晩秋の大菩薩嶺で富士山を堪能^^
11月10日(木) 曇り
所要時間4時間(登り:1時間45分 下り:1時間45分 休憩:30分)
ロッヂ長兵衛(上日川峠)→福ちゃん荘→大菩薩嶺→雷岩→賽ノ河原→大菩薩峠→介山荘→富士見山荘→福ちゃん荘→ロッヂ長兵衛
秋冬に気軽に登れる百名山の大菩薩嶺は、2時間足らずで登山口に行けるので、急に山行が決まったときに使えるなぁと思っていたら、その急な山行が早々に到来。
王道のコースを時計回りに登ってみました。
上日川峠にあるロッヂ長兵衛前の駐車場。ここが一杯の場合は手前の道路沿いや、少し奥にも駐車場があります。
平日ながら最奥の駐車場が満車だったので、手前のスペースに停めました。
看板でコースを軽く確認。
これがロッヂ長兵衛。人気のほうとうを下山後に食べたい人は、事前に予約が必要です(^-^)
ロッヂ長兵衛の脇が登山口になっています。
今回も会の皆さんと登りました。参加メンバーは5人です^^
序盤の道はこんな感じ。ふつうの山道です。車が通れる舗装路も並行してあります。
落葉松。終わりかけですが、標高の低いところはまだ少し残ってました。
30分ほどで福ちゃん荘に到着。
福ちゃん荘を通り過ぎたところが分岐点。ここで時計回りに行くか、反時計回りに行くか選択します。今回は登りの勾配が急となる時計回りを選択しました。なので、左に向かいます。
時計周りの道はこんな感じ。この先、もう少し勾配が急になります。
まだ、歩きはじめだったので、足元ばかり見てたのですが、何気なくふっとあたりを見回したら、いきなりこれ。富士山ドーン!です。
富士山から目を離して、さらにぐるっと見渡すと雪のかかった山脈が!なんという山々なのかは相変わらずわかりませんが(;^_^A、太陽に照らされて神々しく輝いています。
こうして見ると、まだまだ落葉松、いけてます(⌒-⌒)
とにかく、この山から見る富士山は美しくて、角度を変えたり、望遠にしたり、バンバン写真を撮ってしまいました。
富士山に見入る面々(^-^)
多くはないですが、こういう岩場もありました。下るよりは膝への負担が少なくて済みますね(^-^)
すでに4枚目の富士山。水墨画のようにきれいな構図だから載せたくなるんです(`ω´)
5枚目の富士は少しアップで^^
そして山脈。雪がかかった部分だけに陽があたり、輝いてます。
標高差約500mを1時間45分で登るのですから、やはり、そこそこ急勾配です。
急坂を乗り切って、雷岩に到着!
雷岩のてっぺんから富士山を望むemiさん(⌒-⌒)
大菩薩嶺の最高地点は展望もない狭いスペースなので、行ってもしょうがないという人もいるのですが、ここまで来たからにはやっぱり行きたいですよね^^
10分ほど歩いて最高地点に到達。標を囲んで記念撮影です。
最高地点から雷岩方面に戻ると、少し晴れ間が。雲の筋が面白かったのでパチリ。もう、富士山写真集のようです^^
いよいよここから、この山の魅力のひとつ、稜線歩きがスタート。そこにも富士山が写り込みます(^-^)
山脈とダムと街が一望できるスポットも。
標高2000m地点を通過。頂上から50mちょっと下ってきたことになります。
この稜線、よく山の本やガイドブックなどでも見かけます(^-^)
富士山を望む岩場で昼食。ですが、急に風が吹いてきて寒かったです。2000m超の山ですからね。防寒対策はお早めに(;^_^A
風がやまないので昼食を早々に切り上げ、ふたたび稜線歩きに突入。
富士山を見ながら稜線歩きなんて贅沢です(^-^)
斜面がきれい。
賽の河原に到着。
ちなみに賽の河原とは三途の川の河原で、親よりも先に死んだ子が石積の刑を科せられる場所。あと少しで積み上がるというところで鬼が来て、それを崩してしまうのだとか。ギリシャ神話の「シジフォスの岩」みたいですが、賽の河原では、最終的に地蔵菩薩が助けてくれるのだそうです。
振り返って見た賽の河原の風景。秋の曇天ということもあり、寂寥感があります。
介山の小説で名高い大菩薩峠に到着。まだまだ富士山が見えてます。
介山荘へ向かう稜線。ここも有名なスポット。
下ったところで作戦会議……、ではなく……。
見えていた山々が何だったかの確認をしていたのでした。
介山荘に到着。食べ物やお土産などが売られていて、近くに無料のトイレもありました。
大菩薩峠で記念撮影。まだまだ12時くらいですが、この季節、曇りだと夕方のような雰囲気でした。秋冬、2000m級の山は早く登って早く下山が鉄則ですね。
なだらかな坂を下る反時計回りで下山開始。
このルートは脚に負担なく下ることができます。途中、沢もありました。
富士見山荘に到着。赤い花を咲かせている木に注目する女性陣。遠くにやはり富士山が^^
福ちゃん荘&分岐点に戻りました。下りはゆるやかな坂ですが、当然距離は登りよりもあるので、少しゆっくりめに歩くと登りと同じくらい時間がかかります。
駐車場とトイレが見えてゴール!
下山後はやまと天目山温泉で温まってから帰りました。
甲州市→やまと天目山温泉
今回、経験者の方の話を聞きながら登りましたが、時計周りと反時計回りでだいぶ印象が違うようです。富士山を前にするか背にするかの違いも大きいですね。晩秋で、雪をかぶった周囲の山の姿が格別に美しく見えました。もう一度、今度は抜けるような青空のもと、登ってみたい山です。
翌年の山行記はこちらをクリック→大菩薩嶺2