本仁田山 奥多摩三大急登で忘年トレーニング(^-^)
12月28日(土) 晴れ
所要時間5時間20分(登り:2時間30分 下り:2時間 休憩50分)
歩行距離:8.6km 標高差:914m 累積標高差上り:1077m 下り:1109m
奥多摩駅→安寺沢→大休場→本仁田山→コブタカ山→大根ノ山ノ神→熊野神社分岐→鳩ノ巣駅
↓当日のルート↓(地理院地図の実際に歩いた軌跡)
[登山口までのアクセス]
・マイカーで町営鳩ノ巣駐車場に7時10分頃到着。土日は7時半には満車と言われる駐車場ですが、この日は8時時点で8割くらい。帰りは半分ほどに減っていましたが、一時満車になった形跡がありました。
・鳩ノ巣駐車場に停められなかった場合は、奥多摩駅方面に向かい駅奥のタイムズ駐車場に停める(平日一日最大料金880円、土日一日最大料金1320円)。または、12月~2月は駅から徒歩10分ほどの氷川キャンプ場の駐車場が無料です。
[コース状況メモ]
・登山口の安寺沢から山頂までの大休場尾根はほぼ急登のみ。これまで登った山の中でもこの部分はかなりきつかったです。
・山頂からコブタカ山、鳩ノ巣駅までの方が勾配が緩いので、下りが苦手な人は今回のルート「奥多摩→鳩ノ巣」がおススメ。
年末恒例の忘年登山は計画が二転三転。決まりかけた黒斑山の雪踏みを強風予報で回避し、メンバーが提案してくれた本仁田山に行くことに。ここは3年前の忘年登山の候補だった山。奥多摩三大急登のひとつに数えられることでも有名です。
町営鳩ノ巣駐車場です。無料で駅に近いことから「土日は7時半には満車」が当たり前だとか。
仕事納めの翌日ということで出足が遅いよう。7時半時点でもまだ2割ほど空きがありました。
7時過ぎに鳩ノ巣駐車場に着き、小一時間休憩。8時7分の電車に乗って奥多摩駅へ移動します。
奥多摩駅です。バスの来る方面へ進み、タイムズ24駐車場の中を通過すると……
最初の橋が現れるのでこれを渡ります。
右手には工場萌えの方々に人気の巨大な「奥多摩工業 氷川工場」が見えています。『未来少年コナン』に出てきそう(⌒-⌒)
さらに川方面へ進み氷川国際釣場へ向かう橋を渡ります。
あとはひたすら指示に従って一般道を歩いていくと……
駅から40分ほどで登山口のある安寺沢に到着します。手すりのある坂道を家の裏側まで歩いていくと……
山道に入ります。
そして、ジャジャーン!! わかりますか!? この急勾配!これがずーっと続くのです。さすが奥多摩三大急登(;^_^A
ふつうの山道レベルのこういう坂は息抜きポイントともいえるくらい。
尾根道もずっと急登!
登って一瞬、平らな場所に出ても、すぐに次の急登が現れます。
すれ違った方が降りていく姿を上から見ると、いかに勾配が急かわかりますね。
植林ゾーンを越えて自然な木々が現れても急登は続きます。
夏場にはとても歩けそうにないですが、冬場は枯れた感じが美しく、きついですけど歩いていて気持ちよかったです。
その急登もいよいよ終盤。最後のひと坂を越えたら……
なだらかな道に出ました。これを少し進んだら……
山頂に到着!いや~きつかった~けど気持ちよかった~(⌒~⌒)
山頂はあまり広くないです。だからかな、奥多摩の山頂でよく見る石碑はありませんでした。
筑波山です。昔の山行記を見ると眺望はないという記述もあるんですが、晴れていればけっこう見えます。
スカイツリー。ドームらしきものも見えてます。
そして富士山も!
いい感じに端っこに配置して撮ってみました(^-^)
最後にアップを一枚。
下山します。まずは川乗山方面へ。
100mほど進むと奥多摩駅~鳩ノ巣駅の中間地点に。ここから雪が出始めました。
雪の尾根道を少し進んだところで……
凍結した雪も出始め危険になってきたのでチェーンスパイクを装着します。まさか使うことになるとは思いませんでしたが、冬場の登山では必携ですね。
スパイクを着けてはいますが、慎重に下ります。
雪ゾーンを通過して平坦な尾根道を少し行くと……
コブタカ山に到着。そんなに広くないですが、ここで昼食。温かい味噌汁がうまかったぁ(⌒~⌒)
下りは緩やかな坂の尾根道が多かったです。
都心方面の景色もよく見えました。
広々としていて気持ちのいい場所。防火帯かな。
殿上山。山といいますが、尾根道の木に看板があるだけでした^^;
さらに花道のような細い尾根をしばらく行くと……
なにやら広場のようなものが。
かなり広いここは大根ノ山ノ神というポイント。
目的の鳩ノ巣駅方面に少し行くと……
大根山の神の祠がありました。
大根ノ山ノ神から30分ほど下ったらもうゴールは近く。
標識に従って行けば駅に到着します。
一般に「奥多摩三大急登」と呼ばれるのは鷹ノ巣山の稲村岩尾根、六ツ石山の水根ルート、そして本仁田山の大休場尾根だそうです。それ以外の奥多摩の急登として知られる御前山の大ブナ尾根、天祖山の表参道、三頭山のヌカザス尾根、蕎麦粒山の鳥屋戸尾根、鋸山の鋸尾根などの平均勾配は15%~20%程度。三大急登の鷹ノ巣山の稲村岩尾根、六ツ石山の水根集落~トオノクボ間でも25%程度ですが、本仁田山の大休場尾根は約35%とダントツです。距離こそ2キロと短いですが、その分、中身は濃密なんですね。今年一番きつい坂に感じたのも納得です(^-^)
帰りは奥多摩駅から徒歩10分のところにある「もえぎの湯」に寄って帰りました。洗い場、お風呂とも小さめの日帰り施設です。
奥多摩温泉→もえぎの湯