大川入山~木曽山脈最南端で雪上歩き(羊には会えず(゚ーÅ) ~
3月8日(金) 晴れ
所要時間4時間30分(登り:2時間20分 下り:1時間50時間 休憩:20分)
歩行距離:10.9km 標高差:752m 累積標高差上り:1177m 下り:1181m
大川入山登山口→横岳→大川入山
(帰りは登りの道を引き返す)
↓当日のルート↓(実際に歩いたルートを後日作成した軌跡)
[登山口までのアクセス]
・登山口の標高が1000mを超えています。高いところにある道路なので冬場は凍結に注意。
・登山口近くの駐車場のマップコードは「313 365 019*82」(行く前に各自確認を^^)。駐車場にトイレはないですが、向かいのお蕎麦屋さんに「トイレご自由にお使いください」の表記。飯田から登山口まで数件コンビニあり。
[コース状況メモ]
・危険個所は特にありません。
・山頂から少し北に進むと乗鞍岳をはじめ、いい眺望が開けているので少し足を延ばしてみるのもいいかもしれません。
低木に付着した樹氷が羊に見えることで知られる大川入山。 特定の条件が重ならないとこの羊は来てくれないのですが、他の方の山行記を拝見すると「羊には会えなかったけどいいとこでした!」との感想が。もともと大菩薩嶺や笹山の竜ヶ岳が好きなので、この山も楽しめるんじゃないか……ということで行ってきました(^-^)
三州街道沿いの駐車場です。東屋はありますがトイレはなし。向かいのお蕎麦屋さんのトイレを使うことができます(ご自由にお使いくださいの掲示あり)。
飯田駅近くから40分ほどで到着。平日の早朝ということで他の車はありません。ちなみに下山途中に二人の方と会いましたので、帰りは当然2台増えてました。
まだ薄暗い中スタートです。駐車場とお蕎麦屋さんの間の道を山方面へ歩いて行きます。
5分ほどで登山口に到着です。
ACHI 7 SUMMITSのひとつなんですね。ほかの6つは知らないけど(;^_^A
平坦な道をしばらく歩いていくと……
沢にかかる橋がありました。ここを過ぎると本格的な登山道となります。
他の方の山行記で見た名物の根っこゾーン。これ、一つ越えたら終わりかと思ったら、何度も出てくるので参りました(笑)。
おー、朝焼けだぁ。きれい(⌒-⌒)
ちょこちょこ雪が出てきましたが、しばらくやり過ごしてました。
しかし、それも限界。カチカチの氷となった雪が急登にびっちりあるゾーンが登場し、ここでチェーンスパイク装着。
右手に山頂が見えました。3月だから当然ですが、羊(霧氷をまとった低木群)はいませんでした。山の上にある巨大な雲の塊が、ものすごいスピードで動いていて幻想的でした。
危険な場所は迂回のためのテープが張られていました。
スタートから40分ほどで横岳に到着。
これは下山時の横岳付近からの眺望です。登り時は逆光で景色はまったく見えなかったのです。
横岳から先、気持ちのいい尾根筋を歩いていくと……
小さなベンチがひとつ。展望スポットだとは思うのですが、やはり逆光でよく見えず。でも、下山時……
日が昇ったら、しっかり見えました(⌒-⌒)
ちびベンチ以降はこの山の特徴であるアップダウンが激しくなります。これは急な下り。
少し平坦な道を歩いたら……
登り返す。これを何度となく繰り返します。
お!あと2キロの標識登場。力が湧きます(^-^)
もふもふの雪道の向こうに山影が見えてきました。
山頂がずいぶん近くに見えるようになってきました。
危険個所のない山といっても累積標高差は1000mを超えてますから、ときどききつめの坂が登場します。ここは勾配がきつくて印象に残ってる場所。
ついにあと1キロ!しかしこの2キロから1キロ地点、そして1キロから山頂までは思ったより長く感じました。
ついに本体に取り付き^^
空が半端なく美しいです。
青空と雪と笹原が好きなんです(`ω´)
このなんともいえない稜線と山肌の造形美が見たかった(゚ーÅ) ホロリ
このあたりはもう天国モードです(^-^)
メルヘンチックな景色も出てきます。
途中で振り返った景色もすごい。
ちなみに羊は、このうす~い感じの低木に霧氷がつくと現れます。前日に湿気があり、夜から冷え込み、しかし雪は降らず(雪があると羊が目立たない)、さらに強い風が吹く等々の条件がそろうと羊ができるそう。
そうこうしているうちに山頂が間近に。
くっきり青空に向かってスパートし……
着きました!
かっこいい看板も設置されてます。
さて、眺望はと……なんか色々見えるみたい(^-^)
一番きれいに見えたのは中央アルプスでした。
南アルプスもきれいに見えてます。
素晴らしいです。
あえて木越しでも一枚。
頂上から少し北に進むと、さらにいい景色が見えるという記事を読んだので行ってみました。これは乗鞍岳ですね。
さらに良さげな景色が見えてきたのですが、こちら側は雪が深くチェーンスパイクだけでは対処できそうになかったので、ここで撤退しました。
名残惜しいですけど下山タイムです。
行きはまだ日が昇り切ってなかったので、割と暗い道を歩いたりしましたが、帰りはすっかり明るくなって気持ちよかったです。
時間が許すなら、朝8~9時くらいから登り始めると、最初からこういう空の下を歩けると思います。ただ、冬場は霜が溶けだすのでスパッツ必携です。
スタート時ちょっと怖かった2枚目の写真の場所付近。
羊に会えなかったのは残念ですが、それはあくまでおまけ。独特の山容と魅力的な眺望、気持ちのいい笹原、それだけで十分満足できる山だと思います。あららぎ高原スキー場へ抜けるルートや、季節を変えて紅葉シーズンなんかにも来てみたいところです。いつかは羊も会いたいな(^-^)