埼玉在住の登山初心者夫婦による日帰り登山中心の旅日記

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まだまだ初心者ですが……

やまおとこ

日帰りの登山日記です。行った山の数が少ないうえ、びびりで体力のない二人の山行ですが、これからハイキング的な山登りをされる方の参考になればと思っています。

田代山・帝釈山 まさに天空の楽園~花とワタスゲの大湿原を歩く~(^-^)

田代山~帝釈山メイン

6月19日(水) 晴れ
所要時間6時間15分(スタート~田代山:2時間10分 田代山~帝釈山:1時間15分 帝釈山~田代山:55分 田代山~ゴール:1時間15分 休憩40分)
歩行距離:9.5km 累積標高差:860m
猿倉登山口→小田代→田代山湿原→田代山→帝釈山
(下りは登りのルートを引き返す)

↓当日のルート↓(地理院地図の実際に歩いた軌跡)

[登山口までのアクセス]
・2024年6月現在、栃木県側の県道栗山舘岩線は法面崩落により通行止めなので、南会津町から行くことになります。
・猿倉登山口には駐車場が二つあります。今回停めたのは登山口の目の前の駐車場。その400mほど手前にトイレのある駐車場があります(下の一枚目の写真参照)。
・県道350に入り登山口までの最後の10キロほどが、ほぼ未舗装です。この道について他の方の山行記を見ると人によって感想がまちまちなので、あくまで個人の感想を以下に。

●大きな石が少ない砂利道レベルなので、未舗装路としては揺れが少なく走りやすい●八ヶ岳の桜平(上)への道に比べればだいぶ楽に感じました●道は細く、すれ違いしづらいですが、側溝があるのは序盤の一部だけなので道路脇にかなり寄れます。この日は帰りに3台と遭いましたが、なんなく離合できました●待避ゾーンもそこそこあり●地上最低高20センチの車で一度も底を擦りませんでした●普通の車(軽自動車含む)で問題なし。ただし、たまにある尖がった石には注意。●朝は対向車が来る可能性は少ないと思いますが、午後はパトロール車や避難小屋泊の登山者が来ることがあります。前述のとおり、この日もそれらの車が来たました。帰りは対向車は来るものと準備して運転するのがいいと思います。

[コース状況メモ]
帝釈山の山頂近くが少し険しい岩場で梯子も2つありましたが、慎重に行けば問題ないレベルです。

計画を立てては天気などの事情で行けず、気づけば何年も「行きたい山リスト」に眠ったままになっている山がいくつかあります。この田代山~帝釈山もその一つ。ワタスゲが盛期のこの日、ついに行くことができました。

猿倉登山口の駐車場です。南会津町方面から来ると、この手前400mほどのところにもう一つ駐車場があり、そこにトイレがあります。

写真1

登山口から400mほど手前にある駐車場。ここでトイレを済ませ、登山口近くの駐車場へ向かいます。

写真2

7時前に到着。平日ですが好天気、そしてワタスゲ盛期ということですでにたくさんの車が。一時期満車となったようで、下山後はトイレのある駐車場にも5、6台停まってました。

写真3

ここから入山。田代山まで2キロ、帝釈山までは4.5キロと書かれています。

写真4

親切な看板(^-^)

写真5

スタートしてすぐ目に入ったギョリンソウ。

写真6

こちらは名前わからず(;^_^A

写真7

田代山までの道は階段が多かったです。印象としては半分くらい階段だった気が……。

写真8

これは大変助かりました(⌒-⌒)

写真9

ゴゼンタチバナは最盛期だったよう。

写真10

マイヅルソウ。

写真11

終わりかけですが、サラサドウダンでしょうか。

写真12

スタートから1時間ちょっと。木が低くなってきて……

写真13

最初のポイント、小田代に到着。すでにワタスゲがたくさん(⌒~⌒)

写真14

木道脇にヒメシャクナゲ。チングルマもありましたが、田代湿原にたくさんあったので、ここでは割愛。

写真15

ふつうの山ならここも主役になりえるような場所です。

写真16

小田代から先は、周囲に高い木がなくなった木道を歩いて……

写真17

山頂の大湿原に入りました!木道はぐるっと一周できるようになっており、看板の下に小さく「一方通行 反時計回り」とあったのでそのように歩きます。

写真18

ここからは花天国です。リンドウと変身後のチングルマ。

写真19

Google画像検索によると、これはオノエラン(尾上蘭)という花みたいです。

写真20

遠くに会津駒ヶ岳見ながらの湿原歩き(^-^)

写真21

広大~(⌒-⌒)

写真22

そして田代山の山頂標識に到着。ワタスゲを入れようとしたら斜めに撮れちゃいました(;^_^A

写真23

どこを見ても絶景。

写真24

日が当たって前日の雨が乾き、ワタスゲのワタがどんどん膨らんでくると近くの女性が教えてくれました。

写真25

どなたかが山行記で「ワタスゲ&遊歩道&人」をローアングルで撮っていて、それがとても絵になっていたのでマネしてみました(^-^)

写真26

群生。すごいです(゚ロ゚;)

写真27

ふたたびローアングル(⌒~⌒)

写真28

さらにローアングル(^-^)

写真29

チングルマ。

写真30

イワカガミ。

写真31

ここで帝釈山方面へ向かい、帰りはここから残りの外周を通って下山の予定。

写真32

帝釈山方面の道へ入ってすぐ、避難小屋がありました。ここに泊まって夕焼けや朝焼けなど、移り変わる自然の景色を楽しむ人も多いそう(田代山標識付近で、この日も泊まれば三泊目という女性とお話しさせていただきました)。

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避難小屋の前にトイレもあって便利です。

写真34

帝釈山へ向かいます。

写真35

田代山~帝釈山も緑と花がたくさん。まずは輝く緑の苔。

写真36

ミツバオウレン。

写真37

固有種のオサバグサ……だと思う(;^_^A

写真38

シダがすごく美しかった。

写真39

ヤブデマリ。

写真40

鬱蒼とした森ですが、序盤下って、中盤平地、最後に登りというのを往復するのでけっこうタフ。写真は中盤の平地部分。

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ミツバツツジ、残ってました。

写真42

山頂近くになって高い木が少なくなり、道が険しくなってきました。

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はしごも二か所ありました。

写真44

山頂近くにはたくさんのシャクナゲが。

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到着です!

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標高が2060mと高いので田代山より眺望はGood!こちらは会津駒ヶ岳方面。

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頭が見えているのが日光白根山。

写真48

日光の山々。燧ケ岳も見えていたのですが撮り忘れてしまいました(;^_^A

写真49

避難小屋近くまで戻って昼食。団体さんもいて賑わってます。

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反時計回りルールの木道に戻り、残りの湿原を歩いて下山します。

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こちらにもワタスゲの群生が何か所か。

写真52

リンドウとチングルマがコラボで群生。すごいです(゚ロ゚;)

写真53

花を探して下を向いてばかりいましたが、顔を上げて目の前の景色を見て歩くだけもで気持ちのいいところです。

写真54

本当に、本当に名残惜しいですが、最後に景色を目に焼き付けて下山です(゚ーÅ)

途中、避難小屋に2泊している女性と話しました。今日も泊まっちゃうかもと言ってましたが、その気持ちがわかる素晴らしいところでした(⌒-⌒)

写真55

駐車場に到着。お疲れさまでした。

写真56

帰りは塩原グリーンビレッジの「森のいで湯 福のゆ」に立ち寄り。JAF割りあります。

塩原グリーンビレッジ→森のいで湯 福のゆ

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