妙義山(中間道)~群馬の日本三大奇景で奇岩めぐりと紅葉狩りを(⌒-⌒)~
12月3日(火) 晴れ
所要時間5時間10分(登り・スタート~昼食ポイントの東屋:2時間55分 下り・東屋~道の駅まで:1時間45分 休憩:30分)
歩行距離:8.9km 標高差:494m 累積標高差上り:728m 下り:741m
道の駅みょうぎ→妙義神社→第一見晴らし→第二見晴らし→本読みの僧→胎内岩→第四石門→東屋→第二石門→第一石門→名勝石門群登山道→一本杉→大人場→道の駅みょうぎ
↓当日のルート↓(地理院地図の実際に歩いた軌跡)
[登山口までのアクセス]
松井田妙義ICを下りて3キロほどで登山口に着きます。今回僕らは道の駅みょうぎに停めましたが、土日などはもう少し先にある登山者駐車場に停めるよう誘導されることもあるようです。
[コース状況メモ]
・中間道の危険個所である大砲岩や天狗の評定、第二石門は寄らずにスルーすることもできます。
・第二石門のつるべさがりは通り抜けに難儀することもありますが、危険はそれほど感じませんでした。かにの横ばいは鎖を握りつつ、岩に掘られたくぼみに足をおろせば問題ないと思います。
上信越道を走っていると嫌でも目につくギザギザの山。あんな危険なところ行くわけないと誓っていましたが、「中間道」というルートなら比較的安全に歩けるとのこと。ピークを踏むことはできないコースですが、妙義山の魅力は十分堪能できそうなので行ってみました。
道の駅みょうぎことみょうぎ物産センターです。広い駐車場にトイレもあります。アクセスのところにも書きましたが、土日の山行記には「登山者駐車場に停めるよう係の人から声をかけられた」との記述も。
朝8時頃到着。駐車場から妙義山が丸見えです(^-^)
道の駅を出て右に行くとすぐ妙義神社の鳥居が。
神社入口の紅葉がすごい!妙義山が借景の一部に。
12月ですから紅葉はとっくに終わったと思っていたので、すごく得した気分(⌒~⌒)
額縁みたい。まだ登山道に入ってもいないのに興奮しっぱなしです(⌒-⌒)
最初の門をくぐったあとに登場する階段。右の道なら比較的楽に行けるそうですが、僕らは足慣らしに階段を上ります。
階段を上り切り、境内を左に行くといよいよ登山道に入ります。
さすがに紅葉は神社内だけだろうと思ったら、登山道にも色付いた葉がたくさん残っていました。それらをまとめて2枚に。
紅葉以外も、こういう絵になる景色がたくさん出てきます。
道標も整備されています。右に行くと山腹に設置されている大の字へ行けますが、寄らずに中之岳方面へ。
スタートから40分ほどで第一見晴らしに到着。先端の岩場まで行けますが、恐いので遠巻きからパチリ(;^_^A
さらに広々とした気持ちいい道を15分ほど進むと……
第二見晴らしに到着。
第二見晴らしからの景色。いいですね^^
おそらくここが少し前、通行止めだった区間。きれいな階段が設置されています。
このへんから山側からせり出した岩の下を通るシーンが連続します。
ここなんかは、かなりせり出してます(;^_^A
「石門はこっち」の表示はコース上にいくつかありました。
「本読みの僧」です。ここが中間道の中間地点。
さらに岩の下をくぐりつつ行くと……
スケールの大きい奇岩群が次々登場します。
変わった景色を見ながら階段を上ったり……
頭がつきそうな岩の通路を歩いたり……
岩と断崖に挟まれた細い道を歩いたりして……
胎内岩付近にやってきました。
現在地を示した地図。
世界遺産っぽい構図(^-^)
そして、いつ見ても平べったい荒船山(^-^)
うしろには東岳、こぶ岳、金洞山などの山々。う~ん、怖そう(;^_^A
その怖そうな山を背に少しだけ寄り道してみます。20mくらいある鎖場を下って……
10mくらいある鎖場を登り返します。
3本の鎖を巧みに操る妻(笑)。
登った岩の上から見た景色。
胎内くぐりと……
天狗の評定も見えましたが、これは見るだけにして先へ進みました。
先へ進むと第四石門と……
その中に東屋が。
門をくぐって振り返ると奥に大砲岩が。確かに大砲の形っぽいですね。
3時間弱歩いてきたので、この東屋で昼食休憩。
東屋からの景色も素晴らしかったです。
休憩を終えてふたたび中ノ岳神社方面へ向かいます。第三石門はそれほど大きくなく少し離れた場所にあったのでチラ見して通過。この写真の分岐で難所の第二石門をスルーする方向へ行くこともできます。
紅葉の向こうが第二石門方面。
なんとなく行けそうだったので、第二石門方面に行ってみることに。
最初の鎖場をそれほど苦もなく登り切ったら……
もっと長い鎖場が待ってました(;^_^A。上の穴が第二石門ですね。
お尻とリュックがはさまりながら難所のつるべさがりを通過!
脱出成功!第二石門の表示がここにあるのは、たぶん逆側の「石門群登山口」から登ってくる人たちのためですね(^-^)
続いて難所の「たてばり」をやりすごし、カニの横ばいゾーンに。
鎖をしっかりと握って、岩にあるくぼみに足を置いて進めば、それほど怖くはありません。
第二石門を振り返った画。穴の下に「第二石門」と「たてばり」の看板があり、たてばり看板下に鎖が設置されています。
最後の第一石門です。これはふつうに歩いて通れます。
第一石門からの景色。
第一石門を過ぎると一般道に出ます。そこが石門群登山道入口です。
石門群登山道入口から5分ほど歩くと一般道から左にそれる道が現れるので、そこを登って一本杉方面へ。
一本杉というんですけど、三本くらいありました(;^_^A
一本杉付近から見た金鶏山の筆頭岩。こちらは入山禁止だそう。
一本杉からの山道はこんな感じ。整備されていて歩きやすかったです。
妙義山らしい写真が撮れるスポット。
大人場までやってきました。看板や東屋がある休憩所です。
看板を見て今日のルートを確認。僕らが通って来たのは青い点線の一般登山道です。
大人場を過ぎるとすぐに別の登山口に出ます。
ここから一般道を30分ほど歩いたらスタート地点の道の駅です。お疲れさまでした。
帰りは妙義ふれあいプラザ 妙義温泉「もみじの湯」に立ち寄って行きました。入浴料大人520円。JAFカード表示でコーヒー一杯無料です。
妙義ふれあいプラザの駐車場から見た妙義山です。
上級者コースが怖い鎖場のある危ない山であることから、一般コースもどこか荒々しい雰囲気をイメージしていたのですが、実際は違いました。道はよく整備され、アップダウンはあるものの、それほどきつい坂もなく「やさしい山道」という感じ。一部難所はありますが、迂回するルートを使えば終始ふつうの山道です。次から次へと違った景色が登場するので飽きることなく歩けます。それに紅葉が加われば文句なし。今回でもかなりの美しさでしたが、もしあと2週間早かったらどれだけきれいだったんだろうと考えちゃいますね(^-^)
妙義ふれあいプラザ→妙義温泉「もみじの湯」