冬の黒斑山を軽アイゼンで ~山頂からは“ガトーショコラ”の浅間山を(^-^)~
2月19日(水) 晴れ
所要時間4時間(登り:2時間10分 下り:1時間10分 休憩40時間)
歩行距離:5.6km 標高差:429m 累積標高差上り:500m 下り:499m
高峰高原ビジターセンター→車坂峠→車坂山→コマクサ展望台→槍ヶ鞘→トーミの頭→黒斑山→トーミの頭→高峰高原ビジターセンター
↓当日のルート↓(地理院地図の実際に歩いた軌跡)
[登山口までのアクセス]
冬季、登山口のある高峰高原ビジターセンターへ至るチェリーパークラインはスタッドレスタイヤ装備かチェーン装着が「絶対条件」といってもいいと思います。この日の状況だと、滑り止めがなかったら最後の坂で動けなくなった可能性大。
[トイレ]
冬季はビジターセンターのトイレは使えません。高峰高原ホテル横の公衆トイレも閉鎖されているので、ホテルに入り(登山靴を脱いでスリッパに履き替えて)、フロントの方に断ってホテル内のトイレを借ります(任意の協賛金箱があったので100円を入れました)。
[コース状況メモ]
・雪山初心者の入門と言われるだけあって、雪があってもよく踏まれていて歩きやすいです。
・降雪による道の状況次第ですが、だいたい軽アイゼン(チェーンスパイク含む)のみで走破できることが多いようです。この日はほとんどの方が軽アイゼンで、数名、スノーシューの方がいました。
・下りに使った中コースは最後の方にあるスノーシューゾーンとの分岐の標識は非常にわかりづらいので、よく確認して進んだほうがいいです。僕らは指示通り(これが間違っている or 図がわかりづらい)に進んだため、スノーシューゾーンに入ってしまい、踏み抜きに苦しみました。黄色リボンはスノーシューゾーンの案内ですから、アイゼンの人はそちらへ進むと苦戦します。
本格的な雪山は僕らには到底無理ですが、入門編の山なら行けるんじゃないかということで、去年の赤城山に続いて今回は過去に二度登っている黒斑山を選択。雪の上を歩いてきました。
高峰高原ビジターセンターの駐車場です。
9時前に到着。平日ですが、すでに5、6台の車が停まっていました(下山時は20台ほど)。
この日のためにそろえた冬靴と軽アイゼンを装備してスタートです。
駐車場から道路をわたって少し坂を上がったところにある車坂峠の登山口。
今日は登りが表コース、下りに中コースを歩きます。表コースは登り返しが何か所かあり、中コースは登り返しがないので、この選択が一般的みたいです。
先行者の歩いた踏み跡の上を進んでいきます。
ちょっと登ったらすぐ下りに。
そして最初の登り返し。
前日に降雪があったようで、少し雪が深い場所も。
少し登ったところで後ろを振り返ったら、この衝撃!
最初に来た時も衝撃を受けたんですが、黒斑山はちょっと登って後ろを振り返るたびにインパクトある景色が視界に入るんです。
青空に雪が映えますね。
あんまり雪庇に近づかないように。
左に見えるのが黒斑山の山頂かな。
ここでもう一回背後の景色をパチリ。あとから雲がかかることもありますからね。しかし素晴らしい景色です(^-^)
シェルターも雪に埋もれています。
中の様子。
シェルターを過ぎてすぐ、槍ヶ鞘に到着。浅間山の全貌が見えました。パウダー状の雪をかぶった様子が洋菓子のガトーショコラに似ていることから、その名で雪の浅間山を表現する方も多いです。
浅間山を右手に、山頂目指して樹林帯の横の坂を登っていきます。
この坂が今回のコースでは一番の急登ですが、あまりに青空が美しく見えるので疲れも吹っ飛びます。
槍ヶ鞘から一旦下って、登り返してきたところ。
登り切ったところがトーミの頭。最高地点は黒斑山の山頂ですが、一番の展望スポットはここ。写真を撮りまくります。
ここからの浅間山は最高です!
北アルプスもバッチリ。
これは中央アルプスでしょうか。
左に八ヶ岳、右には甲斐駒ヶ岳と仙丈ヶ岳が見えます。
富士山も恥ずかしそうな感じで見えてます(⌒~⌒)
御嶽山もくっきり。
ほんの一瞬で浅間山がガスに包まれ、また一瞬でガスが晴れる様子が幻想的でした。
トーミの頭から黒斑山の山頂へ向かいます。
樹林帯に突入。
林の中からパチリ。
浅間山の麓の「賽の河原」。雄大です。
そして、着きました!黒斑山の山頂です。といっても、最高地点というだけで、トーミの頭に比べると山頂らしさはないんですけどね(;^_^A
山頂は早々にあとにして、ふたたびトーミの頭に戻って昼食です。
トーミの頭の上にたくさんの人がいます。平日とか関係ないですね。やっぱり雪山として人気なんだと実感。
トーミの頭に戻って、さっき撮らなかった方面の景色をパチリ。
アルプスはきれいすぎて何枚も撮っちゃいますね(^-^)
特等席でカップ麺です^^
昼食を終えて下山開始。下りはトーミの頭~槍ヶ鞘間の鞍部にある分岐点で中コース方面へ。
中コースのほうが距離は若干長いですが、登り返しがないので下りの道としてはいいかも。
こういう開けた場所はほとんどなくて……
遠くの景色が見渡せるのもここくらいだったかな……
ほとんどがこういう樹林帯の中を歩きますが、緩やかな坂が多いので気持ちよく歩けますよ。
で、ここが問題の道間違えの場所。妻は撮影している僕の方、つまり後ろからやってきて、そのまま前に進んでいます。看板の通りであれば、まっすぐ行けば車坂峠のはず。しかし、実際はまっすぐ行くとスノーシューコースです。看板だとスノーシューコースは右折となっていますが、右に行く道はありません。どうも少し図が違っているような気がします。道間違い防止策としてはGPSがあるなら見ながらゆっくり進むこと、黄色リボンはスノーシューコースの案内なので、そちらへは行かないこと。
一旦、スノーシューコースへ迷い込み踏み抜きに苦戦しつつも、すぐに元の道に戻り、駐車場に到着。お疲れさまでした。
帰りは「あぐりの湯こもろ」に立ち寄って帰りました。温泉はけっこう広め、休憩所も二か所あり、物産展の品揃えも充実している大きな施設でありながら、料金は500円。おすすめです(^-^)
おいしいこもろ 小諸市地産地消応援サイト→あぐりの湯こもろ