二十曲峠から登る杓子山 ~岩場ありロープ場ありの変化に富んだロングコース~
12月23日(木) 晴れ
所要時間6時間10分(登り:3時間 下り:2時間10分 休憩1時間)
歩行距離:10.7km 累積標高差登り:772m 下り:763m
二十曲峠→四等三角点 砂須山→加瀬山→立ノ塚峠→子ノ神→杓子山
(帰りは来た通りのルートを引き返す)
↓当日のルート↓(地理院地図の実際に歩いた軌跡)
[登山口までのアクセス]
・忍野村役場を過ぎ二十曲峠に至る最後の3キロほどが林道(全面舗装路)。一部細いところもありますが、退避スペースがところどころにあり見通しも良いほうなので苦もなく辿り着けました。
・二十曲峠にトイレ有り。
[コース状況メモ]
・二十曲峠から立ノ塚峠までは緩やかな坂、一部急登、平地、尾根道がなどが混在する一般的な山道で危険個所はありません。
・立ノ塚峠から子ノ神までは急登にロープ場、岩場もあります。岩場は慎重に行けば問題ないものの、思ったより長い区間続き、急峻でもあるので細心の注意が必要です。
・子ノ神から山頂までは主に細い尾根道。大岩を越えるところだけ注意が必要ですが、危険個所はありません。
・この日もそうでしたが、この時期の山頂は霜が溶けるため足元がグチャグチャです(かなりひどいので苦手な方は対策を)。
過去2回は鳥居地峠から登った杓子山。3回目の今回は、変化に富んでいて楽しいと評判のロングコース、二十曲峠からのルートを登ってみました。
二十曲峠です。富士山の展望スポットとして人気のため、登山客以外の車が多い場所です。
7時20分頃到着。
二十曲峠は忍野の富士八景に選ばれていることもあり……
出オチとも言える絶景が。ここから登る人の合言葉は「もう、これでいいんじゃないの?」だとか(笑)。
南アルプスもバッチリ見えてます。
駐車場の奥にはバイオトイレがあります。
石割山方面に行くときは、この鳥居を潜って行きますが、杓子山方面はここではなくて……
道路を渡ったこちら側へ上がっていきます。
スタート直後のくま笹ゾーンを越えると……
いきなり急坂登場。
登りっぱなしではなく、緩やかに下ったりも。
本コースは登山中、常に左側に富士山が見えているので力が湧きます(^-^)
アップダウンはありつつも、それほど大変でない道を30分ほど歩いて……
加瀬山を通過。
加瀬山から先の急下りゾーン。帰りはここを登るんだぁ……となる場所ですね(^-^)
とはいえ全体的には気持ちのいい道が続きます。
登りもけっこうありましたが、こういう広々とした平地も。
立ノ塚峠に到着。ここから子ノ神までは急登や岩場などハードな道が連続します。山頂まで、距離的にはここが中間地点なのですが、ここまでが1時間だったのに対して、ここから山頂までは2時間かかるんです。いかに大変かがわかりますね。覚悟して出発です(;^_^A
いきなり急登来るか!?と思ったら、まずは長~い細尾根。
急登ゾーン突入。
30分ほど急登を進むと……
ロープ場、岩場ゾーンに入りました。
慎重に行けばこうした場所が得意でなくてもクリアできるレベルですが、油断すれば危ない所もあります。
集中を切らさず少しずつ進みます。
岩場途中の展望スポットから見た富士山。
岩場途中の展望スポットから見たアルプス。輝いてます(⌒-⌒)
他の方の山行記で見て知ってはいましたが、実際ここを通過しての感想は「意外に長かった」ということ。ただ、リーチのない妻でも問題なくクリアできる難易度ではありました。
岩場から先は立ちはだかる壁のような急登が登場します。
大変だけど、けっこう楽しい登りです(^-^)
木がなくなって来ました。どうやら尾根が近いみたい。
子ノ神に到着。ここから先は尾根歩きとなります。
富士山を見ながらの細尾根歩き(⌒~⌒)
正面に見えるのが目指す杓子山。本コースの最高地点はさきほどの子ノ神なので見下ろす形になってます。
さらに尾根道を進むと……
大岩が登場。岩の右脇を通過した人が山行記に「危なかった。登って通過すべし」と書いていたので迷わず登ります(実際そのほうが安全に思えました)。
大岩の上からの一枚。
さらに尾根道を進み……
最後の坂を登って……
山頂に到着!なにはともあれ定番のショットをパチリ。オブジェ越しの富士山です(⌒-⌒)
山頂の様子。以前よりテーブルが増えてます。
南アルプス。
白峰三山や甲斐駒ヶ岳も見えてます。
街はミニチュアのよう。
奥多摩方面。
富士五湖方面まで360度の大展望です(^-^)
写真撮りまくり(笑)。
写真撮りまくり(笑)。
景色を堪能して下山します。
下りの岩場はこういう感じで、岩に顔を向けて降りました。
ポカポカ尾根道を気持ちよく歩いて……
二十曲峠に戻りました。お疲れさまでしたm(_ _)m
広々とした平地あり、細い尾根道あり、急登あり、ロープ場あり、岩場あり。評判通りの楽しいコースでした。大変なところもありますが、木の枝越しに常に富士山が見えているので力をもらえます。そして、なんと言っても山頂からの景色。富士山が大きく見えるという点ではトップクラスの山なんじゃないかと思います。
他の杓子山の山行記はこちら→2017年の山行記 2020年の山行記
帰りは紅富士の湯に寄って帰りました。大きくて清潔感あふれる施設です。
山中湖温泉→紅富士の湯