~霧氷と紅葉の蔵王山~お釜はやっぱり大きかった(⌒-⌒)
10月5日(火) 晴れ
所要時間3時間50分(登り:1時間50分 下り:1時間40分 休憩:20分)
歩行距離:9.4km 累積標高差:580m
地蔵山頂駅→蔵王地蔵尊→地蔵山→ワサ小屋跡→熊野岳避難小屋→熊野岳分岐→馬の背→刈田岳→蔵王レストハウス→馬の背→熊野岳分岐→蔵王山神社→熊野岳→ワサ小屋跡→地蔵山→蔵王地蔵尊→地蔵山頂駅
(ガスが消えるのを待つ30分を含み、ロープウェイの時間は除く)
行ったことがある人からとにかく紅葉がきれいだと聞き蔵王連峰にやってきました。巨大な火口湖「お釜」がメインに控える代表的ルートを歩きます。
当初は刈田岳のある蔵王レストハウス駐車場に車を停めてスタートする予定でしたが、前日になんと蔵王エコーラインが凍結のため通行止めに。急遽ロープウェイを使って逆ルートから登ることに。
ちなみにこのロープウェイは「蔵王ロープウェイ」です。すぐ近くに「蔵王中央ロープウェイ」も通っていますが、それは山頂駅には行かないので注意。山頂駅に行くにはまず蔵王ロープウェイで樹氷高原駅に行き、そこから蔵王ロープウェイ山頂線に乗り換えます。料金は二つのロープウェイの往復で2600円。
エコーラインの通行止めも影響したのか、始発の8時半に合わせて続々車がやってきます。
始発に乗り、まずは樹氷高原駅に。この駅から登りはじめることもできます。
乗り換えて山頂駅に行きます。
ロープウェイからの景色。伝え聞いた通りの素晴らしい紅葉です(^-^)
あれ?なんか白が混ざってる(・_・?)
降りて近くで見てみたらビックリ。霧氷です!
最初に登ろうと思っていた三宝荒神山も霧氷とガスに包まれています。ということで後回しに。
お地蔵さんもガスの中。予報は晴れなので帰りには晴れてるかも。ということでこれも後回しに。
並行して巻き道があったりするのでルートは確認しましょう。
まずは地蔵山を目指します。写真右はガス、左からは日差し、紅葉もあれば霧氷もありのすごい景色です^^;
この日、急に寒波がやってきたため霧氷と紅葉のコラボが実現したそう。
何度も登っているという仙台からの女性と話をさせていただきましたが、彼女いわく「今日は最高です。こんな日はありません」とのこと。霧氷はいいとしてかなりガスってるんですけど、ホントに?
すごくきれいです。10月初旬にこんなものを見られるなんて感激^^
紅葉に霧氷が。
びっしりついたこの氷は、風が吹くとハラハラと落ちるのです。
霧氷と紅葉の共演・競演・饗宴ですね(^-^)
たま~に青空も見えますが、基本すごくガスってます。
山頂駅もガスの中。でも紅葉に白がかかっている景色は美しいです。
地蔵山に着きました。宮城県側は少しガスが晴れてきました。
人気のコースなので登山道は整備されています。行きの道の眺望は望めそうにないので霧氷を中心に楽しむことに。
いい感じ。
かなり濃いガスだったので標識があると助かります。
ガスがなければさぞすごい景色だろうに……。帰りに期待です^^
たまにサァーっとガスが晴れる瞬間を狙って紅葉をパチリ!
ガスの中なんですけど、それも幻想的でなんだか楽しく歩けました。いや、ホントに。
ワサ小屋跡に到着。熊野岳まで半分歩きました。
この平坦で広いガレ場はいいですね^^
ガスが晴れればこの景色。全部晴れてくれ~
序盤は眺望がなかったせいか、この感じの道、印象に残ってます。
霧氷について詳しい登山者がいらして、その方の話をみなさん聞いていました(^-^)
この近道を行くと割とワイルドな感じの登り。そのままの道を歩くと緩やかな登り道だと前出の仙台の女性が教えてくれました^^。ガスもあるので近道は使わず行きます。
草紅葉と霧氷のコラボが見事!
ナナカマド?霧氷に包まれてます。
自然が作る造形美ってすごいですね^^
こちらへ向かってくる登山者が……。けっこう撤退する人も多かったです。僕もこの時点ではそろそろかな…と思ってました。
しかし霧氷を見る機会はそんなにないので、もう少しと思ったところで「エビの尻尾」です。風が吹きつけて霧氷がエビの尻尾のような形になったもの。
エビの尻尾も見たし、そろそろ引き返すかと思うと晴れ間が出たりします。ツンデレだなぁ蔵王……。
熊野岳に行くつもりが、なぜか熊野岳避難小屋に。途中の分岐を間違ったみたい。熊野岳は帰りに寄ることに。
熊野岳を通過して馬の背を歩いていると、村上からいらしたという年輩の方が「もうここからはお釜が見えているはず。今日はダメだから帰ろうと思って」とのこと。僕がもう少し粘ってみますというと付き合ってくださることに。
本当にその直後でした。
さっきまで真っ白だったのに、まさか……。
うおぉぉ!日頃の行い良過ぎーー!まるで巨大な恐竜にでも出くわしたような衝撃です。
青空の先に刈田嶺神社が見えてきました。
馬の背とお釜ってこんな場所だったのね^^
お釜の全貌と左奥にある熊野岳。避難小屋も山頂に小さく。
火口湖の右側の画。
坂を上って刈田岳に到着。どうなることかと思いましたが、結果的にあきらめずに歩いてきて良かったです!
エコーラインの通行止めも解除され駐車場はびっしり。当初はこっちから歩く予定でしたが、お釜をメインイベントにしたいならロープウェイ側から歩くのがいいかも。
レストハウス。トイレや売店、軽食あり。
引き返します。行きには霧氷しか見てないので帰りの道が楽しみです^^
紅葉と刈田岳。
馬の背と熊野岳。避難小屋も見えます。
さっきよりも日が当たっているので最後にお釜をもう一度。これは本当に大スケールで迫力ありました。
こんなところを歩いてたのね^^;さっきはここ、真っ白でしたから。
行きにスルーしてしまった熊野岳に到着。帰りに来て良かった(⌒-⌒)
蔵王山神社です。標識の側面にはまだエビの尻尾が。
下山は行きに見た「近道」で降りることに。
広大な山肌に紅葉が。ここは特に黄色がきれいだと思います。
近道の表示の向こうには霧氷をかぶった山があったんですね(^-^)
地蔵岳への稜線もこんなくっきり。なんだか一日に違う山を二つ歩いた気分。
行きには霧氷に包まれていた場所。もうすっかり溶けて消えたようです。
こんな場所、通ったかな?行きには分岐があることにも気づかず。ガスでも心地好く歩いていましたが、やっぱり青空はいいですね(^-^)
晴れていればこんなに気持ちのいい木道なんですね。
霧氷の消えた山肌の紅葉はたぶん最盛期です。
山頂駅が見えてきました。ガス待ちにかなり時間を使ってしまったので奥に見える三宝荒神山は次回に登ろうと思います。
行きは真っ白だった葉も本来の色を見せてました。
最後にお地蔵さんに御挨拶。行きと帰りで違う山を登ったような感覚になった蔵王山。一粒で二度おいしい体験をさせていただきました。
2年後の2019年の記録はこちら→蔵王 熊野岳・刈田岳 ~レストハウス側からふたたびお釜と対面(⌒-⌒)~