが、前半はガスに包まれた幻想的な景色、後半は青空の下の風景を味わうことができ大満足の山行となりました。秋の草紅葉もいいとのこと。静かな秋の平日にまた来てみたいと思います。
帰りは行きに立ち寄った道の駅 尾瀬檜枝岐にある総合温泉スポーツ施設「アルザ尾瀬の郷」で汗を流して帰りました。
総合温泉スポーツ施設→アルザ尾瀬の郷