編笠山 ~圧巻の雲海と360度の大展望(⌒~⌒)~
9月16日(金) 晴れ
所要時間6時間50分(登り:3時間45分 下り:2時間25分 休憩40分)
歩行距離:8.1km 累積標高差:980m
観音平駐車場→雲海→押手川→青年小屋→編笠山→押手川→雲海→観音平駐車場
↓当日のルート↓(地理院地図の実際に歩いた軌跡)
[登山口までのアクセス]
・登山口の観音平駐車場までは道幅のある舗装路で、すれ違い困難な場所もなく快適に走れます。
・この日、第一駐車場は朝7時で7割程度。時期によっては平日でも満車になることがあるようですが、下山後、路上駐車はなかったので、この日は満車にはならなかったと思います。
・第一駐車場から林道を通ってすぐのところに第二駐車場有り。満車で路駐があってもここが空いていることがままあるそう。
・駐車場に簡易トイレ有。
[コース状況メモ]
・全体的に石が多いコースですが、登り時はまったく気にならず快適に歩けました。下りは歩きづらいので転倒に注意。
・青年小屋~編笠山の岩場は見た目ほど大変ではなかったです。今回は登りましたが、下る場合はより注意が必要と思います。
・編笠山から押手川までの下り序盤はけっこう急坂なので注意。
夏場に行く計画を立てていたものの悪天候で延期続きだった編笠山。ようやく好天予報と休みが重なり行くことができました。
観音平駐車場です。インターから近く道路も広くて走りやすく、最近の登山では一番アクセスが楽でした。
6時半頃到着。すでに先客がたくさん。
駐車場の奥に登山口があります。写真を撮影している場所あたりに登山届ボックスがあり、用紙と筆記用具があるので、出してない人は提出を。
スタート直後だけ歩きやすい平坦な道ですが……
すぐに石や岩の多い道になります。
45分ほどで「雲海」という場所に到着。奥の林を見るとわかるのですが、ガスっています。最初は天気が悪いからだと思ったのですが(この日は9時頃から晴れてくる予報)、どうやら雲海の中にいたようです。雲海の発生する高度なので「雲海」と名づけられたのでしょうか。
雲海の中の幻想的な森をしばらく進むと……
高度が上がって晴れ間が。雲海ゾーンを抜けたようです。
気持ちのいい森を歩くこと1時間半……
押手川の分岐に来ました。
ここでルート変更。分岐の標識にあった押手川展望台に寄ろうと歩いていたのですが、見つからず。けっこう青年小屋方面に来てしまったので、当初の予定「編笠山から青年小屋」でなく、「青年小屋から編笠山」を回ることに。ふつうはしないことですが、逆回りも調べてはいたのでよしとします(^-^)
押手川~青年小屋間は八ヶ岳らしい苔の森が続きます。
苔のアップ。
高度が上がって振り向いたら雲海と南アルプスが。山頂の景色に期待が膨らみます(^-^)
苔のアップその2(⌒-⌒)
枝に遮られていたので撮影できませんでしたが、この標識下部に「青年小屋まで20分」とあります。もうすぐです。
青年小屋が見えてきました。
「日本一遠い飲み屋」と言われる青年小屋に到着。赤提灯がいいですね(⌒~⌒)
この大岩ゾーンを登ります。
少し登って振り返ったところ。青年小屋と権現岳、ギボシが背後に。
岩下りが苦手な妻はコース変更で登りとなって一安心。
右手に蓼科山が見えてきました。
どの岩の上を通るかですが、なるべく赤い矢印や丸印の指示通りに進みましょう。歩いてわかりましたが、それが一番登りやすいルートになっています。
大岩ゾーン通過に要した時間は15~20分くらいでした。
大岩ゾーンのあと、低木に挟まれたこんな感じの道を登ったら……
山頂に到着です!樹林で隠されていた景色が急に開けるので衝撃的でした(゚ロ゚;)
もこもこの雲海の中に富士山。
アップ。
南アルプス。手前の雲が綿あめみたいです。
そして、編笠山の定番のショット。
権現岳、その横にギボシ。さらに赤岳、横岳、阿弥陀岳。
右端に天狗岳。左に蓼科山。
御嶽山。
中央アルプスでしょうか。
北アルプス。槍ヶ岳のトンガリも見えます。
360度の絶景を堪能して……
名残惜しいですが、下山します。
観音平・小淵沢方面へ向かい……
雲海へ向かって下山開始。
南アのアップを撮ってみました。
下り始めはかなり急なので細心の注意で。
足下も岩々しているのでくじかないよう慎重に。
一か所、梯子がありました。使わなくても写真左側からなんとか降りられます。
だいぶ雲海の高さに近づいてきました。
急な下りが終わって、ふつうの下りに。
雰囲気のある森だなぁなんて思いながら歩いてましたが……
行きとは逆側から押手川に到着して納得。「やまなしの森林100選」のひとつでした。
押手川から下っていき、行きにも通過した雲海ゾーンに入ったようです。
雲海を通過。
雲海に包まれた幻想的な森を歩いて……
駐車場に出ました。お疲れさまでした。
登山を始めた直後から毎年「行く山候補」に入っていながら、なかなか機会にめぐまれなかった編笠山は好みが分かれる山という印象がありました。というのは「山頂に行くまで眺望のない樹林帯が続くから、あまり……」という声を何度か耳にしたからです。一方でこの日山頂でお会いした方は「赤岳で出会った人から八ヶ岳で一番良かったと薦められて来た」と言っていました。このへんはもう好みの問題なんでしょうね。そのときの天気などもあると思います。自分たち夫婦は樹林帯歩きも好きですし、ずっと眺望のあるところはもちろん、なにもないところからバーンと景色が開けるところも好きなので、とても相性が良かったと思います。西岳からの縦走や今回の逆回りもしてみたいですね。権現岳とのセットは……ちょっと僕ら夫婦にはきついかな(;^_^A やってみたいですけどね。