荒島岳 ~福井唯一の百名山でブナと白山を堪能(^-^)~
5月8日(水) 晴れ
所要時間5時間20分(登り:3時間10分 下り:1時間50分 休憩:20分)
歩行距離:9km 標高差:1182m 累積標高差上り:1404m 下り:1392m
勝原スキー場→トトロの木→深谷ノ頭→しゃくなげ平→もちが壁→前荒島→荒島岳
(帰りは来た通りのルートを引き返す)
↓当日のルート↓(地理院地図の実際に歩いた軌跡)
[登山口までのアクセス]
・登山口は街道沿いにあるので悪路を走ることはありません。
・登山口のマップコードは「240 477 297*72」。念のため調べてからお出かけを。
[コース状況メモ]
・スタート直後のコンクリートの坂は要注意。長く勾配もきついので努めてゆっくり。ここで息が上がってしまうと後半苦しくなります。
・ロープ場、鎖場は1、2か所ありますが、いずれも慎重に行けば問題ありません。
新緑のブナの森を歩きに福井県唯一の日本百名山、荒島岳に登ってみました。以前、浅間山で出会った方から「ことのほかきつかった」と聞いていたので覚悟して行ったのですが、ホントにきつかったです(;^_^A
勝原スキー場駐車場荒島岳登山口です。街道沿いにあってかなり広くトイレもあります。
宿泊地の関市から1時間半かけて朝8時に到着。平日ですがそこは百名山。すでに車が何台も停まっていました。
トイレ脇の電話ボックス内に登山届用紙とBOXがあるので提出します。
ルートはわかりやすいので迷うことはなさそうですね(^-^)
コース状況のところに書いたスタート直後のコンクリートの坂です。急坂で距離もそこそこあるのでかなり脚にきます。ここは努めてゆっくりと。
ようやくコンクリ坂を登り切って平地に到着。ここから山道に入ります。
樹林帯に入るまでの山道。ここを少し歩いていくと……
リフトの終着点だった場所に出ました。ここで一息。
名前はわかりませんが、雪をかぶった高い山が見えます。すでにかなりいい景色です。
そんでもって実はここが登山口という場所に到着(笑)。ここまで駐車場から40分かかりました^^;
登山口から先はブナの森林が広がります。荒島岳の大きな魅力のひとつです。
120センチに伸ばしたストックを立てかけてみました。幹の直径は2メートル近くありそう。こんな巨木があちこちにありました。
威風堂々した佇まいに思わず見入ってしまいました。緑の葉も輝いてます。
あと3キロの看板を通過。2キロのもありましたが、1キロのはなかったような……。
序盤の見どころはとにかく新緑の森林ですね。これは圧巻。
スタートから1時間。横たわる巨木が。
トトロの木です。根っこから倒れてしまったんですね。
白山ベンチに到着。ここは看板に書かれている通り……
白山の美しい姿を見ることができます。このあたりから先は標高が上がるにつれ、違った姿を見せてくれる白山に背中を押される感じ(^-^)
中盤からは階段も出てきます。
ブナ林の中に一本だけあった桜の木。写真だとわかりづらいですが、すごく目立ってました。
途中、少しご一緒した方から「しゃくなげ平までは急勾配で長い階段も出てくるよ」と聞きましたが、これがそうですね。いや~きつい(;^_^A
ここまでスポーツドリンクをすでに1本消費。ようやく長い階段の終わりが見えてきて……
しゃくなげ平に到着!やったぜ^^;
しゃくなげ平から見た白山は白山ベンチからの展望よりも大迫力(⌒-⌒)
逆方向にはこれから行く荒島岳の山頂が見えています。
看板を読み、もう一度気を引き締めて進みます。
滑落が多いとのこと。たしかに鎖場や……
ロープ場……
そして片側が崖の道もあるのですが、慎重に行けば危険はないと思います。
ひと山越えて高い木がなくなったところで、もう一つの山が見えてきました。あれを越えたら山頂かな。
このあたりは地図上に花のマークがついていたので、注意していたらカタクリ発見^^
右はショウジョウバカマ、左はイワウチワでしょうか。
少し雪の残った斜面がいい感じ^^
右に延びる山道の先に標識が。あれの先に山頂がありそう。
最後の坂を登って……
山頂に到着!いやぁ、きつかったぁ……。他のコースからの人もいるので思ったよりにぎわってます。
山頂は思ったより広いです。このような平らなスペースもあります。
360度、景色を楽しむことができるんですね。
荒島神社にお参りしてから景色を見てみることに(^-^)
こちらは白山の反対方面の景色。稜線がきれいです。
こちらも遠くに少し雪をかぶった山が。街も見えます。
標越しの白山(^-^)
そして、バッチリの白山です!
少しだけアップで。う~ん、美しい(⌒~⌒)
少し飛んでて見づらいですが、北アルプスの槍ヶ岳などが見えます。
これも見づらいですが、乗鞍岳と御嶽山です。
景色を堪能し、白山を正面に見ながら下山です。
額に入った絵画のような構図が気にっている写真です(⌒~⌒)
『日本百名山』の著者、深田久弥の地元だから選ばれた、なんちゃって百名山、マイナー、地味などと言われることもある荒島岳ですが、歩いてみてシンプルにいいところだなぁと思いました。ブナの威容には引き込まれますし、白山もきれいです。
それプラス思うのは「最近経験したことがないほどきつかった」ということ。この日が格別に暑かったということもありますが、この標高、このコースタイムで、どうしてここまで……というほど大変でした(x_x;)これから行くという方はしっかりとした準備を。ブランク明けに登るのはおすすめできませんよ(;^_^A