塩水橋からの最短ルートで登る冬の丹沢山
1月22日(火) 晴れ
所要時間7時間20分(登り:3時間30分 下り:2時間40分 休憩:50分)
歩行距離:12.2km 標高差:1169m 累積標高差上り:1583m 下り:1601m
塩水橋ゲート→天王寺橋→天王寺峠→天王寺尾根分岐→梯子・鎖場→丹沢山(みやま山荘)
(帰りは来た通りのルートを引き返す)
↓当日のルート↓(実際に歩いたルートを後日作成した軌跡)
[登山口までのアクセス]
圏央道相模原IC方面から来る場合、国道70号を走ることになりますが、唐沢キャンプ場を過ぎてから登山口のある塩水橋までの山道は過去に経験したどの道よりも過酷でした。
特に最後の2キロほどは車一台がやっと通れるような道で、すれ違いのための退避ゾーンもないという場所が続出します。行きは朝早かったので対向車がなかったですが、帰りは数台と出くわし、その都度10~20mほどバックして譲り合うことになりました。山奥の細道ですが、意外に交通量が多いので注意が必要です。
[コース状況メモ]
看板もあって道迷いの心配はありません。危険個所はありませんが、梯子&鎖ポイントは慎重に。
丹沢山塊の中でも標高のある蛭ヶ岳や丹沢山はタイムがかかるので、日の短い冬場、のんびり登山の僕らにはハードルが高いのですが、塩水橋~丹沢山ならなんとか歩けそう。ということで行ってきました(^-^)
塩水橋から100mほどのところにあるゲート前です。この付近や塩水橋近くに駐車できるスペースがあるので邪魔にならないように停めました。休日には15台程度が駐車することもあるそうです。
7時半過ぎに到着。平日ということもあり先着は1台でした。
ゲート脇から林道に入ります。
まずは林道を1.7キロ歩きます。
林道途中にある分岐。最短コースの本谷林道経由方面へ。
天王寺橋が見えてきたら……
右手から山に入ります。
序盤は杉林の急登。
天王寺峠に出て、ここからは尾根筋歩きになるのですが……
当然、上り坂の尾根道です。
同じような風景に見えますが、途中からは植林だけでなく原生林の巨木も交じってきます。
たくさん設置されている標識に残りの距離が表示されているのはうれしかったです(^-^)
ダケカンバでしょうか。蒼穹に映えますね^^
「元気に下山 楽しい山行」と書かれてます。下山時、ここまでくれば残り60分ですね。参考にしよう(^-^)
冬枯れの山道に急に青葉が。馬酔木です。鹿が食べない植物なので葉が残っているよう。
高度が上がって来て景色もちらちら見えるように。これは表尾根でしょうか。
原生林の中を歩き……
木の合間から見える景色を眺めるのが気持ちいいコースです。
終盤に登場する階段ゾーン。
この階段は急で、しかも長く続きます。かなり体力を使いますが、その分、一気に標高を稼ぎます。
階段ゾーンの合間に登場した馬酔木のトンネル。
残り1.2キロ地点。ここから先は印象的な場所がたくさん登場します。
まずは冬山の魅力の一つと勝手に思っている葉の落ちた木と青空(⌒~⌒)
こういう広々とした林を歩くのは気持ちいいです。
ふたたび階段が登場。これを上り後ろを見ると……
大山が見えました^^
続いて、このコース唯一の難所ともいえる梯子登場!
さらに梯子の上の鎖場をクリアしたら……
横浜の街が視界に。
アップにしたらランドマーク・タワーもはっきり見えました(⌒-⌒)
続いて登場する平原に延びる長い木道を歩き切ると……
最後の分岐の標識が。
そして山頂に到着です!
思ったよりも広くて、テーブルもいくつかありました。
赤い線が主要コースですが、今日登って来たのは丹沢山と大山の間にあるグレーの道のヘアピンカーブの部分が起点。省エネコースです(^-^)
みやま山荘の洗い場に温度計があったので見てみたら-2度でした。
山頂の展望ですが、この日、富士山だけは雲に隠れちゃってました。
それ以外は全部見えて、これは丹沢山塊最高峰の蛭ヶ岳。
山頂から少し蛭ヶ岳方面に行くと、ちょっとした展望スポットがあります。これはそこからの景色。
真鶴半島と伊豆半島もばっちり(⌒-⌒)
稜線の谷間に道志川でしょうか、川の流れも確認できました。
今回歩いた塩水橋からのルートは、マイナーながらとても気持ちのいいコース。塔ノ岳を経て丹沢山まで歩くのはちょっとという方におすすめですね。難点は登山口までのアクセス。車で来る方はくれぐれも慎重に(^-^)