新日本百名山 大日ヶ岳 ~岐阜の名峰でブナ林をのんびり歩き~
11月6日(水) 晴れ
所要時間6時間(登り:3時間 下り:2時10分 休憩:50分)
歩行距離:11.6km 標高差:749m 累積標高差上り:1098m 下り:1104m
ひるがの高原登山口→いっぷく平→展望台→大日ヶ岳
(帰りは来た通りのルートを引き返す)
↓当日のルート↓(地理院地図の実際に歩いた軌跡)
[登山口までのアクセス]
・ペンションや別荘が多いひるがの高原のリゾート地域は、曲がる場所に迷うのでナビにマップコードを入力して行くのが楽。高原登山口のマップコードは「597 001 296*62」(一応ご自身で確認を)。
・マップコードが使えない場合はホテル「サンメンバーズひるがの」を目印にするといいと思います。
[コース状況メモ]
・危険個所はありません。
・展望台直下、山頂直下に多少の急登はありますが、全体的になだらかな坂が多く、ところどころ平地もあります。
・ただし、登っては下りのアップダウンが何度も登場(特に前半)するので、「なだらかで楽」というイメージは持たずにスタートするのがいいと思います。
ひょんなことから岐阜に遠征することに。登ったのは日本二百名山、新日本百名山にも選ばれている大日ヶ岳。地元では人気の高い山として知られています。
今回登ったのはひるがの高原コース。その起点、ひるがの高原登山口の駐車場です。郡上の観光サイトやGoogle mapでは水道山登山口と表記されています。
朝7時半過ぎに到着。駐車場は思ったより広くて、10台くらいは楽に停められそう。
駐車場入口の脇からスタートです。
スタート直後はゆるやかな坂がしばらく続きます。
10分ほど歩くと鉄塔登場。
山頂を目指します。水道山はどこにあったんだろ(・_・?)
ここでサプライズ。とっくに終わってると思っていた紅葉が、ふもと近くはまだまだ見頃でした。
ゆるやかな坂を歩きながらの紅葉狩りは楽しい^^
道幅もあるので気持ちよく歩けます。
とはいえゆるやかな坂だけでは山頂に着けません。急登ではないですが、そこそこの坂も徐々に登場。
ここは黄色がきれい。
白く枯れたような木と青空に赤い葉が映えます(^-^)
とても歩きやすい登山道で、ふたたびゆるい坂になったと思ったら……
勾配のないまっ平な場所もちょこちょこ出てきます。
ただ、この山はアップダウンがけっこうあります。この写真は坂の上から鞍部にいる先行者を見下ろしているところ。
下ったあとは当然、登り返します。そういう個所がいくつかあるので累積標高差が標高差+300mなんですね。
台風の影響か倒木を何度か見かけましたが、通行に支障のある場所はなかったです。
残距離表示はたしかここだけ。
右端にあるのが別山と白山。序盤からそこそこ眺望はありますが、ある程度進むとこの白山や……
御嶽山、乗鞍岳なども視界に入ってきます。
スタートから1時間半、中間地点の一ぷく平に到着。登りの標準タイムが3時間なのでいい感じで歩けているようです。
一ぷく平の先にあるブナの巨木ゾーン。たくさんの古木が居並んでいる神秘的な場所です。写真のここには三本のブナが等間隔で屹立していました。
巨木を通過して急登をのぼり切ると……
山の姿が見えました。山頂かなと思ったのですが、行ってみたら展望台でした。
展望台に取り付くまでの平地。白い木がきれいで、歩いていて「気持ちいぃ!」と叫びたくなるような場所です(⌒~⌒)
平地を過ぎて山に取り付きます。
展望台に到着!その名の通りの大展望でとっても気持ちいい場所です。
ただ、景色は山頂とほぼ同じで、当然山頂からのほうが見晴らしがいいので、ここでは北アルプス方面の写真だけ。
展望台をあとにし、いよいよ山頂へ。
最後の急坂。たぶん、この山で一番きついところです。
これを登り切ったら……
着きました!大日ヶ岳の山頂です。なんかいろいろ建ってます。
遠巻きに見た写真。けっこう広いので、6、7人のパーティが4組くらいいましたが、まったく問題なしでした。
白山、別山バッチリだぁ(⌒~⌒)
こちらは右から御嶽山、乗鞍岳、北アルプス。
御嶽山。
乗鞍岳。
北アルプス。
北アルプスをさらに望遠で(^-^)
御嶽山もアップで。
乗鞍岳も。
近くの低山も紅葉のじゅうたん状態(⌒-⌒)
違う方向には赤じゅうたん(^-^)
天狗山方面の稜線もきれいです。
荒島岳や伊吹山も見えるんです。
自分の影で暗くなるので逆側からしか撮れなかったのですけど、これが見える山々。
山頂で景色を満喫して後ろ髪を引かれつつ下山(゚ーÅ)
下りは日が昇り、日差しの角度が変わって紅葉がまた違った美しさを見せていました。
ゆるやかな登りが多く道は広くて開放的。植林がほとんどなく神秘的なブナの巨木が鎮座する静かな森。360度の大展望が広がる山頂からは白山をはじめ多くの山々を眺めることができる……。
「近くにあったらしょっちゅう登りに行くだろうね」……一緒に登った友人と何度となくそんなことを口にしながら下山しました(^-^)