黒川鶏冠山 ~なだらかなロングコースと大菩薩嶺&富士の眺望が秀逸~
12月13日(月) 晴れ
所要時間5時間40分(登り:2時間45分 下り:2時間30分 休憩25分)
歩行距離:10.1km 累積標高差:1085m
柳沢峠駐車場→六本木峠→横手山峠→黒川鶏冠山→黒川鶏冠山の三角点→黒川鶏冠山→黒川鶏冠山の三角点→鶏冠神社→黒川鶏冠山の三角点→黒川鶏冠山→横手山峠→六本木峠→展望台→柳沢口→柳沢峠駐車場
↓当日のルート↓(地理院地図の実際に歩いた軌跡)
[登山口までのアクセス]
・柳沢峠駐車場は無料でトイレあり。
・勝沼ICから柳沢峠駐車場までの411号線(大菩薩ライン)は片側一車線の走りやすい道。かなり標高が高いところを走るので、冬場は滑り止めがあったほうがいいかと。
[コース状況メモ]
・山頂直下の岩場を除き、ほぼ、なだらかなで歩きやすい坂道です。
・岩場は思っていたよりは危険でした。慎重に行けば問題ないですが、気は抜けない場所です。
・山頂の神社は見つけづらいので、GPSを見ながら進みました。
大菩薩嶺と富士山の眺望が素晴らしく、ナラやブナの森林やなだらかなロングコースが人気の黒川鶏冠山に行ってきました。
柳沢峠駐車場です。かなりの台数が停められます。
8時過ぎに到着。
駐車場入り口の道路を渡ったところから登山開始。
なるべく全体を歩きたいので、行きはナラ坂、帰りはブナ坂を歩く予定。
よく整備された道を歩いていくと……
まだ日が当たってないので暗いですが、さっそく山梨の森林100選がありました。
シカ避けネット(何か所かありました)を潜ってしばらく行くと……
北側斜面には思ったより多い雪が。冬場はチェーンスパイクを携行していますが、この日はギリギリ使わなくても大丈夫というレベルでした。
ナラ坂とブナ坂の分岐点、梅ノ木尾根。帰りはここをブナ坂方面に行けばいいのだと確認(^-^)
いくつかあった木の橋。早朝は凍結注意です。
きれいな苔つき岩もありました。
六本木峠に到着。ここから横手山峠までの間は登り下り共通の道となります。
その共通の道も大変よく整備されていて快適です。
一度だけ林道をまたぎます。
その後も広々とした道や……
石ひとつない歩きやすい道が続きます。勾配も全体的にゆるやかで走れそうなくらいでした。
注意が必要なのはここ。大きな分岐なので、ここが地図にある横手山峠と思ったのですが、大間違い。
標識に峠の名前が書かれていません。それに気付かず予定通り反時計回りに山頂を目指そうと右に歩きだしてしまったのですが、山頂は標識にあるように左方面。
間違いに気づいて戻り、左方面にちょこっと歩いたらすぐこの標識が。ここが横手山峠でした。あぶないあぶない(;^_^A
横手山峠から山頂までは本コースで一番の急登ということなんですが、それでもこのくらい。きついと感じるところはなかったです。
30分ほどで到着したこの標識の場所は黒川山三角点です。山頂とされるのは鶏冠神社なのですが、まずは景色がいい見晴台に行きます。
尾根道を進むと……
高台のような場所が。ここが見晴台ですね。
おお!アルプスがドーンです(⌒-⌒)
輝いてます。
逆方面には富士川、多摩川、荒川の分水嶺となっている笠取山などの山々が。
目の前の森林が東京の水源となっていると、帰りに見た看板に書かれていました。
う~む、すばらしい(⌒~⌒)
そして、もちろん富士山と……
山頂から見る富士山とのツーショットが美しいという大菩薩嶺も見えました。
いよいよ山頂を目指し、コース唯一の難所、岩場を登ります。
岩場は20分ほど登るのですが、写真はこの一枚。というのは、雪もあったことで思っていたよりずっと危険に感じ、登るのに集中していました。慎重に行けば問題ないと思いますが、雪がなかったとしても危険な場所。細心の注意が必要です。
慎重に進んで山頂に到着!他の方の山行記を見て大きいと勝手に思っていた神社は、とっても小さかったです(;^_^A
山頂からの景色。こちらは雲取山方面。
そして、富士山と大菩薩嶺。他の方の山行記で「ここからの大菩薩嶺が一番美しいとテレビで紹介された」という記述を読みましたが、たしかにですね(^-^)
下山は北側の道を歩くので落合集落方面へ。
北側は雪がたくさんあったので、チェーンスパイクを使ってもよかったかなぁと少し後悔(;^_^A
木の枝が額縁っぽく見えて景色をよりきれいに(⌒-⌒)
この北側コースは苔の岩がとてもきれいで……
ちょっと遠回りでしたが、こっちを歩いて良かったです(^-^)
横手山峠に戻りました。ここで昼食をとって……
梅ノ木尾根まで下ったら、予定通りブナ坂を歩きます。
ブナ坂方面に進んですぐにある展望所前の看板。
展望所から見える山々と森林。東京の水源ですね(^-^)
ブナ坂には、その名の通りブナの巨木や……
ダケカンバやマユミなど、多くの種類の木が生えていました。
一部の地図では破線ルート扱いになっているらしいですが、整備は行き届いています。まったく問題なしの歩きやすい道でした。
イモノキ尾根に到着。ここはブナ坂0.8km方面へ。
日が当たって少しぬかるんではいましたが……
歩いていて気持ちよく、膝にもやさしい下りやすい道でした。
柳沢口まで0.4kmの標識を過ぎ……
道路に出ました。左に少し行けば駐車場です。お疲れさまでしたm(_ _)m
勝沼ICに向かう途中、大菩薩ラインから見た富士山。
このコースは距離こそ長いですが、山頂直下の岩場を除き急登といえる場所は皆無。全編なだらかな坂で大変歩きやすいです。がっつり登りたい人には物足りないかもしれませんが、冬枯れの道をじっくり歩くにはいいところ。膝の負担も少ないので故障明けのリハビリ登山にもいいですね。もちろん、見晴台からのアルプスや山頂からの大菩薩嶺の景色も素晴らしいです(^-^)
帰りは大菩薩の湯に立ち寄りました。勝沼ICからアクセスする場合、411号の道路沿いにあるので大変便利。モンベルカード提示で100円割引きとなります。
甲州市交流保養センター→大菩薩の湯