二度目の滝子山で寂ショウ尾根の魅力を再確認(⌒-⌒)
2月26日(火) 曇り時々晴れ
所要時間6時間20分(登り:3時間20分 下り:2時間20分 休憩:40分)
歩行距離:11.5km 標高差:1023m 累積標高差上り:1607m 下り:1594m
桜森林公園駐車スペース→寂悄荘入口分岐→寂悄荘→鉄塔→滝子山→白縫神社→大谷ヶ丸分岐→笹子駅難路・迂回ルート分岐→三丈の滝→道証地蔵登山口→桜森林公園駐車スペース
↓当日のルート↓(地理院地図の実際に歩いた軌跡)
[登山口までのアクセス]
・大月市の秀麗富嶽十二景は冬場、登山口までの林道が通行止めの山が多いのですが、ここは通行止めはありません。
・桜森林公園には5、6台の駐車スペースがあります。マップコードは「161 671 385*50」。平日はまず停められますが、万一停められなくても登山道方面に歩けばどこかしらに停めることができます。どうにもならないときは最初に道証地蔵の登山口方面まで行ってしまう手も。登山口の手前の林道脇に停めるスペースがあります。
[コース状況メモ]
・寂悄荘入口分岐わかりづらく、多くの登山者が見落としているので注意。
・寂悄荘から鉄塔までの道は鹿の踏み跡と登山道の判別がつかず迷いやすいです。
・鉄塔から先は急登が続き、山頂近くは危険な岩場が多くなります。ロープや鎖はほとんどなく、岩をつかんで登るのでグローブ必携。なお、この寂ショウ尾根を下りに使うのはまったくおすすめできません。
・下りはほとんどが沢沿いの緩やかな坂道で標識も完備されています。一部の崩落個所と落ち葉による滑落に注意すれば危険な道ではありません。
・のんびりゆっくり登りたい人には下りに使ったルートのピストンがおすすめ。道証地蔵登山口に車を停めることもできます。ただしこちらからは甲斐駒ヶ岳などを見ることはできません。見たい場合は頂上から少し下る必要があります。
一年前、単独で登頂し大満足だった滝子山。緊張の連続だった寂ショウ尾根をもう一度登ったら今度はどう感じるだろう……というわけで去年に続いての挑戦ですが、ちょっと心細いので仲間と一緒に行ってきました(^-^)
前回の山行記はこちら→山頂の大パノラマはまさに秀麗!~秀麗富嶽十二景の4番・滝子山~
桜森林公園周辺の駐車スペースです。手前に4、5台、奥にも2、3台停められます。地元の方や工事の方が作業の関係で停めることもありますが、平日であれば問題なく停められると思います。
朝8時前に到着。他に車はなし。今日の登山者は僕らだけかな。
公園から山方面へ進み……
右に折れて橋を渡り……
3分ほどで登山口に着くので右へ。一応看板がありますが、見落としやすいので注意。
寂悄荘が見えてきました。
去年はこの寂悄荘脇を進んでから道迷いしたのですが、藪が伐採されていたこともあり、今年は迷わず。
わりとまっすぐ進むだけで登山道をキープできました。なんで去年、迷っちゃったんだろ(・_・?)
名物の鉄塔に到着。
去年ゼーハーでやっと登り切った鉄塔からの急登が楽に感じたのは、メンバーがペースを守ってくれたから。単独だとついついかかり気味になっちゃうんです^^;
坂を登りきり、林道を右に行くといよいよ寂ショウ尾根の入り口です。
冬の山歩きの醍醐味(と勝手に思っている(^-^))、枯れた感じの山道のしみじみ歩き^^
しみじみしていたら、すぐに険しくなりました(;^_^A
油断したら落っこちちゃう痩せ尾根をビビりながら進んでいきます。
そして、この鳥獣保護区の看板から先が寂ショウ尾根の真骨頂!
キタァー!という感じ(;^_^A
岩や木をつかみ安定を保ちながら登ります。
鎖場はたしかこの一か所だけ。
険しさはハンパないですが、ロープや鎖を設置するより、岩や木をつかんだほうが力を使わずに済むと思います。
ときにこんな格好になっちゃうこともありますが(^-^)
延々岩場を登り続けていくと……
お?看板。前にもあったっけ。
たしかにこの場所は少し危険だったので、ものすごく慎重に行動しました。
その危険個所からの眺めがこれ。この日はかすんでいて眺望はいまいちだったのですが、ここからの景色を見たくてつい前に出てしまう人がいるのもうなずけます。しかし、くれぐれも前に出すぎないように注意を!(ちなみにビビりの僕は前に出ず、望遠で撮ってますので(;^_^A)
イワカガミです。滝子山のイワカガミはとっても有名。5月になるとたくさんの花を咲かせ、それを見に滝子山に来る人が多いそう。
寂ショウ尾根はアップダウンの繰り返し。下るシーンもあるのです。
岩横の細い尾根道を進みます。右側は崖ですが、木にガードされているので恐怖は感じません。
浜立山との分岐に来ました。山頂は近い!
終盤、あれこそ山頂では?という景色が何度もありますが、登ってみたら次があった……というのを何度か繰り返すので気を抜かずに。
前半と違ってメンバーの距離が近いのは先頭を行くベテランのアドバイス。近いほうが勢いのついた落石を受けるリスクが減るとのこと。なるほどなぁと思いました(⌒-⌒)
登って下ってを繰り返し、いよいよ最後の小山に取り付いて……
着きました!二度目の滝子山山頂です。
去年あった看板は台風ででしょうか、崖下に転落していました。
去年と比べると眺望はいまいちですが、充実感は変わりません(^-^)
帰りも去年と同じで、鎮西ヶ池方面から。
寂ショウ尾根と違ってゆるやかな坂なので下山時はこちらがおススメ。
鎮西ヶ池前の祠。
鎮西ヶ池山頂と書かれた看板とひしゃく。これが池なんですね^^
鎮西ヶ池の先の防火帯。広々としていて大好きな場所です。
とんがり頭の大谷ヶ丸が見えてきました。
大谷ヶ丸分岐を通過です。
後半は沢沿いのルートが登場。
寂ショウ尾根と違って開放的な場所が増えてきます。
難路、迂回ルート分岐は今年も迂回ルートへ(^-^)
勾配もゆるやかで気持ちよく歩いているように見えますが、けっこう滑りやすい道なので注意。寂ショウ尾根とは違う体力を使いますよ。
倒木ゾーンを通過。
三丈の滝。去年はまわりの水が凍ってましたが、今年はまったくでした。
終盤の細道を進み……
橋を二つほど渡ったら……
道証地蔵の登山口に出ました。
20分ほど舗装路を歩いたらゴールです。お疲れ様でした。
帰りは山梨を代表する蔵元・笹一酒造に立ち寄り。
友人から教えていただいた吟醸ソフトで体力を回復して帰りました。ピントが逆に合っちゃってるよ~(゚ーÅ) ホロリ
滝子山はやっぱり楽しい山ですね。今回は前回ほどの眺望がなかった分、名物の寂ショウ尾根をしっかり見ながら歩くことができました。単独登山と違って先を行くメンバーが岩をよじ登る姿を撮れたので、HP的に岩場の臨場感は前回より断然上かな。これから行かれる方、もし参考にされる場合は、景色は前回、寂ショウ尾根は今回のを見ていただくといいかも(⌒~⌒)
吟醸ソフトが食べられる笹一酒造はこちら→酒遊館