夏の北ア 唐松岳~五竜岳②五竜山荘~五竜岳~遠見尾根~アルプス平
7月21日(土) 晴れ
所要時間8時間10分(五竜山荘~五竜岳:50分 五竜岳~アルプス平:5時間50分 休憩20分)
歩行距離:8.82km 標高差 登り:324m 下り:1299m 累積標高差:不明
五竜山荘→五竜岳→五竜山荘→遠見尾根分岐→白岳→西遠見山→大遠見山→中遠見山→小遠見山→地蔵の頭→アルプス平
[コース状況メモ]
・五竜岳の登りは切り立った岩場の連続です。手袋の装着をおすすめします。
・遠見尾根の序盤は鎖場あり。砂利が多く滑りやすいので意外に転びやすいです。アップダウンが連続するのでかなりハードに感じました。
・五竜岳、遠見尾根とも危険個所が多々あり気を抜くと危険です。くれぐれも慎重に。
一夜明けた午前4時過ぎ、五竜山荘前からの景色です。
まさに日が登ろうとしているところ。息を飲む瞬間です。
山小屋泊の醍醐味、日の出と雲海を堪能し……
五竜岳山頂へ向かいます。
ふつうの山道は最初の部分だけ。すぐにこのような難所となり、これはほぼ山頂まで続きます。
身体を起こして歩けるところでも、片側は崖になっているので注意が必要です。
特に早朝の暗い中、ヘッドランプを点けていく場合は細心の注意が必要。写真右側に見える赤い×印を見落とさないように。そっちへ行ったら危ないです。
慎重に登り進めて高度が上がり、鹿島槍ヶ岳の雄姿が目前に。
お、着いたか!?と思ったら山頂は奥のピーク。
奥のピークに行く途中に見えた立山連峰。ひときわ高く、とんがっているのが剣岳だそう。五竜岳の影が立山の山肌に映っています。
そのピークを登りきると……
頂上です。やりました!2814m制覇です(^-^)
山頂からの景色はコメントの必要なしですね^^ということでしばし無言で。
槍ヶ岳も見えました(⌒-⌒)
5時半前に下山を開始しますが、続々と山頂を目指す人たちが登ってきました。
山小屋に朝日があたってます^^
五竜山荘の朝食。ひと登りしてきたからかメチャおいしかったです(^-^)
昨日泊まった部屋を片付けて……
部屋の窓からの景色をパチリ。
小屋の入口付近で認定証をいただきました(^-^)
それでは出発です。
小屋近くの雪渓。昨日はガスがあったので手前に花が咲き乱れていることに気づきませんでした。
小屋の赤い屋根越しの五竜岳がなんか画になります(⌒-⌒)
ここから長くアップダウンの続く遠見尾根に突入。
まずは登ります。なかなかの景色です。
小屋を見下ろすとかなりの高度感^^
序盤の歩きやすい稜線を進んでいくと……
遠見尾根の最高地点、白岳に到着。
白岳付近に群生していたチングルマ越しの鹿島槍ヶ岳。う~ん、きれい(⌒~⌒)
チングルマが出たついでに今回の山行で出会った花たちを三連発で。
かなり下がってきて山小屋が目に入るのも限度という高度に(^_^)/~~サヨナラ
で、この遠見尾根ですが、かなりハードです。砂利道で滑りやすいのはもちろん……
鎖場あり……(写真はベテランchiroさんに指導を受けるねこ実)
岩場あり……
細い尾根を歩き、いくつかの小山を越えていくので登り返しがきついのです(;^_^A
この写真も急な下りをしたあと左上へ向かって延びる細い道を登り返します。
アップダウンを繰り返し西遠見付近に来ました。五竜山荘下に広がる雄大な雪渓ともここでお別れです。
西遠見の池塘……なんですが、まだ雪に埋まってました。紅葉シーズンは美しい景色が見られるそうです。
西遠見以降はほぼ樹林の中を進み……
ハイキングコースとも合流したり。ちょっと道が狭くすれ違いがしにくいですが、一般的な山道を歩いていきます。
白馬五竜高山植物園を通過して……
15分ほど歩いたらアルプス平に到着です!お疲れさまでした。
帰りは信州白馬かたくり温泉「十郎の湯」に寄って二日間の汗を流して行きました(温泉の施設の写真を撮り忘れたので(-_-;)いらすと屋さんのいらすとで温泉を表現^^;)。
信州白馬かたくり温泉→「十郎の湯」
唐松岳~五竜岳縦走は大変歩きごたえのあるコースでした。当日は酷暑とも言える気温。体力の消耗も激しく厳しい山行となりましたが、景色は素晴らしく踏破した充実感もひとしお。北アルプスの入門登山として人気というのも納得です(⌒-⌒)
写真は道の駅おがわのざるそば。土日など白馬村近くの店が混んでいるときは、高速道路に向かう途中にあるここで食事をとるのもGood!なかなかおいしいと評判の蕎麦ですよ(^_^)
一日目はこちら→唐松岳~五竜岳①八方尾根~唐松岳