スリル満載の乾徳山(;^_^A 岩場・鎖場で悪戦苦闘も景色よし!
6月26日(火) 晴れときどき曇り
所要時間7時間30分(登り:3時間40分 下り:2時間50分 休憩:1時間)
歩行距離:9.41km 標高差:1134m 累積標高差上り:1176m 下り:1149m
乾徳山登山口駐車スペース→登山道入口→銀晶水→駒止→錦晶水→国師ヶ原分岐→役小角像→月見岩→扇平→髭剃岩→カミナリ岩→鳳岩→乾徳山→水のタル→高原ヒュッテ→国師匠ヶ原
(国師匠ヶ原からは来た通りのルートを引き返す)
↓当日のルート↓(地理院地図の実際に歩いた軌跡)
[コース状況メモ]
・駒止まではなだらかな坂。以降は岩の多い急坂になり、樹林帯を抜け山頂直下になると岩場、鎖場の連続です。
・鎖のある場所よりも岩場を回り込んで登る個所や崖下を覗き込める場所がむしろ危険。無理な覗き込みは厳禁です。
・鎖場を回避するため下りに使った「水のタル」を通るコースの序盤は、大岩を急激に下るので慎重に。
素晴らしい景色を持つ山ではあるけれど山頂直下の過酷な鎖場の印象が強く、どうにも足が向かなかった乾徳山。迂回ルートもあるとのことなので意を決して行ってみました(;^_^A
ほとんどの方が乾徳山登山口バス停前の大きな駐車場に停めてスタートするようですが、そこから登山口に向かった750m先、徳和観光釣センター、前宮神社を越えたところに登山者用の駐車スペースがあります。このGooglemapの場所がそこで5、6台が停められます。mapで見るとわかる通り、前宮神社を過ぎてから路面が荒れた細い未舗装路になりますが、その区間は50mほどしかなく、見通しも良いですから問題なく行けるはずです。八の字周回コースなど下山時に違う道を歩く場合は別ですが、登りと同じ道で下る場合はここまで来てしまったほうがいいでしょう。なお、トイレはバス停前駐車場の向かい側にあるので済ませておきましょう。
朝6時30分に到着。バス停前駐車場には7、8台停まっていましたが、ここは先着が一台。車を停めたら看板の先の道を進んでいきます。
5分ほど歩くとこの看板があり……
さらに10分ほど歩くと登山口です。
序盤は歩きやすいゆるやかな坂が続きます。
一つ目の水場、銀晶水に到着。まだ水たくさんあるので素通りします。
駒止まで来ました。ここから先は馬が通れないくらいに険しくなるということで……
急登の岩場登場。
ゴロゴロの巨岩群を過ぎたら……
二つ目の水場、錦晶水に到着。ここの水はとってもおススメ。癖がなく冷たくておいしいです。
今度は樹林帯に入ります。山を美しくの看板、いいですね(^-^)
この樹林帯は白樺で、美しいということで有名だそう。
森を抜けたら遠くに目指す乾徳山の山頂が見えました。
国師ヶ原の分岐です。八の字周回コースで知られる乾徳山の唯一の交差点。左に行けば高原ヒュッテ。右に行けば道満尾根です。今回は鎖場経由で頂上を目指すので真っすぐ進みます。
分岐点を越えたところにあった役小角像。
役小角像を過ぎてしばらくすると木がなくなって草原に。ここはとても気持ちよく歩けました。
左に見える乾徳山山頂もずいぶん大きくなってきました。
月見岩に到着。周りに木々がないのではっきり月が見える場所ということでしょうか。
月見岩でひと休憩して、いよいよ本丸へ。
この森の中にあの鎖場群があるのかな。
様子見する間もなく鎖場登場(;^_^A
のっけからこれとは聞いてないぜ^^;
他の方の山行記でよく見かけた髭剃岩。中に入る人もいるそうですが、はまって出られなくなりそうだったのでスルー^^
髭剃岩を通過してすぐの、岩を周るようにして登るポイント。左側は崖なのでビビってガクブル状態になっている妻。
こんな場所があるなんて聞いてないよ~と言いつつ景色はいいので見てしまいます。
そのポイントからいったん梯子で下ると……
カミナリ岩登場!
油断したら危ないけど、ここは女子でもなんとか行けると思います(by 妻)。
慎重に慎重に。過度に鎖に頼らないのがコツ。
これが登り切ったところ。
さらに奇岩「胎内」を通過すると……
眺望もいよいよスリル満点に。
そしてドーン!最後の難関「鳳岩」登場。
目の前にしてみたら意外に大したことないんじゃないか?などと都合の良い想像をしてましたが……
見た通りの難所で大苦戦の末クリア(;^_^A メンバー二人は迂回路を使いましたが、迂回路もまあまあの難所とのこと。
そして登頂成功!大迫力の景色です。
サーっと上がってくるガスがなかなか晴れなかったのですが、帰り際になんとか富士山を見ることができました(^-^)
アップでも一枚^^
鎖場を回避するため下りは水のタルからの周回ルートを選択したのですが、こっちもなかなかタフでして(;^_^A
鎖場が怖いからこっちにしたのにぃ、ふたたび聞いてないよ~状態に。
こんな難所をある程度進んだあと、もし違う道だったら悲惨……ということで地図をチェック^^;
道は合ってそう。ということでビビりながら進みます。
振りかえると岩の陰から富士山が。でもあんまりよそ見せずに進むと……
たくさんの看板が。道は合っていました(^-^)
早咲きのシャクナゲ発見。
さきほどの看板のひとつに書いてあった「ガレ場の急坂」ゾーン。ここはかなりハードなうえ長く続きます。集中力と体力が切れると転倒するので休み休み行きましょう。
膝がガクガクになりながらもなんとか高原ヒュッテに到着。
高原ヒュッテ。
ここにはきれいなバイオトイレのほか、火を焚く設備もありました。
広々とした休憩スペースも。
国師ヶ原分岐まで戻ってきました。ここから1時間ちょっと、登りに歩いた道を下って帰ります。お疲れさまでした(^_^)/
帰りは勝沼IC方面にある「ぶどうの丘」にある温泉を利用しました。宿泊もできる大きな施設でした(⌒-⌒)
ぶどうの丘→天空の湯