根石岳 ~天狗と硫黄がすぐそこに~八ヶ岳の主役でもいい好展望スポット(^-^)
5月10日(金) 晴れ
所要時間5時間50分(登り:3時間5分 下り:1時間55分 休憩50分)
歩行距離:10.4km 累積標高差:837m
桜平駐車場(上)→夏沢鉱泉→オーレン小屋→夏沢峠→ヒュッテ夏沢→夏沢峠→箕冠山→根石岳山荘→根石岳→根石岳山荘→箕冠山→オーレン小屋→夏沢鉱泉→桜平駐車場(上)
↓当日のルート↓(地理院地図の実際に歩いた軌跡)
[登山口までのアクセス]
・別荘地を過ぎてから未舗装路を30分ほど走ります。かなり凹凸のある悪路なのでスピードを落として走行しないと底をすります。youtubeにこの未舗装路(桜平駐車場まで)の動画も上がっているので気になる方は見てみるといいかも。
・夏沢鉱泉入口分岐のマップコードは「218 651 377*51」、桜平駐車場(上)のマップコードは「218 625 741*82」。一応ご自身でも確認を(^-^)。
・この日は桜平駐車場(上)の少し手前の駐車スペースを利用。スペースがあってもグリーンロープが張られている場所は駐車禁止なので注意。
・桜平駐車場(中)は広くてトイレ(現在は冬期使用禁止)もありますが、登山口までの距離が(上)より300m長くなります。
・悪路で有名な登山口までの道は人によって感想が違うので、あくまで個人の見解となります。
↓
●終始凸凹で揺れます●長いです(20~30分)●割りと視界が開けた道なので圧迫感はさほどないです●地上最低高20センチの車で一度も底を擦りませんでした●普通の乗用車で高い石を避けずに走れば擦ります●待避スペースがそこそこあるので絶望的にすれ違えない場所はあまりないと感じました●この日は普通の乗用車、軽自動車、大型四駆など10台以上が(上)まで来ていました●ゆっくり走る、前に車がいたら対向車を想定して車間距離を空けておく●今回初めて対向車が来ましたが、相手が待避スペースに入って問題なくすれ違い。帰るときの午後1時過ぎだったので小屋の方の車だったかもしれません。
桜平の駐車場情報はオーレン小屋のHPに詳細があるのでリンクを貼っておきます。→八ヶ岳「桜平登山口駐車場」が新しく、広く、快適にご利用できます!
[コース状況メモ]
この日は残雪がありましたが、雪がなければ危険個所はないと思います。
天狗岳に行ったとき少し降りてみた白砂新道の稜線を相方にも見せてあげたいと、八ヶ岳ではマイナーなほう(?)の根石岳を目的地に計画を立ててみました。
桜平の登山口ゲート付近です。左からやってきて右に行けば桜平駐車場(上)、手前に行くと登山口というところ。ロープが張られていなければ路肩に停めることもできます。
まずは桜平駐車場(上)に至る未舗装路のスタート地点を紹介。この分岐を右に進み、30分ほど走ると登山口です。ちなみに左に行くと天狗岳の登山口として知られる唐沢鉱泉に着きます。
桜平駐車場(上)の手前の駐車スペースが空いていたので駐車。(上)から登山口ゲートまでは300mほどあるのですが、ここからは100mもなくラッキーでした。
ゲートまで下って、ここからスタートです。
看板でルートを再確認。
序盤のコンクリロード。ここ、けっこうきついです。夏場は暑そう(;^_^A
夏沢鉱泉を通過。
沢沿いの道を歩いていきます。
八ヶ岳らしい苔あり登山道。
いいですね~
森の中に入ってほどなくして……
建物が見えてきました。
オーレン小屋です。帰りに少し話したご主人はとても気さくで親切な方でした(^-^)
オーレン小屋の裏手を夏沢峠方面へ。
以前、硫黄岳登山のときにも歩いた道ですが、そのときより整備されている感じでした。
相変わらず八ヶ岳の苔はきれい(⌒~⌒)
5月中旬の八ヶ岳はまだ雪もありますが、とっても気持ちいい森です。
クリスマスみたいな森を進んでいくと……
夏沢峠に出ました。硫黄岳が大迫力です。
さらによく見える構図で。
5年前はここから硫黄岳に向かいましたが、今回は根石岳方面へ。
根石岳方面の道の序盤の様子。
登るにつれ木が低くなって……
縞枯れ現象も見えてきたところで……
箕冠山に到着。山といっても眺望はなく、分岐点のような感じ。
もう根石岳はすぐ近く。標識に従い根石岳・天狗岳方面へ少し下ると……
バーン!この景色です。
すばらしい(⌒~⌒)
以前登った乗鞍岳や……
早池峰山を彷彿とさせる山肌です。
先に到着していた地元の女性。このあといろいろお話しさせていただきました。
根石岳の山頂に到着!
眺望がとにかくすごい。東天狗岳と西天狗岳が真正面に。
この稜線が今回歩く予定だった白砂新道なのですが、山頂の景色があまりに良くて満足してしまい、結局行きませんでした(;^_^A
天狗岳の逆側の景色。硫黄岳が間近に見えて、その向こうに赤岳が。
近くの八ヶ岳の山々だけでなく遠くも見える360度の大展望です。こちらは南アルプス。
中央アルプス。
御嶽山。
乗鞍岳。
北アルプス。
これは蓼科山でしょうか。
歩いてきた根石岳山荘前の美しい山肌は、7月にはコマクサが咲きます。
突き出ているのは金峰山の五丈岩でしょうか。
最後に赤岳をアップで。
このあたりで昼食をとりました。
景色を堪能して大満足で下山です。
帰りは箕冠山からダイレクトにオーレン小屋へ。
赤岳を正面に見据えつつ下山。
歩荷のお兄さんから「下りはチェンスパ着けた方がいい」とアドバイスいただき、装着して慎重に。
オーレン小屋の裏手に出ました。あとは来た道を戻ります。
ゲートに戻りました。お疲れさまでした。
山頂で話した地元の女性の「ここを目的地にする人は少ないけれど、眺望は最高で天狗岳と硫黄岳の両方を間近に見られる穴場だと思う」の言葉に異論ナシです。天狗岳も硫黄岳もすばらしいところでしたけど、天狗岳から天狗岳、硫黄岳から硫黄岳は見えませんからね。間にあって目立たないですが、景色の良さは有名どころに匹敵すると思います。 7月にコマクサが咲いたらまた行っちゃおうかなと思うくらい素晴らしいところでした。
帰りは原村の「もみの湯」に立ち寄り。受付のお姉さんが陽気に声をかけてくれました。650円。
信州原村観光ガイドサイト→もみの湯