大蔵高丸・ハマイバ丸 ~秀麗富嶽十二景第三番で原生林歩きともみじ狩り(⌒-⌒)
10月11日(月) 晴れ
所要時間5時間10分(登り:2時間30分 下り:1時間50分 休憩:50分)
歩行距離:10.5km 累積標高差:784m
スタート地点(県営林道真木小金沢線の駐車スペース)→湯ノ沢峠→大蔵高丸→ハマイバ丸→大蔵高丸→湯ノ沢峠→湯ノ沢峠駐車場→湯ノ沢峠→スタート地点
↓当日のルート↓(地理院地図の実際に歩いた軌跡)
[登山口までのアクセス]
・大月ICを下り、甲州街道(20号)を経て県道510号を走ります。序盤は民家の中の細い道で、平日の早朝は出勤などの対向車と多くすれ違います。道が細いので注意が必要ですが、うまく譲り合えば、すれ違いできないような状況にはならないかと。
・後半の山道は、そこそこ道幅はありますが、路面が非常に荒れているので(穴が多い)、低速で穴の上を通らないようにしないとパンクの恐れあり。
・登山口に駐車場はありませんが、広いスペースなので5、6台は問題なく停められます。
[コース状況メモ]
危険個所はありませんが、丸太橋を渡った先から湯ノ沢峠までの原生林は、正規ルート以外にも踏み跡らしきものがあり、実際歩けてしまいます。なので、ピンクリボンをよく見ていないと、いつの間にかコースから逸れていることも。
ただ、とんでもない方向に行ってしまう危険性は低く、「ああ、あっちのほうが歩きやすかったなぁ」などと気づいて、元の道に戻るという感じです。
二年ほど前にネットで見た山行記の景色が素晴らしく、行きたいと思っていたハマイバ丸。変わった名前のこの山は大蔵高丸とともに秀麗富岳十二景の三番になっています。
県営林道真木小金沢線の駐車スペースです。ストリートビューのデータが2012年と古いので、このあと紹介する現在の様子とは随分違います。
こちらが現在のスタート地点の写真。広いので5、6台は楽に停められます。マップコードは「161 884 572*43」。
ゲートを横から通過してスタートです。
序盤の広い坂道。車も通るようですが、気持ちいい道です。
突き当りにある看板に従って湯ノ沢方面へ。
写真左端の道をしばらく登っていくと……
木の橋があるので渡ります。
ここからが本格的な登山道。
序盤の魅力は原生林の森。鬱蒼としていて自然の奥深くにいる感覚になります。
湯ノ沢峠付近までずっと沢沿いなので、せせらぎの音をBGMに歩く感じ。
水が多い場所なので、苔の岩もたくさん。
湯ノ沢峠付近の急登をしのいだら……
眺望がひらける場所がちらほら。
スタートから1時間10分ちょっとで湯ノ沢峠に到着です。ここは十字路になっていて、このまま2分ほど直進するとトイレもある湯ノ沢峠駐車場。右が白谷ノ丸方面。トイレは帰りに寄るとして山頂目指して左へ行きます。
このあたりの解説が書かれた看板を熟読(-_- )
湯ノ沢峠直前はかなりの急坂でしたが、湯ノ沢峠~大蔵高丸~ハマイバ丸は、細かいアップダウンはあるものの、平坦で気持ちのいい道が多いです。
紅葉盛期は10月下旬からだと思いますが、湯ノ沢峠から先はかなり色付いていました。
植生保護のためのゲート。このあとも何回か出てきます。
春~夏は多くの花が咲くそうです。春の山行記を見るとミツバツツジが満開の写真も。
湯ノ沢峠~大蔵高丸間は、好展望の場所がたくさん。こちらは南アルプス。
南アルプスの右側に見えたこちらは八ヶ岳でしょうか。
反対側の景色もGood!
さらに色付く葉の下を歩いていくと……
大蔵高丸が視界に。
こんもりお山を登り進んで……
山頂に到着!いや、素晴らしい景色です。
アップでも一枚。
山頂の様子。思ったより広いです。
間ノ岳、北岳、甲斐駒ヶ岳をアップで。
そして、富士山をアップで。画になります。
大蔵高丸からハマイバ丸を目指します。途中の道はゆるやかな坂の林や……
展望の広がる気持ちいい丘陵風の道が印象的でした(⌒-⌒)
紅葉が色鮮やかになってきて、まもなく山頂です。
ハマイバ丸に到着しました。ハマイバは漢字だと「破魔射場」とあてるんですね(^-^)
看板越しに紅葉をパチリ。
そして、これが本日のベストショット。富士山のシルエットと紅葉の赤がいい感じです(^-^)
帰りに見たきれいな紅葉を三枚連続で。
いい感じです(⌒~⌒)
今年の場合、山頂付近はまもなく盛期で、中腹から下は10月下旬からが見頃でしょうか。年によって変わるので、紅葉好きな方は事前に調べて出かけるといいですね(⌒-⌒)
行きには気づかなかった孤高のブナ的な構図。
湯ノ沢峠に戻りました。休憩がてらトイレに寄るので左へ。
3分もかからず駐車場に到着。この日はここで昼食をとり、トイレをお借りして下山しました。いつか、ここから往復するお手軽コースも歩いてみよう(⌒-⌒)
下山時は日が昇って、苔の岩が登りより輝いて見えました(⌒~⌒)
木の橋を渡って、鬱蒼とした自然の世界とお別れです(゚ーÅ)
道も舗装路に変わって……
スタート地点に戻りました。お疲れさまでした。
秀麗富岳十二景は、甲乙つけがたい山ばかりなのですが、今回の大蔵高丸・ハマイバ丸は一、二を争ういい山だと思います。湯ノ沢峠から先のこんもりとした丘陵地帯、大きく見える富士山、南アルプスなどの景色、秋は紅葉、春は花……。女性にとっては途中にトイレがあるのもポイント高いと思います。短時間で山頂付近を楽しみたい方は、湯ノ沢峠駐車場からのショートコースを。ロングコースを歩きたい人は沢沿いの原生林を歩ける今回のコースがおススメです(⌒-⌒)