頂はまるでアルプス(^-^)~中倉山で孤高のブナと対面~
5月16日(水) 晴れ
所要時間5時間30分(登り:2時間50分 下り:2時間 休憩40分)
歩行距離:10.44km 標高差:817m 累積標高差上り:1246m 下り:1261m
銅親水公園駐車場→一中倉山取り付き点→小ピーク→中倉山→孤高のブナ
(帰りは来た通りのルートを引き返す)
↓当日のルート↓(地理院地図の実際に歩いた軌跡)
[コース状況メモ]
・銅親水公園から登山口へ至る林道までのアクセスは複数ありますが、現在、導水環橋は通行禁止です。川の水が少なければ渡渉が可能。この日は水量が少なかったので渡河しましたが、少しでも増水しているときは遠回りをおすすめします。
・登山口から山頂の尾根に出るまでは小ピークからの下りを除いてほぼ急登です。
・山頂のガレ場はあまり奥まで覗き込むと危険です。
煙毒被害から唯一生き残った「孤高のブナ」と、アルプスの雰囲気漂う独特の山容で隠れた人気の中倉山に行ってきました。
銅親水公園付近です。画面左の坂を下っていくと公園の駐車場に出ます。
朝8時半前に到着。平日ですがすでにたくさんの車が。
まずは目の前の銅橋を渡ります。
堰堤の向こうには美しい山々が。
渡った先にある学習センター。ここにはきれいなトイレがありますが、朝早いので鍵がかかっています。
でも、施設の裏に仮設トイレがあるので安心(^-^)
このあたりからサルがたくさん現われましたが、近づいてくる気配はなく、人間とは距離をとっていました。
仮設トイレの奥にある展望階段登り口を上がっていきます。
注意!この写真は帰りの写真です。行きは皆が向かっている方向からやってきます。そして左の石畳の階段を下っていきました。下ると川があるので渡れるか判断するためです。なお、下らずにまっすぐ行くと、かつて多くの登山者が利用し、今回僕らも渡ろうとした導水環橋に出ますが、現在は通行止めとなっています。
あてにしていた導水環橋が通行止めだったのでどうするか思案。いったん駐車場に戻って遠回りするルートもありますが、まずは渡渉できるかチェックします。
水量が少なかったので無事渡渉。写真右側の土手の横を入っていきます。
林道に出ました。
40分ほど林道を歩いていくと……
中倉山の登山口に到着。右側にケルンが積まれ、近くの木に赤リボンがあるのが目印。
ここからはずっと急登です。気合い入れて登ります(`ω´)
事前調査などで知ってはいたのですが予想以上の急登の連続でした。新緑を楽しむ余裕もなし(x_x;)
それでも中盤から出現するヤマツツジや……
後半出現するシロヤシオはとってもきれいで力になりました(⌒-⌒)
急登を必死に登ること1時間。小ピークに到着です。
小ピークを通過したところにこのルート唯一の下りがありました。急坂を登りっぱなしだったので苦手の下りがオアシスに感じます(;^_^A
下り切ったら最後の登りです。10分ほど行くと木がなくなり、空が見えてきて……
開けた場所に出ました。すごい展望です!これまで登ってきた樹林帯とギャップあり過ぎ^^;
谷底も大迫力。
写真撮って撮って(笑)。
すでにかなりの絶景を目にし、頂上はどうなのか期待が膨らみます。
ヤマツツジの咲く尾根筋を登りきると……
稜線に出ました。すごい!馬の背みたい。
気持ちよく歩いていくとケルンらしきものが。
着きました!中倉山の頂上です。
先着していた若者二人に写真をお願いしてパチリ。
続いて目的のひとつ「孤高のブナ」を目指します。
山頂からブナまでの間の景色。すごいです。
平標山のようなモコモコの尾根。
下りに差し掛かると、尾根の真ん中にブナの姿が。
ありました!「孤高のブナ」です。
近くに植林された木もあって思ったより「孤高」ではなかったですが……
下から撮るとこんな感じでやっぱり孤高(^-^)。唯一、煙毒に耐えきったというのが尊いですよね。
木陰を探して昼食タイム。
ツツジなどの花がきれいでした。もう少ししたらピークですね。
沢入山方面へ少し足を延ばしてみます。ヤセ尾根なので足元に注意。
まるで3000m級の山から見た景色みたい。
吸い込まれそうです。
沢入山方面から見たブナ。
右奥に黒っぽく見えるのは男体山です。
名残惜しいですが下山します。
ヤマツツジのアーケードを通って……
登り時は上を向いていて気づかなかった眼下の景色を楽しみつつ、急登を2時間かからず下り、さらに林道を歩いて……
河原を越えたらゴールです。お疲れさまでした。
帰りは国民宿舎かじか荘の庚申の湯に寄りました。リニューアルしたばかりなのでとてもきれいでしたよ。ぬるぬるの泉質もおすすめ。
国民宿舎かじか荘→庚申の湯