鳴虫山 ~人気の低山から日光の名峰を望む(⌒-⌒)~
1月19日(金) 晴れ
所要時間4時間40分(登り:2時間30分 下り:1時間40分 休憩30分)
歩行距離:9.6km 累積標高差:693m
憾満ヶ淵駐車場→独標925m→合峰→鳴虫山→神ノ主山→天王山→鳴虫山登山口(日光駅)→神橋三差路→憾満ヶ淵駐車場
↓当日のルート↓(地理院地図の実際に歩いた軌跡)
[登山口までのアクセス]
憾満公園駐車場を利用。無料で暖房の効いたトイレあり。
[コース状況メモ]
・植林の樹林帯に入った直後は非常に迷いやすいです。どうみてもこっちが登山道でしょという広い道がなにかの作業道で、「えっ、これが?」という細くて見えにくい道が登山道だったりします。序盤はGPSを逐一見ながら進むのがおススメ。
・平地がほとんどない急登の連続で、階段やロープ場もあるので体力使います。
・登山道の大部分が「根っこゾーン」なので転倒注意。下りの道は根っこゾーンの脇に踏み固められた細い道があるので、そっちを歩くといいかと。
この日、南関東は雲が多い予報。北関東の天気予報が断然よかったので、ずいぶん前から計画を立てつつも未踏だった鳴虫山へ行ってみました。
憾満公園駐車場です。10台くらいは停められそう。
8時半前に到着。この日、登山で停めた車は他にはいませんでした。
憾満ヶ淵方面へ。
他の方の山行記で知っていましたが、すごい数のお地蔵さん。
いったい何体あるのでしょうか。
並び地蔵と憾満ヶ淵の謂れ。
憾満ヶ淵。なかなかの奇勝です。
右は大正時代の構造物、日光第一発電所の下流部放水路らしいです。その脇の階段を上がっていきます。
鳴虫山方面へ。
誰もいない冬枯れの森に入るのはいつも緊張します(;^_^A
コース状況メモで書いた迷いやすいポイント。右に行くべきのように感じますが……
なんとこの道なのかどうかわからないのが登山道。写真右の黄色い〇がついた木は上の写真の左端の木です。ふつうはこっちに行くとは思いません。こういう箇所がいくつかあるので序盤はGPSガン見でした。
鳴虫山の登山道を一言で表現するなら「根っこ」。この根っこゾーンは登山道の大部分を占めていて、序盤はほぼ急登です。
さらに急階段もいくつか。
たま~に、こういう平地も登場しますが、距離は短く……
すぐにまた階段が登場します。
ロープ場もいくつか。
なくてもいいような飾りのロープではなく、しっかり利用させてもらいました。
急登、根っこ、階段に体力を奪われながら、なんとか1時間ちょっとで独標に到着。
独標の少し先からの一枚。男体山は山頂からだと枝が邪魔になるそうなので、隙間があったら撮れるところで。
このあたり、写真だとそうは見えませんが、カナディアンロッキーのような感じでした。
独標~合峰間の尾根道。いい感じです。
急登ですが、道がジグザグに切られているところは比較的楽。
またまたロープ場(;^_^A
男体山は見えるときに撮るべし(`ω´)
合峰に到着。ここは枝越しの眺望なのですが、少し先に……
高原山が見えるポイントがありました。時計で言うと正面が12時のとき、11時の方向に高原山、10時に霧降高原、9時に女峰山、8時に男体山という感じ。
何度か偽ピークにぬか喜びさせられましたが、どうやらあれが鳴虫山の山頂っぽい。
山頂下の階段を上れば……
いや、また階段(;^_^Aですが、それをクリアしたら……
鳴虫山の山頂です!
割と広い山頂を今日は貸し切り。
景色もバッチリ見えます。
女峰山です。枝に邪魔されずに見ることができました。きれいです(⌒~⌒)
聞いていた通り、男体山方面は枝が邪魔に。
霧降高原方面はよく見えます。
一人楽しく(さみしく(笑))昼食タイム。
下りは日光駅方面の登山口へ出るので日光市街方面へ。
コース状況メモで書いた「根っこゾーンの脇にある踏み固められた細い道」。ここを通りましょう。
本日四つ目のピーク神主山。帰りの清滝からの高速道路で「鳴虫山トンネル」と「神主山トンネル」を通ったのですが、あれはこの下に通っているのかな(・_・?)
神主山の先にあった鳥居。
街が見えてきて……
駅に近い登山口に降りました。電車の人はここから登るのかな。
スタート地点は少し違いますが、ほぼ、今歩いてきたルートです。
街を歩いて帰ります。いやぁ~、なんかすごくきれいな街並みですね、雪化粧した山も相まってカナダのバンフを思い出しました。
ここで大変評判のいい老舗の湯葉販売店「日光湯波ふじや」に立ち寄り。生湯葉が食べたかったので質問をしたら、礼儀正しいお兄さまが商品の説明をしてくれました。保冷剤付き日光湯波 ゆばトロ1120円を購入して帰宅後つまみに。メチャうまでした。
神橋は有料になったんですね。外国からの観光客がたくさんいらっしゃいました。
ここを左の道に行けば駐車場に戻ります。
戻りました。お疲れさまでした。
ずっと気になっていた山ですが、なかなか脚が向かず。今回、ここの天気が突出してよく、風もないという予報に押されて行きました。行くならこの季節がおすすめです。日光の名山は雪をかぶるとひと際きれいに見えますし、春からはヤマビルがかなり出るみたいなので。
帰りは清滝方面のやしおの湯に立ち寄り。洗い場が少なめで仕切りもない小さめの温泉ですが、とろとろの泉質はかなり良いです。
やしおの湯→公式サイト